町田そのこ著「ぎょらん」を読了。
(以下は紹介文より)
噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。
地方都市の葬儀会社に勤める元引きこもり青年・朱鷺は、ある理由から都市伝説めいたこの珠の真相を調べ続けていた。
「ぎょらん」をきっかけに交わり始める様々な生。
死者への後梅を抱えた彼らに珠は何を告げるのか。
傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描く7編の連作集。
文庫書き下ろし「赤はこれからも」収録。
友人の自殺体を発見した兄(朱鷺)は、それが原因で大学を中退して引きこもった。
父親は亡くなっており生活は母と妹の収入でやりくりしている。
妹の恋人が事故死したことをきっかけに物語が進んで行きます。
兄が引きこもったのは、友人の遺体を見つけたことだけが原因ではなかった。
でもこれは最後の方で明かされるのでね、
話しちゃいけないねぇ。
興味が湧いたら読んでみてね。
この読後感は9月にブログに上げたつもりで忘れていたものです。