ジャスミンの花開く

『 ジャスミンの花開く 』

　１９３０年代の上海。
映画スターに憧れる１８歳の茉（モー）は、映画会社の社長モンに見初められてデビューを果たす。
だが、そんな矢先にモンの子を妊娠し、茉の女優としての道は閉ざされてしまう。

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０６/０７/０７　【　◎　】
※　　◎・・・よかった　○・・・まあまあ　△・・・もひとつ　☆・・・おすすめ


チャン・ツイィーのために作られたような作品でした
１人３役を見事に演じ分けていました。
１８歳を演じたのには驚きでしたがほんとに初々しく可愛い少女でした

≪パート１茉（モー）≫

茉１８歳　映画スターに憧れ、夢見る少女
もともと童顔のせいか、少女に見えるから不思議



茉２０歳　誕生パーティーの席での歌披露
髪型と化粧を変えただけでこんなに変身



母親になった茉



心変わり？
言うことを聞かなかった茉を捨てた？
窓辺にたたずみ、来ることのない人を待つ身の辛さ切なさがにじみ出ていた。。。


≪パート２莉（リー）≫

高校生の莉
ここでも１０代を演じている



労働党で働く同級生との結婚




複雑な思いで母と同じ窓辺にたたずみ悩む莉



女としての哀しみ、それゆえの妄想、自ら招いた不幸・・・
同性として痛いほど分かるだけに、ズタズタボロボロ感がたまりませんでした。


≪パート３花（ファ）≫

ここでも１０代です




祖母茉に彼を紹介する花




驚愕の手紙の内容は・・・？



８０年代と言うのに写真館を営んでる家に電話がないと言うのはちょっと不思議な気がしたけど、それもこれもあの出産シーンのための伏線だったのか・・・？
「母は強し」と言うのをまざまざと見せつけられたような気がしました。

全編を通して茉は登場しているのですが、過ぎてしまった自分の過去を懐かしんだり悔やんだり・・・
女としての悲しさや切なさがひしひしと伝わってきました。