ついに観ました!「恐れを知らぬ川上音二郎一座」DVD。
いや~、笑った、笑った!!
上演時間があっと言う間に感じるほど、愉快な作品でした。
こんなに笑ったのは久しぶりだし、コメディを観るのも久しぶりだったので
すごく新鮮な気分に浸れましたね。
三谷幸喜さんの作品は、各キャラクターが
ムラなくしっかり描かれているのが特徴ですが、
濃いキャラクター満載にもかかわらず、ストーリーがもたつかないのが
三谷さんの力なんでしょうね。
最初の10分間ぐらいで、これまでの音二郎と貞について
ザッと描くのはちょっと乱暴かなと感じましたが、
それがあるのとないのでは、本編の見方も変わるし、
10分以上かけて説明すると、それこそもたつくし(飽きるし)
ああするしかないんでしょうね。
でもユースケ・サンタマリアさん、あまりに早口なセリフなので
口がついていってなかったところがありました。
主役の音二郎と貞には、残念ながらあまり魅力は感じなかったです。
ユースケさんは、きっとどの舞台でもあんな感じになるだろうし
(というより、ああいう雰囲気を求められてキャスティングされる
だろうと思うので、仕方がない?)
常盤貴子さんも、舞台女優としてはまだまだかな・・・と。
誰もがひきつけられる貞の魅力が表現しきれていなかったと思います。
確かにキレイな女優さんではありますが、ハッと惹かれる演技ではないので、
貞役に説得力が感じられなかったかなぁ、と。
舞台用の発声でセリフを言うだけで精一杯なのが伝わってきました。
その代わり、その他キャストの何と魅力的なこと!
三谷さんもそれを狙ってキャスティングしているとは思いますが。
もう、この人!とピックアップすることはできませんね。
浅野和之さんの女方は最高で、衣装を着けた姿は
中村歌右衛門丈をほうふつとさせたし、
今井朋彦さんは一筋縄ではいかないシブさが漂っていたし、
阿南健治さんのジャンピング力には舌を巻いたし、
小林隆さんの歌のお上手なところに関心し
是非ミュージカル界へ進出してほしいとさえ感じたし、
新納さんの普通さは心地よかったし、
戸田恵子さんの劇中劇でのロボット歩きには
ひとごととは思えないリアルさがあり(昨年の自分を思い出しました)
瀬戸カトリーヌさんの「ある意味反則的な役」には
思いっきり笑わせてもらいました。
そして、堺正章さんの芸達者ぶり。さすがですね。
講釈師や最古参の爺さんの2役をこなし、大活躍です。
あと、何と言っても堀内敬子さん!
近頃三谷さんのお気に入り女優さんとして活躍されてますが、
まさか前編通して津軽弁だとは・・・恐れ入りました!
四季時代「ユタと不思議な仲間たち」に出演されていたんでしょうかね?
(あれは津軽弁ではないけど)その下敷きがないと
あの方言はこなせないだろ?と思わせるほどの
日本語とは言えない津軽弁を、よくあそこまで駆使したものだと
関心を通り越して、尊敬の念さえ感じてしまいました。
DVDでは津軽弁標準語字幕を出して、やっと何を言ってるか
分かったぐらいですから。
舞台では、字幕なかったんでしょうか??
忘れちゃいけないのが、堺雅人さん!!
あてがきされているだけあって、なるほど予想されたとおりの
インテリ&真面目な座付き作家さんでしたね。
地味な役割ですが、時々見せる超クールな突っ込みは最高だったし、
三谷さんからは、俳優としての信頼と、
実力を認められているのだろうな、と感じましたね。
あの役は俳優としての信頼がないと
キャスティングできない配役のような気がしたのです。
だって、劇中で稽古を進行させていく役割を担っているだけに
堺さんがユースケさんみたいにごっそりセリフを飛ばしたら
あの作品は崩壊してしまうと思うから。
個人的には2幕最初の太鼓を叩く様がツボでした。
役作りだとは思いますが、リズムに合わせて規則正しく頭を振りながら
一生懸命太鼓を叩いているのを見ていて、
「がんばって!」と応援してしまいたくなるほどの
いじらしさ、不器用さが伝わってきました。
堺さんはリズム音痴なのか?と疑ってしまうほどの、不思議な動きでした。
劇中劇「ヴェニスの商人」の一部と、エンディングで
少し間延びしたところがありましたが、
全体的に面白い作品になっていたと思います。
そういえば、近頃コメディの舞台観てないな・・・
気が付けば四季ばかり観ていて、いつも泣いてばかりだったから。
また、四季以外の作品にも目を向けてみようかな。
いや~、笑った、笑った!!
