パラパラと冒頭を読んで引き込まれて借りてきた、
朱川湊人著「あした咲く蕾」
解説がな、宇江佐真理なんだもの、借りるわなぁ。
【画像】朱川湊人著「あした咲く蕾」
顔立ちの良さとはうらはらに、まぁ口が悪いというかがさつというか。
主人公の母親の妹（つまり叔母ちゃん）が、
同居することになって、そこからの不思議話。
表題作のあした咲く蕾は叔母ちゃんの持つ不思議な力による出来事。
そのことが原因で叔母ちゃんは命を「失くす」のですけどねぇ。
雨が降る日に限って人の心の声が聞こえてしまう女の子。
月の雫を飲ませてくれる叔母の話。
など、全編が不思議話です。
ちなみにこの本は短編集なので一話完結です。
【画像】朱川湊人著「かたみ歌」
こちらのかたみ歌は解説が諸田玲子。
もちろん借りねばならぬ。
（お鳥見女房シリーズはじめ数々読みましたの。）
年代はズレているけど、物語の舞台は同じ町。
こちらも一話完結、と思いきやラストでつながっていた。
どちらも昭和なオカンには懐かしい時代を軸にしたお話。
不思議話はホラー？なのかな。
でも二作ともほんわり暖かい気持ちになります。
一部そうでないものもあるけど。
当分はまりそうだわ。