『大地震』
監督=マーク・ロブソン
音楽=ジョン・ウィリアムス
出演=チャールトン・へストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、リチャード・ラウンドツリー
『ザ・ヤクザ』
監督=シドニー・ポラック
音楽=デイヴ・グルーシン
出演=ロバート・ミッチャム、高倉健、ブライアン・キース、リチャード・ジョーダン、ジェームス繁田
さて、ストーリーは割愛して、『大地震』と『ザ・ヤクザ』の豪華カップリングのこのシングル盤。何とモーリス・ローラン・オーケストラが演奏しております。この頃は、モーリス・ローランというフランスのオーケストラリーダーがいるものと、真剣に信じておりました。二曲聴いてみると、『大地震』はシンセとリズムセクションのショボい演奏。しかし、『ザ・ヤクザ』は、ストリングスもしっかり入った、いかにもオーケストラらしい演奏。ここでは、この『ザ・ヤクザ』に焦点をあてます。
初めてこの演奏を聴いたのは、関光夫氏の映画音楽番組。私はデイヴ・グルーシンがフランスのモーリス・ローランに編曲と指揮を依頼したものと、本気で思い込んでいました。いかにも「和風」の演奏。
しかし、邦人演奏によるカバー演奏とわかったのは、何年もあとでした。もう一つミシェル・クレマン・オーケストラのも
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ありますが、残念ながら、こちらは未聴です。演奏としては、クレマンの方がいいらしいですが。
アンサンブル・プチに代表されるショボい演奏は、寿司屋に洋食作ってくれと言ってるようなものです。ちなみにモーリス・ローランは、日本のジャズピアニストの萩原秀樹氏の変名とのこと。