これはあくまでも、
一部、仮想のはなしSFの世界なので、
そういう前提で読んで欲しい。
ーー インディアナ・ポリス(重巡洋艦)、魚雷沈没事件 ーー
テニアン島に原爆のパーツを輸送したインディアナ・ポリスを
テニアン島、到着までに、沈めたら歴史が変わっていたのだが、
ウィキーによれば、1945年7-16サンフランシスコを出て、
7-19ハワイ真珠湾経由 7-26テニアン島(サイパン島の隣の島)到着。
そこで極秘荷物を降ろし、それが8-6広島。8-9長崎に落とされたのだ。
ただこの船は、7-30に日本海軍の潜水艦伊58に魚雷攻撃で沈められたのだ。
この時投げ出された水夫達の一部がサメの餌食になり、その話が映画
「ジョーズ」の中で、サメ狩りの船長が披露していたようだが・・・。
乗員1199名中、300人が沈没時死亡。約900名が漂流。
8-2に米軍哨戒機が発見。8-7に生存者は300名になり救助を終える。
600名はサメや救命胴衣なしの漂流疲れで海の藻屑と化した。
このインディアナポリスの艦長は、
その後、米軍の軍法会議で有罪になり、
水夫の遺族達に責められて1968年自殺したらしい。
軍法会議では伊58の艦長も出廷証言させられたらしい。
要するにタイムトンネルがあれば、伊58に乗り込んで、
テニアン島到着までに魚雷と回天の総攻撃で攻撃、沈没させたら、
広島・長崎の惨状はなかった事になる。この時代の戦況下、
伊号には回天も含んでいたらしい・・・・。
とまぁ、まったくありえない一部、仮想の話だが、
事実としての、沈没・救助の日付と
広島・長崎投下の日付を重ねると興味はある。
米軍にとっても極秘荷物を下ろした艦が、
数日後に伊58に撃沈されたことは、ショックで、
日本側、伊58でもなにやら重要船沈没の情報は掴んでいたらしい。
こういったことが日本への原爆投下にも、
少なからずの影響はあったかもしれない。
この沈没事件さえなければ、インディアナポリスの乗組員や艦長は
エノラゲイのクルーのように英雄として賞賛されたかもしれないが。
日本側の伊58の艦長もテニアン島到着前なら、
大金星の英雄になれたかも。
いずれにせよドイツ降伏の後の時期では、
日本の敗色は時間の問題だけだったので、
原爆投下を阻止しても、さらに戦況は悪化の一歩を
たどってしまい予測不可能な状況にはなっただろう。