No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

瞑想水で祝う

2018-06-30 | その他
「瞑想水」と聞けば、「何たら還元水」みたいなものを連想されるかもしれない。これは、その手のスピリチュアル系のミネラルウォーターではなく、純然たる「日本酒」である。ブログ10周年の記念に、このお酒を頂いた(高いものではありませんが)。名は体を表すの言葉通り、瞑想状態に入ることができた。分かりやすくいえば、さらっと飲めるので、飲みすぎて寝てしまった。このお酒は、宮城県加美町の蔵元で造られている。加美町には三軒の酒造店があり、それぞれ魅惑的なネーミングの酒を造っている。どれも旨い酒なので、記しておく。

1)天上夢幻・・・・中勇酒造店
2)天音・・・・田中酒造店(東鳴子オリジナル酒)
3)瞑想水・・・・山和酒造店


iPhone 8
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東鳴子温泉街 20:00の様子

2018-06-29 | 街:宮城








一年間で最も日照時間が長い時期である。20時近くでも薄っすらと明るさが残っていたり、朝の4時前でも明るくなってきている。仙台方面から秋田に帰宅する際は、山の峠道を走る。以前はダム沿いの狭く曲がりくねった道を走らなければならず、夜はどうしてもナーバスになった。現在ではバイパス道路が開通したので、かなり楽になった。20時では遅すぎるが、17時過ぎに東鳴子で立ち寄り湯をしても、安全に帰ることができる。行動範囲が広がり喜んでいる(その分、疲労も大きい)。



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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不連続なる花芯

2018-06-28 | 風景・自然
フランスの思想家ジョルジュ・バタイユによると、エロティシズムとは次のようなことだという。つまりは、ある存在と他の存在との深淵たる隔たり、その不連続性を埋め合わせようとする不可能なる試みである、と。
だとすれば、小さな花芯の集合体は何を意味するのだろうか。エロティシズムを補完するものなのか、あるいは希薄にするものなのか。そのfigureを捉えても、解明することは出来なかった。

と意味のない考察をして、家の猫に「どう思う?」と質問したら、猫は答えてくれなかった。


『8のつく日はwebにお花を』

LEICA M MONOCHROME(CCD) / ELMAR C90mm
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加美町〜どこまで歩いても普通の街並みが続く

2018-06-27 | 街:宮城





加美町は、元々街道として栄えたらしい。昔から出羽国(山形)方面への街道でもあった。加美町の中心部から仙台市まで約40キロと既に書いたが、山形の尾花沢までも同様に約40キロである。加美町より南側の大和町には、映画「殿、利息でござる」の舞台となった吉岡宿がある。一方、加美町周辺には、それらしいものは残っていない。中心部は、その町で大抵の用が足りるよう構成された独立した町並みだ。
ちなみに加美町は、当初は加美郡4町で合併し、加美市となることが内定していたという。ところが肝心の加美町が脱退したので、加美市構想はとん挫した。人口2万2千人の町が、独立の道を選んだからには、それなりの理由なり旨味なりがありそうなものなのに、それもはっきりしない。主要産業もよく分からない。全くもって謎の町なのだ。

前置きが異常に長くなった。本文よりも長い。その謎の加美町の町並みは、造り酒屋が多いなど風情はある。風情はあるが、ごく普通の「地方の町並み」だった。何かある筈だ、何か秘密が・・・。そう思って歩いても、町はどこまでも普通のままだった。この謎の秘密を知る人がいれば教えて欲しい。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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謎の町、加美町を歩けば

2018-06-26 | 街:宮城










宮城県の加美町は、大崎市に隣接した町だ。仙台市中心部まで距離にして40キロほど。車で一時間の距離にある。決して過疎化した町ではない。大都市から近い故、その通過点にはなるが、実のところ町の正体が分からない。加美町には造り酒屋が三軒もあり、近くを通過する際に、酒を買う目的で立ち寄った。あとで調べたら、中心部はコンパクトに纏まっているものの、面積は結構広く約460㎢となっている。これは、滋賀県大津市とか、群馬県高崎市とほぼ同じ面積となる。それらの市の人口が大体35万人前後なのに対し、加美町の人口は2万2千人程度しかいない。恐らく町の西側に広がる広大な山岳地帯の影響かと思う。これ以上分析しても仕方ない。言いたかったのは、データ上からも不思議な町で、今回の写真は恐らく極一部の面でしかないということだ。

そんな訳で、町の中心部、商店街を散策して撮った写真である。時間の関係もあり、歩くべき範囲の三割ほどしかカバーできていないと思う。それでも独特の雰囲気があることは分かると思う。宮城県は、こういう町のことが理解できれば、町歩きにも愉しいところだと思う。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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ブログ開設十周年〜ひと昔を超えた先には何がある?

