HILLCLIMB

力を入れてバイクを造り、力を抜いてバイクで遊ぶ

イタリアンジョブ1

2008-12-29 18:00:58 | Weblog
つっち~さんがHILLCLIMBでオーダーしたスーパーコルサがなかなか入荷しないので、チネリをあきらめてデローザ・ネオプリマトに変更を勧めたことがある。
しかしつっち~さんはネオプリマトのフレーム精度が悪くて組立てが大変だったというブログを見つけて心配していた。

そんなつっち~さんの心配をなくしてあげるためにアドバイスをしてあげた。
「イタリアメイドのフレームは全部そんなもの」

送られて来た「MADE IN ITALY」のフレームに何も手を入れないでパーツを組み付けるのはまず不可能。
穴という穴、ネジというネジ、すべてさらい直しが最初の仕事。
だから手間のかかり方は半端じゃないけど、すべてが組み上がって完成すると、すばらしいたたずまいを見せるのがイタリアの自転車なのだ。
そこで目を近づけて細かいところまでじっくりと見てはいけない。
細かいところはいい加減でも、全体の雰囲気はすばらしいのだから。



もちろん今回送られて来たスーパーコルサも同じ。

メッキなどで厚くなっていて下玉押しが入らないのでフォークコラムのクラウンレースをさらう。




コラムのネジは・・・・そのままではまったく使えないのでコラムダイスでネジ切り直し。



ヘッドチューブの内径が小さいのでヘッドチューブリーマでさらいながら上下ワンの当たり面も同時にフェーシング。






フォークとヘッドセットを仮組みしてコラムの余分な長さを計る。




一旦ヘッドセットをはずしてコラムをソーガイドにセットして余分なコラムを金ノコでカット。




これでようやくフォークを付けることができる。
フォークが固定できると力仕事がしやすくなる。




シートチューブ内径は27.2のはずなんだけど・・・・ぜんぜん違う
小さい上に真円でもないので、リーマーでサイズを確認しながら少しずつ削る。




疲れてしまったので次回に続く

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お手数かけます・・・(^^; (つっち~)
2008-12-29 20:24:12
大変なんですねぇ・・・
イタリアンフレームを買って自分で組み付けるなんて不可能って事ですねぇ・・・
よろしくお願いしまぁ~すっ!!
フォークが付くとちょっと自転車らしくなってきますね。
つづきを楽しみにしていまっす。
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Unknown (BOO-G)
2008-12-29 22:00:20
ふわぁ~・・並んでるごっつい工具がいるわけですね~。
イタリアのクロモリフレームをキレイに組み上げられて
初めてプロショップって感じだな~。
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つっち~さん (HILLCLIMB)
2008-12-30 11:58:17
がんばります!
残るは日東ステムだけなのですぐ乗れそうなんですけどね~。
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BOO-Gさん (HILLCLIMB)
2008-12-30 12:22:39
最近どんどん自転車の規格が変わるので、今回使った工具の出番はほとんどなくなってます。
それにイタリアメイドフレーム自体も少なくなっていて、アジアやアメリカのフレームは最初からそこそこ仕上げてあるので、これほど工具総出ということは無いですね~
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