春さんのレアトラ、ニセトラ、レアイージーリスニング三昧

レアなサントラやニセトラ、そしてイージーリスニングをご紹介するブログです✨

『名犬ウォン・トン・トン』WON TON TON (1978)

2019-04-18 02:38:59 | 日記
監督=マイケル・ウィナー
音楽=ニール・ヘフティ

出演=マデリン・カーン、ブルース・ダーン、アート・シルバーヌ、フィル・カーニー、テリー・カー、ロン・リーブマンドロシー・ムーア、ピーター・ローフォード、ビクター・マチュアー、ウォルター・ビジョン、他

 トーキーはハリウッドに音と正気をもたらしたと言われる。ということは、ひっくり返せばそれまでの無声映画時代が混乱を極めた狂気の時代だったということになる。これは狂乱のハリウッドを舞台に繰り広げられる名犬・ウォン・トン・トンの波乱に満ちた一代記。スターの座を獲得した一匹のワンちゃんに振り回され、欲に目の色を変えて右往左往する人間たちの喜劇模様が、なんとダイナミックなアクションの演出で当代随一の鬼才、マイケル・ウィナーの異色演出で描かれる。


 今回紹介するのは、ニセトラというよりカバー盤。日本公開当初はサントラがなかったため、このパサディナ・エキスプレスの演奏がサントラの代用品だった。関光夫さんの番組でもお馴染みであった。

その後、サントラがリリースされた。



『赤ちゃん戦争』ADIOS, CIGUENA, ADIOS (1974)

2019-04-18 02:06:54 | 日記
監督=マヌエル・スメルス
音楽=アントニオ・ペレス=オレア、アルトロ・ポゾ

出演=マリア・イザベル・アルバレス・ロメロ、フランシスコ・ビラ・モリナ、フランシスコ・アルティン・スメルス

 アルトゥロ少年と少女パロマは、恋をし合う。ふたりをとりまく仲間たちに、これは楽しい話題を提供することになる。ある日、スキー場のちょっとしたできごとが原因で、パロマは妊娠してしまう。パロマもアルトゥロも驚きはしたが、ふたりの愛の結晶を育てる決意をする。ふたりの仲間たちは、全員協力してパロマの出産を手助けするのであった。

 音楽を担当しているのは、アントニオ・ペレス=オレア。そこに更にアルトロ・ポゾの音楽。YouTubeでUPしている曲だが、アルトロ・ポゾというのは、高井達夫氏の変名である。高井氏といえば、『鉄腕アトム』の主題歌で知られている。YouTubeでは「リトル・ラブ」と「パロマとアルトゥロ」と続きます。

そして、こちらがアントニオ・ペレス=オレアのオリジナル・サウンドトラック




   

『哀しみのトリスターナ』TRISTANA (1970)

2019-04-18 01:19:02 | 日記
お久しぶりでございます。どーも長らくブログの更新をサボっておりました😅では、再開しますね😆

監督=ルイス・ブニュエル
音楽=クロード・デュラン

出演=カトリーヌ・ドヌーブ、フランコ・ネロ、フェルナンド・レイ

 若くして孤児になったトリスターナは没落貴族の養女となるが、この老人に犯され嫌悪の念を抱き、若い画家と出ていく。しかし、病気で足を切断して老人のところへ戻り、結婚するが、彼女はきびしく彼を拒否する。

 数奇な運命にもてあそばれ、多難な人生を歩んだ薄幸の美少女トリスターナ の愛と憎しみを描いた文芸大作がこの『哀しみのトリスターナ』である。

 音楽はクロード・デュランが担当。メロディーメーカーで「第二のフランシス・レイ」とも言われているが、実は日本公開にあたり、邦人楽団で映画に後付けされた音楽である。そして、このクロード・デュランなる音楽家は、村井邦彦氏の変名であります。村井氏は「白いサンゴ礁」「翼をください」「虹と雪のバラード」などのヒット曲で知られ、ミシェル・ルグランに師事していたこともあり、数々の映画音楽も手掛けている。こうしたニセトラを作曲するにはうってつけの人物。また、クロード・デュラン楽団として、数々のイージーリスニング・ミュージックも手掛けております。

『哀しみのトリスターナ』のテーマ