No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

駅前の光景 JR羽越本線・羽後亀田駅

2016-07-16 | 駅前の光景











羽後亀田駅である。亀田という町は、松本清張の小説(及びその映画)、「砂の器」の舞台となったり、旧亀田藩時代には真田幸村の娘、「お田の方」が嫁いできたり、エピソードがそれなりにある町である。今は由利本荘市に合併されている。

亀田の町(中心部)自体は、駅から徒歩圏内にはなく、車で7~8分の距離にある。中心部近くには、復元された観光施設、亀田城というものもある。駅から徒歩圏内にあれば、立ち寄る人もいるだろうが、実際は車がないと行くことはできないと思われる。

そんな亀田駅は、古くからの「地方の駅」のイメージそのままの駅で、僕はこういう駅が好きである。駅前にはタクシー会社と閉店した商店、農協の関連施設があるだけで、あとは何もない。タクシー会社があるのは、亀田城に行ったり、松本清張絡みの町に行ったりという、一定の需要があるということだろう。僕が写真をパシャパシャしていると、秋田ナンバーのレンタカーが停まり、旅人が話しかけてきた。

旅人「すいません、このあたりにコインパーキングはありませんか?」
僕「半径20キロにはないと思います」
旅人「弱ったな、少し散策したいんだけど、どこか車を停めるところないですか?」
僕「この駅前に停めればよいですよ」

歩いて散策するところがあるかどうかは別として、田舎の駅前は鉄道が到着したときに迎えに来る車のために駐車スペースが広く取られている。短時間の駐車であれば、うるさいこともない。これも考えてみれば、田舎ならではの特典(?)なのかもしれない。




X-PRO2 / XF23mm F1.4R



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2 コメント

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Unknown (ariari)
2016-07-17 00:57:52
コインパーキング!…こういう場所でも探そうとする気持ちは偉いですね。
もう駅になんぼでも車は停められるでしょう。こういう場所を散策したいという方も通ですね。
駅前にタクシー営業所はいい意味での田舎を感じます。今でもけっこうある駅がありますね。
それにしても二枚目の看板の質感、三枚目の奥の森林、立体感も出てますね。
色合いはLeicaの絵に近づけています?
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師匠 (6x6)
2016-07-17 18:37:40
明らかに松本清張を読んで来た、そんな方でした。といっても僕は読んでいないのですが・・・。

LightRoomのプリセットを作っていますが、ライカと比べてWBが正確なようです。そのまま適用するとグリーン被りが出るので、修正中です。
でも、この画はそのままです。確かにライカっぽい画のようにも思います。

Xは、後処理よりもjpegで追い込んでおいて、あとは一発勝負というのが楽しそうですね。まだ、そこまでたどり着きません。
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