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人工グランド(VC-519)を使った実験

2012-06-27 21:58:56 | 接地/カウンターポイズ

こんばんは。

今日は人工グランド装置を使ってあることを試してみました。いつもながら単純なことですが・・

マニュアルのアンテナチューナーと同じ使い方で、カウンターポイズの同調をとってみようというものです。

接続方法は「アンテナのグランド側端子」→「VC-519」→「70本のカウンターポイズ」

要はアンテナとカウンターポイズの間に人工グランド装置が入るということです。

結果は芳しくありませんでした。確かに人工グランド装置で同調をとると、VSWRはそれなりに変化しますが、予想に反して良好な値を示すことはありませんでした。それとVC-519は当然リグの横にあるのですが、アンテナのグランド側からの線がリグの真横のVC-519まで来ているので、あまり気持ちの良いものではありません。カウンターポイズのラインが部屋の中のリグの真横まで入ってくることになるので、そのあたりが良くないのかも知れません。

VC-519をスルーさせると、各バンドともVSWRは1.1以下に収まります。

この装置、あった方が良いのかどうかがいまだに理解できません。動作原理は理解できるのですが・・・・一番気になるのが、この装置を伝わってコモンモードノイズが空中に飛び出してしまうのではないかということです。リグのアース端子の必要性?等々、考えだすとキリがないのですが・・

私のところでは、ありとあらゆるところにコモンモード対策を施していまして、基本的にはリグを高周波的に浮かせてしまおうという気持ちでいます。同軸関連では、リグに直付けで7段CMFと給電点直下にもCMF。ACラインにも5段CMF、DCラインには飽和しない程度にCMF。それ以外にも電鍵、マイク、ヘッドフォンなどリグにつながるラインにはすべてフェライトバーで対策しています。ですからVC-519を使うにしてもそのライン上にはCMFを挿入したいものです。

人工グランド装置のユーザーの方にお話を伺いたいのですが、ユーザーの方に巡り合うことが少ないですね。メーカーに何度か聞いたこともあるのですが、何となく理解できたようなできないような、そんな感じです。Web上で検索したりもするのですが、イマイチ分かりません。でもリグの横に置いてあるとカッコいい雰囲気ですので、とりあえずお蔵入りはさせずもう少し研究してみようと思います。

今宵の1.9MHzは平日の割には盛況でした。8エリアをはじめたくさんの方とQSOしていただきました。そうそう・・・・苦労して作った漬物容器コイルよりもバケツコイルの方が1.9MHzでの使用許容帯域幅(自分基準のVSWR1.5以下)が広いことが判明しました。コイルも奥が深そうです。ちなみにバケツコイルは1.5以下帯域が50KHzもとれます。


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