つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

「劇団四季ソング&ダンス 55ステップス」観劇記 8/18

2009-09-05 23:05:42 | 感激!観劇!
2009年8月18日 18:30開演 大阪四季劇場

<ヴォーカルパート>
渡辺 正  芝 清道  李 涛
井上智恵  早水小夜子  今井美範

<ダンスパート>
岩崎晋也 金久 烈 川東優希 斎藤准一郎 斎藤洋一郎
徳永義光 成田蔵人 前田順弘 河野駿介

坂田加奈子 柴田桃子 高倉恵美 泉 春香 加藤久美子
須田綾乃 駅田郁美 今 綾乃 織田なつ美 柴田厚子

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大阪公演千秋楽を明日に控え、駆け込みでアップします(汗)


前回があまりに良かったので、勢い余ってもう1回行って来てしまいました。
ウォークマンで55ステップスナンバーリストを作って聴き込んでいたので
以前よりは冷静に聴けたかな、と思います。

開演前にも、色んなミュージカルのナンバーを掛けてくれるんですよね。
この間はクレイジー・フォー・ユーの「Slap That Bass」が掛かっていました♪
ちゃんとラストまで掛けてくれ、ナンバー終了と同時に、
幕にグルグルと投影され回っていた55の数字がピッタリ定位置にきて、幕開けとなるんですね。
3回目にしてようやく知りました。

今回はボーカルパートの入れ替えが。
阿久津陽一郎さん→渡辺正さんへ、秋夢子さん→今井美範さんへチェンジ。
渡辺さんは「マンマ・ミーア」で拝見済みですが、今井さんは
アンサンブルで観た記憶しかなく、お声を聴いたことがなかったため
どんな感じなんだろう、と少しドキドキ。

ダンスパートでは加藤さんが既に抜けられており、
注目は斎藤准一郎さんと洋一郎さんの双子コンビが同時に観られることでした。

今日は気になったキャストの感想を中心に。
●渡辺 正さん
正直なところ、キャスティングされたとき一抹の不安がよぎったのですが、
やはり慣れていない感がたっぷりでした。
一番気になったのは、舞台上を移動する時、床のバミリを目で確認しちゃってること。
・・・これはいただけません。
色々フォーメーションが変わったりするだろうけれど、しっかり体で覚えていただかないと
観ている方としては興ざめです。
「ようこそ劇場へ」での語りも、いまいちしっくりときませんでした。
周りのキャストがあまりにも慣れていて、ギャップを感じたのかもしれません。

歌について。
「星のさだめ」はラダメスを持ち役としている渡辺さんだから大丈夫かな?と思っていたら、
!?!?!?!?
アイーダとの息が合っておらず、聴きながらヒヤヒヤしてしまいました。
他のナンバーなどを聴いていると、渡辺さんは歌い方が少し単調なので
聴かせるバラード系よりもパンチとパワーで押せる歌のほうがお得意なようです。
「トプシー・ターヴィー」では結構はじけた歌い方だったし、
「飛躍に向かって」も想像以上に良く、「スーパースター」は
阿久津さんと同じぐらい、いえ阿久津さんよりパンチがあったように感じました。

終演後、他のお客さんも「アイーダは・・・(怒)」と色々思うところがあるようで、
分からないでもないかな、と。
ま、私としては「スーパースター」がもっと消化不良になるのでは?と思っていたので、良しとします。
終わりよければ全てよし、ということで。

●今井美範さん
しっかり歌声を聴いたのは初めてでしたが、パンチのある歌声ですね。
想像以上に良かったです。
確か、今井さんはアイーダや「ウィキッド」エルファバにもキャスティングされているという
密かな(?)実力派ですものね。
一番いいな、と思ったのは「シャドウランド」ですね。こういう深い声、ナラに合います。
と言いながら、「キャッツ」シラバブでのかわいらしいお声も出されていて、さすがでした。

●坂田加奈子さん
坂田さんって、何であんなにカッコいいのでしょう!!
(余談ですが、遠目で見ると井上智恵さんに似ているなぁと感じることもありますね)
観ているこちらがスカッとするような、無駄のないシャープな動き。とてもステキです。
圧巻なのは「ヴァリエーションズ」ですね。
紅一点(というのもはばかられる雰囲気です)の坂田さんが男性ダンサーズを従えて
踊るのですが、もう男性とか女性という区別をする必要なんてないんじゃないか?!
と思わせるほどの、カッコよさ、クールさで魅了させていただきました。
「ヴァリエーションズ」坂田さんを例えると「男性社員を従える女性BOSS」という感じでしょうか。

その他、もろもろ・・・
ノートルダムの鐘の「トプシー・ターヴィー」で加藤久美子さんが演じていた(踊っていたのですが)
エスメラルダ=「ゴッド ヘルプ」で井上さんが演じていたキャラクターだということが、
最近になってようやく分かりました。
「55~」グッズでエスメラルダのチャームが販売されていて
「エスメラルダってメインキャラなんだ?!」とは思っていましたが
まさか加藤さん=井上さんとは。あの流れでは別人なのかと思いますよね。
後日、サントラCDを借りてようやく納得しました。

それと、「ドレミの歌」で「♪ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・」の歌に合わせて
ボールを投げるところは、なかなか難しいですよね。
歌とボールがちぐはぐになってしまっているので、私としては要らないのではないかと。
苦労して投げているけれども、あまり伝わってくるものがない気がしました。

今回は、かいつまんでのレポになりましたが、とうとう明日で千秋楽ですね。
ベストキャストならばもう一度観たい!と思いましたが・・・ウォークマンを聴いて我慢します。

この演目で一番嬉しかったのは芝さんの歌が堪能できたことでしょうか。
なかなか関西には来て下さらないし(京都劇場のジーザス以来ですよね)
次回作品「ウィキッド」で芝さんの出番は有り得ないし、
今後はいつお目にかかれるか分かりませんが、「ドレミの歌」や「チムチムチェリー」での
お茶目な一面も見られたし、満足です。
一つだけ欲を言えば、「スーパースター」は芝さんで聴きたかったな~~~!!!

「55ステップス」のDVD発売希望!!!!