2018-06-25 | その他
宮城県の加美町に行った。そこが主たる目的地ではなく、他の場所に行く途中に思いつきで立ち寄った。思いの外、風情のある町並みで、しばらく町を歩き写真を撮った。加美町は何度も通過したことがあるし、もしかすると短時間は歩いたこともあるかもしれない。でも僕の記憶では写真を撮った覚えはなかった。ところが、写真のプラモデル屋さんの前に来たとき、「あ! ここで以前にも写真を撮ったことがある」と突然思い出した。帰宅してから確認すると、それは2008年のことだった。そして僕は気付いたのだった。2008年6月から始めた当ブログは、開設から丸十年が経過していたことを・・・。まるで忘れていたブログ十周年を思い出す為に、加美町から呼ばれたような感覚だった(小さな小さな奇跡)。

とりあえず三年くらいは続けようと思って始めたブログである。単に十年続けただけの話で、何かを成し遂げたわけでもない。だが飽きっぽい自分の性格からすれば、そこには小さな達成感もある。途中、殆ど休止状態になったこともあるし、交流があったブログ仲間が辞めてしまったり、寂しいこともあった。一方でずっと親交が続いている方もいれば、今でも新しくお知り合いになる方もいる。今回のプラモ屋さんは建物が残っていたが、十年の間に撮影した町並みのうち、相当部分は既に失われた。これからも失われていくだろう。その変遷の様子をこれからも撮り続けたい。マニアックなブログにも関わらず、多くの方に閲覧頂き、心より感謝している。本当に有難うございます。明日から特に変わることもないけど(そもそも十周年から二週間以上経過した)、引き続き精力的に写真を撮っていこうと思う。

追伸:十年前の写真と、今の写真を比べて、カメラの描写性能の問題を別にすれば、全く進歩していない。むしろ退化しているのではないかと。そこだけが気にかかる。

○2008年記事「町で一番華やかだった場所」←←←←見て下さい



X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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驚異〜昼呑み大盛況

2018-06-24 | 街:宮城
仙台市である。東北の「ヒトモノカネ」は須らく仙台に集中する。僕も東京や京都に住んでいた時は、ランチ時や昼間に酒を呑むことがあった。でもそれを秋田県ですると、単なる「アル中のおじさん」としか見えないのも事実である。仙台だけは事情が違う。週末の休日、朝から開いている「昼呑み屋」は、まさかの満席だった。もしかするとランチのみの方も多いのかもしれない。それでも「満席」という事実は驚異に値する。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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猛禽類は格好良い

2018-06-23 | その他
某所の「道の駅」、露店販売をしている場所に、この鷹がいた。店主が飼育しているものらしく、繋がれて大人しくしていた(柵あり)。どこまで近づいてよいのか、鳥への対応方法が分からず残念な写真となった。それでも猛禽類は格好良い。


LEICA M MONOCHROME(CCD) / SUMMILUX M50mm ASPH
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ニャに故こんな顔をするのか

2018-06-22 | 
我が家の猫である。こんな変な顔をするからには、それなりの理由がある。でもその理由を書いてしまっては面白くない。それは謎のままとし、見た方のご想像にお任せしよう。


X-PRO2 / XF35mm F2R WR
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内蔵(うちぐら)をモノクロで撮る

2018-06-21 | 街:秋田











増田の蔵の内部は暗い。雰囲気としては造り酒屋さんの母屋みたいな感じである。その、しっとりとした落ち着きが好きで、モノクロで撮りたいと思っていた。「内蔵をモノクロで撮る」とタイトルをつけたところ、内蔵が「内臓」に見えてしまうので、ふりがなを振った。ズームレンズであれば(このカメラには存在しないけど)、もっと自由に撮れたと思うが、この不便さの中で撮ることが良いのである。


LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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