・・・☆★エイン★☆・・・

2008年10月11日 日本で入籍、翌年6月13日 韓国で結婚式 2人&猫2匹の日韓夫婦の生活。

消化器型悪性リンパ腫の愛猫③ 虹の橋を渡ってしまいました

2020年10月08日 13時53分32秒 | DIARY
2020.10.6 16時 愛猫は虹の橋を渡ってしまいました


10/6 14:00 前回のブログをアップしたあと、愛猫は一緒に横になっていた私達の寝台から立ち上がる素振りをしたので、ゲージの中に愛猫を横たえました

すると横になったまま脱糞
もう起き上がってトイレに行くこともできない状態だったのかもしれません


14:30頃 うんちをきれいにしたあと、しばらくしてわたしは自分がトイレに立つため愛猫の寝ているゲージから離れました


14:35 トイレに入るとすぐに、愛猫の鳴き声がしました
普段もほとんど鳴くことなく、具合が悪くなってからは全く鳴くことが無くなっていたのに、どこからそんな声が?と思えるほどの大きな声で2回もうぉーんうぉーんと鳴いたのに驚き、すぐに愛猫のもとに戻りました

発作というのか痙攣というのか、よくわかりません
手足をまっすぐに突っぱねて呼吸も荒く、ときに深い呼吸をしたと思ったら呼吸をしなくなり、このままいってしまうのかと名前を何度も何度も呼びました


腕の中に抱き取り、エインに電話して帰ってきてほしいと泣きながら伝え電話を切り、ずっと愛猫の名前を呼び続けていました

息が再び戻りました


15:05 その後はどうしても自分でトイレに行きたかったのか、力を振り絞りトイレに行き、トイレの中に入ったらそのまま横に倒れました
おしっこが出たのかもしれません
そのまま起き上がれず、そして目と肛門に猫砂がくっついてしまったので、再び腕の中に抱き取り、きれいに拭き取りました
でもどうやら腕の中よりも、ゲージの床に行きたいらしく、そのような素振りをするので再びゲージの中に寝かせました

呼吸が明らかに今までと変わっていました
まるでいびきのような音のする呼吸でした
鼻から息をしてるのではなく、口呼吸になっていました
わたしも愛猫のすぐそばに横になり、ずっと話しかけていました
大丈夫だよ、横にいるよ、ありがとう、ありがとうと声をかけ撫で続けて、愛猫の名前をずっと呼んでいました
具合が悪くなってからは、ずっと愛猫にありがとうありがとうと言い続けていました
ご飯を食べてくれてありがとう、薬を飲んでくれてありがとう、一緒にいてくれてありがとう、ありがとうの気持ちが大きくていつも愛猫にありがとうと言っていました


15:08 エインにカカオトークでメッセージを送りました
再び息が戻ったけれど、いままでと呼吸の仕方が違う、だからできるだけ早く戻ってきてほしい旨を伝えました
エインは先程の電話で、愛猫が旅立ってしまったと思っていました
だからまだ一緒にいてくれることがわかり安堵していましたが、仕事の都合で早上がりすることができないので、終わったらすぐ帰る旨を返してきました


15:51 エインが帰って来るまであと2時間だよと話しかけ、呼吸も口呼吸ながら安定しているように思えたので、わたしは動画を撮りました
これが最後の動画になるとも知らずに


16:00 愛猫はその動画を撮ったあと、寝返りをうつような素振りを見せたのでそれを手伝おうと体の向きを変えました
それが良くない事だったと気づいたときには手遅れで、すぐさま異常な呼吸が起こり、再び痙攣と発作のような症状が出て、手足が突っ張り大きな声で鳴きました
すぐさま腕に抱きとりました

抱いた瞬間、大きな呼吸を2回してその後はなんの呼吸もなくなりました

その後、愛猫の呼吸が戻ることはなく、体もなんのつっぱりや反応もなくぐにゃりと軽くなり、愛猫が旅立ったことがわかりました
わかっても、温かいし、顔は可愛いままだし、しばらく息をして息をしてと無理なことを呼びかけ続けました





