春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『汚れなき旅情』GIRLS IN THE SUN(1968 ギリシャ)

2019-05-20 21:21:32 | 日記
監督=バシリス・ジョルディアデス
音楽=スタブロス・サルハコス

出演=アン・ロンバーグ、他

夏休みを利用して、ギリシャを訪れたイギリスの一少女が、ふとした事で、そこに住む純情素朴な青年を暴行の罪におとしてしまう。

ヒロインのアンを演ずるのは、新人のアン・ロンバーグ、そのういういしい魅力は、本国では爆発的人気を呼んでいる。1968年テサロニカ映画祭で最優秀主演女優賞を受賞している。

さて、まずはサントラ音源を紹介しましょう。


YouTubeに音源はないが、このシングル(国内録音)のジャケット


一応、サントラ盤とクレジットされているが、邦人演奏だとすぐわかる。女声コーラスが正に日本女性。
曲はもちろんサルハコスの音楽。おそらくサントラ制作が間に合わなかったのだろうか。ボーカルは入っていないが、サントラに忠実な演奏である。こうしたニセトラももっとYouTubeにあればいいのにとは思うのだが。なかなかタイトル通り、旅情溢れる曲である。

バシリス・ジョルディアデスといえば、やはり『夜霧のしのび逢い』であるが、自分の演奏が無理くり使われていながらにして、当のギタリストのクロード・チアリは、この映画を観ていないそうだ。

クロード・チアリ『夜霧のしのび逢い』


だいたい、ニセトラといえば、大抵「オリジナル・サウンドトラックより」と書かれているのである。

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ボルナ)
2019-05-20 23:35:51
サントラの方は全曲聴いてみると地中海風の感触がありながら、イタリアともスペインとも南フランスとも違っているのがギリシャ風と言っていいのでしょうか。そういえばミキス・テオドラキスも、ものによっては(例:「その男ゾルバ」)そんな感じがありましたし。一方で、微妙にピアソラっぽいところも随所にありますので、「La playa」を持ってきても、違和感はないですね。

ニセトラに大抵「オリジナル・サウンドトラックより」とあるのは正直どうかとも思いますが、originalという英語には「原典の」意味がある一方で、「奇抜な」「新奇な」という意味もありますので、ある意味間違ってはいない気もします(笑)
返信する
Unknown (こめへん)
2019-05-21 00:21:39
これも春太郎さんのご紹介で知った曲、このEPの演奏は私好みかも? ホントラ出てましたよね、入手しようかなー。
「夜霧のしのび逢い」の経緯も春太郎さんのご教示で知りました、クロード・チアリの演奏は、高校のとき買った東芝_キャピトルのサントラ集LPで初めて接しました。
返信する
Unknown (862831)
2019-05-21 06:40:02
ボルナさん。これはホントラもニセトラも地中海の旅情を感じます。ニセトラといえど、一部サントラ音源{セリフなどやオリジナル・スコア演奏)の場合、サントラに属しますが、サントラではない音源もミックスしているので、それでオリジナル・サウンドトラックよりと記さねばならないのは、JASRACでの決まりごとがあるようで、確か、ユーゴ・ウインターハルターの「はだしのボレロ」の初発盤にもこのように書かれていましたね。ニセトラやカバー盤は、決して悪者扱いされるべきものではありませんし、むしろホントラにない良さを持っていますから。
返信する
Unknown (862831)
2019-05-21 06:44:48
こめへんさん。やはりホントラは旅情風景を感じながらも、日本での録音と違い、ドライなロックテイストがありますね。なかなか旧ソ連やギリシャのサントラは入手しずらかったですね。ミキス・テオドラキスやマノス・ハジダキスのような売れっ子も、隠れ名盤多いですからね。
返信する

コメントを投稿