おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

母の見舞い

2007-03-31 16:02:05 | 日記


 溜まった映画の感想を頑張って記事アップしていたら、弟から電話があり、
「これから母の見舞いに行くけど寄ろうか?」と言うので、
今月はまだ行ってなかったから拾ってもらい一緒に行くことにした。

先月行った時には、私は母のお姉さんで、弟は従姉弟だった。
私は母のお姉さんだと言っていながらも、「自分はあんた達より年が上だから、
白髪が多く目立っているから染めなくてはならない」と言ってみたり、
(着ているものは気にならなくても白髪は気になるらしい・・・)
「私も早く結婚せんといかんねぇ~」と言ったりしていたのだが、
今日は、私たちの顔を見つけると嬉しそうに笑いかけ「久しぶりやねぇ~」
と言ってきた。

「誰か判るの?」と聞くと「私の娘と息子」と言い、
名前は分かるか聞いてもちゃんと間違えずに言うことができた。
そして「子ども達はみな元気?」とまで聞いてきたからビックリ!
「子ども達が何人いたか覚えてるの?」と聞くと
「さぁ~2人やったかねぇ~・・・?」と私の子どもの数は違っており、
弟の方は人数は合っていたが性別が違っていた。

私たちのことが認識できたことと子どものことまで聞いてきたから
つい嬉しくて、今日は回路が繋がっていて全部分かるのかと思ったら、
あやふやな部分もあったけど、もう私たちのことも認識できないほど
認知症も進行してしまったのかと諦めていただけに、1年ぶりくらいに
娘や息子と認識してくれて久々に嬉しかった!

お部屋の窓から桜を見たとか、かかっていたテープに合わせて歌を一緒に歌ったり、
ほんの僅かなひと時だったがコミュニケーションが取れてよかった!


ズームで撮ったのと、曇りだったので桜が映えないのがちょっと残念ですが
母がお部屋の窓から見たであろう桜

さくらん

2007-03-31 11:25:52 | 邦画
『 さくらん 』
[監]蜷川実花
[原]安野モヨコ
[脚]タナダユキ
[音][歌]椎名林檎
[出]土屋アンナ 椎名桔平 成宮寛貴 木村佳乃 菅野美穂 永瀬正敏 石橋蓮司 夏木マリ 市川左團次 安藤政信

 吉原の遊郭に売られた少女・きよ葉。美貌と気性の強さで一躍売れっ子となった彼女は、楼主と女将の希望に応え花魁となる。
名を日暮と改め、吉原一の花魁となった彼女にある日、武士の倉之助から結婚が申し込まれる。

≫≫ 公式サイト


07/03/07 【 ◎ 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ


『大奥』や『嫌われ松子の一生』みたいにすっごく色彩鮮やかで、まさに極彩色って感じでした。
・・・って、国際的フォトグラファーが手掛けてるんじゃ、この極彩色のビジュアルは当たり前の話ですね!?
全編を通してほんとに美しい映像だと思いました。


【道中】・・・花魁が盛装をして廓の中を練り歩くことを道中と言うなんて知りませんでしたが、
菅野美穂の道中は貴賓と風格があるようでとても綺麗でした。
土屋アンナのはちょっと粋過ぎたような・・・?

初めの方しか出番がなかった菅野美穂ですが、冒頭の道中のシーンといい、きよ葉が覗き見をしてしまうシーンといい、とても色っぽく貫禄さえ見えるような映画の最後まで土屋アンナと比較してしまう存在感がありました。

それに比べ、菅野美穂の後を継ぎ花形花魁となった木村佳乃は出番が多かった割には存在感が薄かったような・・・
役柄のせいもあるのでしょうが、土屋アンナに迫力負けしていたように感じました。

時代背景と椎名林檎の曲がミスマッチなようで、それでいて、あの極彩色にはぴったりマッチしているようで、なんとも不思議な感覚で観てしまいました。

『大奥』の時にも感じたのですが、あの時代には金魚が流行ったのでしょうか・・・?
花魁の部屋に置かれている金魚もそうでしたが、遊郭の入口の門の上に入れられていた金魚・・・
どうやって水を取り替えてるのか?とか、直射日光に当てられて大丈夫なんだろうか?とか、余計なことが気になってしまいました、、、。(苦笑)

ラストの桜を観に行くシーン・・・
その後はどうなったか・・・?
観る人のご想像にお任せしますってとこなんでしょうか・・・?
ちょっと切ないラストシーンでした。

ただ、土屋アンナの声が・・・
ハスキーでちょっと舌足らずのような喋り方が、なんか合わないなぁ~と気になってしまい、最後の最後まで耳に馴染むことなく気になったまま終わってしまいました、、、。

07-30(邦-12) イクスピアリ