エインに再び電話をしました

死んでしまったと

その後の自分はなぜか冷静でした

愛猫の体をきれいにするためにおしりと手足をシャンプーし、タオルでふいて乾かし、愛猫が好きだった出窓の上に、好きだったダンボールとともに寝かせて、寒くないようにふかふかのタオルをかけて、しばらく愛猫に話しかけ、まだ温かい顔や手足や体をなでていました

その後急いで、具合が悪くなってから使っていたゲージとトイレ、床に敷き詰めていたペットシーツを全部撤去し、洗い、床を拭き、愛猫が具合が悪くなる以前の寝室の様子に戻しました
エインが帰って来るまでずっと愛猫の横にいました


18:17 エインが帰ってきました
愛猫の死後硬直が始まっていて、手足は固くなっていたけれど、体はまだほんのりあたたかく、しっぽだけは痩せることもなくそのままで、顔はよく半目で寝ていたので、目を閉じていない姿もただ眠っているかのようでした

エインもわたしも泣きました
半目の寝顔がいつもの姿過ぎて、泣きながら少しだけ笑いました

でも魂がもう体にとどまっていないのは明らかでした

エインと前日に話していた、旅立ち後にどうするかがまさか昨日の今日で起こるとは思わず、でも話しあっていたのもあって、その後の私達の行動は迅速でした

まだ濡れていた愛猫の体をエインが丁寧に乾かしました
その後、愛猫の立派で太くかわいいしっぽの毛を少しだけ切りました
爪も少し切りました
爪と毛は、この先一生私達が身につけていくから、ほんの少しだけもらいました
おひげも残しておきたかったけれど、おひげはバランスを取るために重要と聞いたことがあるし、おひげが短くなっていたら向こうの世界で笑われてしまうかもなと、それは諦めました

愛猫を彼の好きだったダンボールに入れて、好きなおやつやご飯、おもちゃを入れました
みんなで撮った写真も持ちました
愛猫専用の食器も持ちました


19:30 愛猫と一緒に車でわたしの実家に向けて出発しました
エインは職場に愛猫が亡くなったことを伝え、翌日休みを取っていました


10/7 24:17高速を走らせながら、空には満点の星が見えました
このとき流れ星が見えて、エインと二人、あれは愛猫かなと話しました


7:05 実家に到着しました
母と祖父が待っていてくれました
コロナのこともあって事前に会わずにおこうと話していたけれど、母はわたしたちの愛猫のことが大好きだったので、一目でも会いたいと出勤前の少しの時間で愛猫を見て愛猫のために泣いてくれました

愛猫を埋葬するためにエインと二人で庭のプラムの木の下に穴を掘りました
歴代の実家の動物たちが眠る木の下です

愛猫とともに、お花や写真、おもちゃにご飯、食器、タオル、わたしたちの服と現在の住所を入れました


最後にお花や好きだったものたちに飾られた愛猫の写真は撮りませんでした
わたしは残しておきたかったけれど、エインが撮らないでと言ったからです

埋葬したあとに飾ったお花だけ、プラムの木と一緒に目印になるように写真に撮りました

愛猫はあまえんぼだったし、寂しがり屋だったので、寂しくないといいなと思いながら、その後すぐに、戻るために実家を出ました

祖父は高齢でコロナのことで長居できないのもあるし、その日中に帰るためには時間もなかったからです



愛猫は実家の木の下に眠っています
でもそれが全然実感できない
実感できるのは、今家に愛猫がいないということ
2匹いたうちの愛猫たちが、一匹になってしまったこと

小さい体の愛猫がいないことが、こんなにも大きい







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消化器型悪性リンパ腫の愛猫② もし旅立ってしまったあとの話

2020年10月06日 14時00分00秒 | DIARY
昨晩はなんとなくわたしが寝てしまったら旅立ってしまうんじゃないかと不安にかられ、30分毎に触ってあたたかいか息しているか確かめて、安堵してまた段々と不安にかられて30分して触って確認しての繰り返しでした

