非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

移動運用記2

2014-10-21 08:21:13 | 移動運用

持参したATUは以前からの予想通り不良品。(これは自宅で使用した際と同じ挙動・・・)

MTUは自分のオペレーションミスで壊してしまいました(笑)

そんな訳で残ったアンテナはDP、9:1バランでの終端給電アンテナ(End-Fedアンテナ)、それとSD-330となりました。

DPは私の到着前にブロ友さんがすでにセットアップしてくださっていましたが、申し分ない性能を実感しました。

やはり長いエレメントというのは素晴らしいです。

 

End-Fedアンテナはグランドが要らない反面、それなりのエレメント長が求められますが、1/2波長エレメントを使用することで簡単に同調することができました。

試してみて感じたことですが・・・・・・・

〇 グランドが不要。 

〇 エレメントのカット&トライで比較的容易に同調がとれる。

〇 周囲に建物などがあっても同調させるための影響を受けにくい。(今回はエレメントが建物に完全接触状態でした)

〇 エレメンと単体での同調だけでなく、リグ内蔵のATUを併用すればマルチバンドでオンエア可能。

〇 エレメント長を工夫することで、エレメント単体での数バンドでの同調が可能(つまりマルチバンドアンテナ)

△ 指向性が出る。

△ DP等に比較して感度が落ちる気もするが、ノイズレベルも減っているのでS/N的には有利な気がする。

× 地上高が稼げないとロスが大きい。(今回は地上高2m程度)

 

このような結果となりましたが、次回は以下の課題を設けて実験してみたいです。

① 地上高を確保する。

② 給電点付近にバリコンを挿入して給電点で同調させる。

③ ローバンド(160mバンド等)での使用を狙ったローディングコイルの挿入による短縮化の可否の確認。

 

End-Fedアンテナは給電部の取り付け位置やエレメントの展張さえできれば、あとは小さなバラン(給電部)と同軸だけですので、移動運用にはもってこいのアンテナと言えるでしょう。

つづく