2020.10.6 16時 愛猫は虹の橋を渡ってしまいました
10/6 14:00 前回のブログをアップしたあと、愛猫は一緒に横になっていた私達の寝台から立ち上がる素振りをしたので、ゲージの中に愛猫を横たえました
すると横になったまま脱糞
もう起き上がってトイレに行くこともできない状態だったのかもしれません
14:30頃 うんちをきれいにしたあと、しばらくしてわたしは自分がトイレに立つため愛猫の寝ているゲージから離れました
14:35 トイレに入るとすぐに、愛猫の鳴き声がしました
普段もほとんど鳴くことなく、具合が悪くなってからは全く鳴くことが無くなっていたのに、どこからそんな声が?と思えるほどの大きな声で2回もうぉーんうぉーんと鳴いたのに驚き、すぐに愛猫のもとに戻りました
発作というのか痙攣というのか、よくわかりません
手足をまっすぐに突っぱねて呼吸も荒く、ときに深い呼吸をしたと思ったら呼吸をしなくなり、このままいってしまうのかと名前を何度も何度も呼びました
腕の中に抱き取り、エインに電話して帰ってきてほしいと泣きながら伝え電話を切り、ずっと愛猫の名前を呼び続けていました
息が再び戻りました
15:05 その後はどうしても自分でトイレに行きたかったのか、力を振り絞りトイレに行き、トイレの中に入ったらそのまま横に倒れました
おしっこが出たのかもしれません
そのまま起き上がれず、そして目と肛門に猫砂がくっついてしまったので、再び腕の中に抱き取り、きれいに拭き取りました
でもどうやら腕の中よりも、ゲージの床に行きたいらしく、そのような素振りをするので再びゲージの中に寝かせました
呼吸が明らかに今までと変わっていました
まるでいびきのような音のする呼吸でした
鼻から息をしてるのではなく、口呼吸になっていました
わたしも愛猫のすぐそばに横になり、ずっと話しかけていました
大丈夫だよ、横にいるよ、ありがとう、ありがとうと声をかけ撫で続けて、愛猫の名前をずっと呼んでいました
具合が悪くなってからは、ずっと愛猫にありがとうありがとうと言い続けていました
ご飯を食べてくれてありがとう、薬を飲んでくれてありがとう、一緒にいてくれてありがとう、ありがとうの気持ちが大きくていつも愛猫にありがとうと言っていました
15:08 エインにカカオトークでメッセージを送りました
再び息が戻ったけれど、いままでと呼吸の仕方が違う、だからできるだけ早く戻ってきてほしい旨を伝えました
エインは先程の電話で、愛猫が旅立ってしまったと思っていました
だからまだ一緒にいてくれることがわかり安堵していましたが、仕事の都合で早上がりすることができないので、終わったらすぐ帰る旨を返してきました
15:51 エインが帰って来るまであと2時間だよと話しかけ、呼吸も口呼吸ながら安定しているように思えたので、わたしは動画を撮りました
これが最後の動画になるとも知らずに
16:00 愛猫はその動画を撮ったあと、寝返りをうつような素振りを見せたのでそれを手伝おうと体の向きを変えました
それが良くない事だったと気づいたときには手遅れで、すぐさま異常な呼吸が起こり、再び痙攣と発作のような症状が出て、手足が突っ張り大きな声で鳴きました
すぐさま腕に抱きとりました
抱いた瞬間、大きな呼吸を2回してその後はなんの呼吸もなくなりました
その後、愛猫の呼吸が戻ることはなく、体もなんのつっぱりや反応もなくぐにゃりと軽くなり、愛猫が旅立ったことがわかりました
わかっても、温かいし、顔は可愛いままだし、しばらく息をして息をしてと無理なことを呼びかけ続けました
エインに再び電話をしました
死んでしまったと
その後の自分はなぜか冷静でした
愛猫の体をきれいにするためにおしりと手足をシャンプーし、タオルでふいて乾かし、愛猫が好きだった出窓の上に、好きだったダンボールとともに寝かせて、寒くないようにふかふかのタオルをかけて、しばらく愛猫に話しかけ、まだ温かい顔や手足や体をなでていました
その後急いで、具合が悪くなってから使っていたゲージとトイレ、床に敷き詰めていたペットシーツを全部撤去し、洗い、床を拭き、愛猫が具合が悪くなる以前の寝室の様子に戻しました
エインが帰って来るまでずっと愛猫の横にいました
18:17 エインが帰ってきました
愛猫の死後硬直が始まっていて、手足は固くなっていたけれど、体はまだほんのりあたたかく、しっぽだけは痩せることもなくそのままで、顔はよく半目で寝ていたので、目を閉じていない姿もただ眠っているかのようでした
エインもわたしも泣きました
半目の寝顔がいつもの姿過ぎて、泣きながら少しだけ笑いました
でも魂がもう体にとどまっていないのは明らかでした
エインと前日に話していた、旅立ち後にどうするかがまさか昨日の今日で起こるとは思わず、でも話しあっていたのもあって、その後の私達の行動は迅速でした
まだ濡れていた愛猫の体をエインが丁寧に乾かしました
その後、愛猫の立派で太くかわいいしっぽの毛を少しだけ切りました
爪も少し切りました
爪と毛は、この先一生私達が身につけていくから、ほんの少しだけもらいました
おひげも残しておきたかったけれど、おひげはバランスを取るために重要と聞いたことがあるし、おひげが短くなっていたら向こうの世界で笑われてしまうかもなと、それは諦めました
愛猫を彼の好きだったダンボールに入れて、好きなおやつやご飯、おもちゃを入れました
みんなで撮った写真も持ちました
愛猫専用の食器も持ちました
19:30 愛猫と一緒に車でわたしの実家に向けて出発しました
エインは職場に愛猫が亡くなったことを伝え、翌日休みを取っていました
10/7 24:17高速を走らせながら、空には満点の星が見えました
このとき流れ星が見えて、エインと二人、あれは愛猫かなと話しました
7:05 実家に到着しました
母と祖父が待っていてくれました
コロナのこともあって事前に会わずにおこうと話していたけれど、母はわたしたちの愛猫のことが大好きだったので、一目でも会いたいと出勤前の少しの時間で愛猫を見て愛猫のために泣いてくれました
愛猫を埋葬するためにエインと二人で庭のプラムの木の下に穴を掘りました
歴代の実家の動物たちが眠る木の下です
愛猫とともに、お花や写真、おもちゃにご飯、食器、タオル、わたしたちの服と現在の住所を入れました
最後にお花や好きだったものたちに飾られた愛猫の写真は撮りませんでした
わたしは残しておきたかったけれど、エインが撮らないでと言ったからです
埋葬したあとに飾ったお花だけ、プラムの木と一緒に目印になるように写真に撮りました
愛猫はあまえんぼだったし、寂しがり屋だったので、寂しくないといいなと思いながら、その後すぐに、戻るために実家を出ました
祖父は高齢でコロナのことで長居できないのもあるし、その日中に帰るためには時間もなかったからです
愛猫は実家の木の下に眠っています
でもそれが全然実感できない
実感できるのは、今家に愛猫がいないということ
2匹いたうちの愛猫たちが、一匹になってしまったこと
小さい体の愛猫がいないことが、こんなにも大きい