上演時間があっと言う間に感じるほど、愉快な作品でした。
こんなに笑ったのは久しぶりだし、コメディを観るのも久しぶりだったので
すごく新鮮な気分に浸れましたね。
三谷幸喜さんの作品は、各キャラクターが
ムラなくしっかり描かれているのが特徴ですが、
濃いキャラクター満載にもかかわらず、ストーリーがもたつかないのが
三谷さんの力なんでしょうね。
最初の10分間ぐらいで、これまでの音二郎と貞について
ザッと描くのはちょっと乱暴かなと感じましたが、
それがあるのとないのでは、本編の見方も変わるし、
10分以上かけて説明すると、それこそもたつくし(飽きるし)
ああするしかないんでしょうね。
でもユースケ・サンタマリアさん、あまりに早口なセリフなので
口がついていってなかったところがありました。
主役の音二郎と貞には、残念ながらあまり魅力は感じなかったです。
ユースケさんは、きっとどの舞台でもあんな感じになるだろうし
(というより、ああいう雰囲気を求められてキャスティングされる
だろうと思うので、仕方がない?)
常盤貴子さんも、舞台女優としてはまだまだかな・・・と。
誰もがひきつけられる貞の魅力が表現しきれていなかったと思います。
確かにキレイな女優さんではありますが、ハッと惹かれる演技ではないので、
貞役に説得力が感じられなかったかなぁ、と。
舞台用の発声でセリフを言うだけで精一杯なのが伝わってきました。
その代わり、その他キャストの何と魅力的なこと!
三谷さんもそれを狙ってキャスティングしているとは思いますが。
もう、この人!とピックアップすることはできませんね。
浅野和之さんの女方は最高で、衣装を着けた姿は
中村歌右衛門丈をほうふつとさせたし、
今井朋彦さんは一筋縄ではいかないシブさが漂っていたし、
阿南健治さんのジャンピング力には舌を巻いたし、
小林隆さんの歌のお上手なところに関心し
是非ミュージカル界へ進出してほしいとさえ感じたし、
新納さんの普通さは心地よかったし、
戸田恵子さんの劇中劇でのロボット歩きには
ひとごととは思えないリアルさがあり(昨年の自分を思い出しました)
瀬戸カトリーヌさんの「ある意味反則的な役」には
思いっきり笑わせてもらいました。
そして、堺正章さんの芸達者ぶり。さすがですね。
講釈師や最古参の爺さんの2役をこなし、大活躍です。
あと、何と言っても堀内敬子さん!
近頃三谷さんのお気に入り女優さんとして活躍されてますが、
まさか前編通して津軽弁だとは・・・恐れ入りました!
四季時代「ユタと不思議な仲間たち」に出演されていたんでしょうかね?
(あれは津軽弁ではないけど)その下敷きがないと
あの方言はこなせないだろ?と思わせるほどの
日本語とは言えない津軽弁を、よくあそこまで駆使したものだと
関心を通り越して、尊敬の念さえ感じてしまいました。
DVDでは津軽弁標準語字幕を出して、やっと何を言ってるか
分かったぐらいですから。
舞台では、字幕なかったんでしょうか??
忘れちゃいけないのが、堺雅人さん!!
あてがきされているだけあって、なるほど予想されたとおりの
インテリ&真面目な座付き作家さんでしたね。
地味な役割ですが、時々見せる超クールな突っ込みは最高だったし、
三谷さんからは、俳優としての信頼と、
実力を認められているのだろうな、と感じましたね。
あの役は俳優としての信頼がないと
キャスティングできない配役のような気がしたのです。
だって、劇中で稽古を進行させていく役割を担っているだけに
堺さんがユースケさんみたいにごっそりセリフを飛ばしたら
あの作品は崩壊してしまうと思うから。
個人的には2幕最初の太鼓を叩く様がツボでした。
役作りだとは思いますが、リズムに合わせて規則正しく頭を振りながら
一生懸命太鼓を叩いているのを見ていて、
「がんばって!」と応援してしまいたくなるほどの
いじらしさ、不器用さが伝わってきました。
堺さんはリズム音痴なのか?と疑ってしまうほどの、不思議な動きでした。
劇中劇「ヴェニスの商人」の一部と、エンディングで
少し間延びしたところがありましたが、
全体的に面白い作品になっていたと思います。
そういえば、近頃コメディの舞台観てないな・・・
気が付けば四季ばかり観ていて、いつも泣いてばかりだったから。
また、四季以外の作品にも目を向けてみようかな。