浅い呼吸を繰り返して、たまにため息のような深い呼吸をするので、その深い呼吸が怖くて怖くて‥

途中わたしが意識をなくした瞬間があって時計を見たら多分5分くらいだったけど、夢をみていて夢の中では愛猫がすでに旅立ってしまい、今までありがとうとつぶやいていた自分の声で目覚めました。実際につぶやいてる途中で起きて、怖くなってすぐ確かめて、暖かさと呼吸に安堵してまたそれの繰り返し‥
愛猫もさぞ迷惑だったことでしょう(苦笑)でも今晩も同じことをしそうです

今も愛猫は小さな呼吸で横で寝てくれています。





エインもわたしもアドレナリンが放出されてるのか、寝れないんです
寝れない毎日でも、愛猫の存在が確認できて感謝です



さて昨日は、多分もうそう遠くないうちに旅立ってしまう愛猫の旅立ち後についてエインと話しました。
(諦めていると捉えられても仕方ありませんが、無理な延命治療はしないと決めた時点で長くはないとは思ってきています‥葛藤はあります)
前から、お互い死後はどうしてほしいということは話すこともあったんだけど、愛猫についてはそこまで深く話し合ったことがなく、漠然と人間と同じようにしたいのかと思っていました。

エインは自分の死後は墓などを残さず、散骨して欲しい。
わたしはエインと同じお墓に入りたい。

以前自分たちのことについてはこう話していました。

そしてエインは愛猫についても、遺骨を残しておきたくない、と。
わたしは今まで実家で飼っていたペットたちは、田舎で土地もあることから自宅の庭に埋葬してきたので、愛猫を火葬して骨あげする自信がないと思っていました。またエインが前述のような考えなので、一緒にお骨を拾ってくれるとは思えず、ますます一人では火葬をすることはできないと漠然と感じていました。
(エインの姉、私にとって義姉は、火葬し目の前でお骨はローラーで粉になりました。死生観のちがいとか宗教感のちがいはあると思いますが、あれは自分的にはショックだったし、逆に韓国人のエインにとっては骨を拾い上げることに抵抗があるようです。)


ただ、わたしの意見も聞いてくれ、また韓国は今も土葬する文化が残っていることから、わたしの実家の庭に埋葬するのがいいのではないかと言うことになり、母に了解を取り、そうなった際にはわたしの実家に埋葬することになりました。愛猫は人懐っこくまた猫以外の動物も好きなので、歴代私と家族に愛されてきた動物たちと仲良く過ごしてくれるといいなと願うばかりです
そしてエインは私のために、遺骨ペンダントか何かで、愛猫の一部を一緒に体に身に着けておこうと提案してくれました。
旅立ってしまったことをその前に話すのは抵抗はあるかと思いますが、わたしはいざその時が来て感情的になって意見がぶつかりあったり、気持ちよく送り出すことができなかったりするよりも良かったと思っています。


冷静にブログを書いているように思えるかもしれませんが、実際は泣き暮らしてるといったほうが正しく、そして毎日この選択で良いのかと他の闘病中の方のブログを見たり検索したりとしてしまっています。

抗がん剤治療を行った方のブログ、開腹手術をした方のブログ、qolを優先してステロイド剤の投薬をした方のブログ、自然に任せた方のブログ‥全部が参考になり、また自分たちの判断がこれで良かったのかと迷うことにもつながっています

昨日から、愛猫には嫌がる投薬も辞めました。強制給餌も辞めました。水も口を湿らせる程度で、無理やり飲ませてはいません。それでも、その決断で良かったのかと迷って、いますぐ輸液しに病院に駆け込みたくなります
もう好きだったササミも、チュールも、チーズも油も何にも反応しません。お水を湿らす程度お口に持っていっても、飲み込むこともなく横からだらだらと垂れてしまう状態で、これ以上延命してどうするのか、いやでも輸液は必要じゃないのかと、葛藤する日々です

