オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

読書三昧

2022年05月07日 11時46分53秒 | 読書

まりさんのブログに紹介されていた「桜ほうさら」は、
オカンも以前読んだのに、中身がすっかり抜けとる。
気持ちが悪いから読み返しました。

【画像】左から、桜ほうさら、初ものがたり(完本)、きたきた捕物帖
(宮部みゆき著)

桜ほうさらを読み始めた出だしでポコ〜ンと記憶が蘇った。
二度目だけど、やっぱり面白い。
なんで忘れていたのか不思議なな。

御用商人から賂を受け取ったと嵌められて命を断った主人公の父親。
そして嵌めたのは、実は……
偽造文書を書いた代書屋が主人公に言うの。
お前の父親には助けようとする人が居なかった。
そんな人ではない、それはおかしいと言ってくれる人がいなかった。
だから嵌めるにちょうどよかったのだと。

その言葉に既視感を覚える。
「夫の墓には入りません」に出てきた、潰してもいい女の条件ね。


次に、初ものがたり(完本)
初物にまつわる謎解き
岡っ引きの茂七親分は行き詰まると屋台の寿司屋に出かける。
親父と話していると、事件解決の糸口が見えるのです。
ここに登場するいなり寿司屋の親父は、
何故か地回りが手出しをしない。
元は武士らしいけど来し方は謎なの。
あるとき子どもを探していると、ポロリとこぼしたのね。
どうやらそれは、きたきた捕物帖の登場人物と関係があった。
地回りが手出しをしない訳もぼんやり分かったわ。

その、きたきた捕物帖は親分の急死で行き場を無くした、
身寄りのない一番下っ端の少年(16歳)の成長のお話。
桜ほうさらの笙さんもそうだけど、
この北一の周りの人も人情に厚い人たちです。
それもそのはず、笙さんが住んでいた長屋に北一が入ったので、
住人も差配さんも再登場なのですよ👏



【画像】本所深川絵図(きたきた捕物帖)

ところでオカンは、この少年北一が、
初ものがたりに出てきた寿司屋の親父の子どもかなと思って読んでました。
けど、ものがたりの年代が随分違ってたわ。
歴史上の人物が出ないと時代が見えないです。
今月末に続編が出るそうで待ち遠しい。
図書館にリクエストしなくちゃ!

ミャーコさん依頼のバッグも気になるけど、
材料を見えないところに隠して、
こっちを先に三冊続けて読みましたの。
なのでこのあとは、しばらく編み物にかかります。
アッ君にも敷物4枚頼まれてるし。
(接ぎ合わせてクッションにするらしい)