延命をしないと決めた方の中でも、輸液は必要だ、脱水症状は苦しいから水を飲ませることは必要だとか、逆に水や食べ物を無理に摂取させると、脳内麻薬が分泌されないため苦しい思いを長引かせるだけだ等の考えがあるようです 

飼い主だけが判断できる、判断しなければならない、最後の決断
きっぱり決められることなんて到底できそうにありません
決めても後悔する
どんな決断を下したって結末が変わらない以上後悔すると思います‥







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消化器型悪性リンパ腫の愛猫①

2020年10月05日 17時30分00秒 | DIARY
愛猫12歳

8月に消化器型悪性リンパ腫だと判明してから約2ヶ月

毎日2回の投薬と、日に数回の強制給餌でなんとか頑張ってくれています

2019,6月撮影

8月に意識がなく倒れていた際、すぐに病院に連れていき処置してもらい延命したことは後悔していませんが、その時感じことは『最期は自宅で看取る』ことでした

エインも同じ気持ちです

倒れていた愛猫の姿をエインは仕事で外出していて見ていなかったけど、翌日点滴と数種類の注射で意識を取り戻した愛猫の様子を見て、この先無理に病院に連れて行くことはしないとお互い決めました

だって私達を見てにゃーにゃーと鳴くんです
あまり鳴かない愛猫が!
嬉しいのとごめんの気持ちで号泣しました。


2020.9月撮影

それから約2ヶ月。季節は秋になり10月になりました。
愛猫の様子はとても悪いです。ただステロイド剤と吐き気止めのお薬が効いていて、退院してからは一度も吐いていません。でも体重はぐっとへり、顔つきも変わってしまいました。


体重が減ることで筋力が落ち、立つこともままなりません。トイレには頑張って行こうとするけれど、間に合わず失敗することがほとんどです。
ゲージを設置して、行きやすいようなるべく歩かなくて済むよう中にトイレも設定していますが、行くのは元々のトイレ。
ゲージは寝室に設置していて、元々のトイレは寝室を出てすぐ外なのですが、もう体力が残されていない愛猫なのに頑張って元のトイレに行く姿に涙が止まりません(ゲージの扉は閉めていません)
というかここ一週間泣いてないというときがなく、愛猫とエインに申し訳ない気持ちでいっぱいです‥
愛猫が頑張ってるのに、エインも悲観していないのにわたしだけが泣いてる‥

病院に連れて行かないこと、強制給餌をしていることには毎日葛藤しています
この選択で愛猫にとって良いことなのかを
積極的な治療をしない選択をしたことで、qolを優先することを選択して過ごしてきましたが、いざその時が近づいてくるのを感じると、ほんとうにこのままで良いのかと、迷ってしまいます‥
私が迷ってエインに相談する度に、エインは自分の考えをしっかり話してくれますが、最後には
『マサシに任せるよ』
と‥

今私が在宅勤務でずっとずーっと愛猫のそばにいます。薬をあげるのもご飯をあげるのも、トイレをきれいにするのも、手足についてしまったうんちをきれいにするのもわたしです。それが嬉しく悲しい。悲しくても嬉しい。
だからエインは私に任せると言ってくれるのだと思うけれど、わたしはどの選択をしてもきっと後悔するし一度決めても迷うのだと思います‥



2020.10月撮影

8月に意識をなくしていた時には、いろいろな面で覚悟ができていませんでした。なんなら今もできていません。
だって今までは元気だった、そしてまだ12年しか生きていないのに!
でも退院してきてからは、病気の進行と薬の副作用もあってか様子がまるで違ってきてしまっています
調べたくないけど、もしその時が来たら安らかに送り出してあげたいと、調べたくない見たくないワードを検索してしまっているのも確かです


今週末は、前回のブログでも書いた私達の記念日です
四人揃って当日を迎えることができればいいな‥でも苦しむことが長引くのなら‥と思う気持ちも‥
飼い主がしっかりしなければならないのに、毎日迷うことばかりです‥

ごめんね
でも生きていてくれてありがとう


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