最近は、週末ごと頻繁に温泉に行っている。それだけを捉えれば、贅沢だと感じる人もいるかもしれない。でも、田舎暮らしの僕は、他のエンターテイメントに費やす費用が圧倒的に少ないのである。まず、僕は外に飲みに行くことが殆どない。専ら「家飲み」専科である。煙草だって、辞めてから4年になる。服にもお金は掛けない。パソコンもiMACを5年近く使っている。雑誌も買わない。買うのは、本と中古レコードくらいだ(カメラ関係は除いて)。
そんな僕が、月に1~2度、総額1万円/1回の温泉旅行を、大人の趣味として楽しむことを誰が責められよう?(誰も責めてないけど)。そんな訳で、今回は、山形県の湯田川温泉に行ってきたのである。宿泊先は、家庭的なオモテナシの「隼人旅館」さんである。
◯湯田川温泉 : この提灯が目印である。鶴岡の奥座敷で、なんと開湯1300年を誇る歴史ある温泉である。鶴岡市中心部から車で30分ほど。山の麓にある温泉だが、日本海にも近く、新鮮な海の幸も楽しめる。特に娯楽的なものはなく、静かな温泉地である。
◯隼人旅館外観 :全10室の落ち着いた旅館である。源泉掛け流しのお風呂と、料理が素晴らしいのである。
◯室内 :まずは室内で、休憩。コタツが泣かせる。我が家にはコタツがないので、嬉しい。一泊だったが、12.5畳もある部屋だった。窓からの展望は特にない。眼の前に廃墟があった。でも、これは僕にとってはプラスポイント。
◯共同湯に入る : 一服の後、まずは浴衣のまま下駄をつっかけ、向かいにある共同浴場「正面湯」に入浴。なんと、一人占めである。湯船から大量のお湯が溢れ出ている。
今回の宿泊プランは、税込み8550円の「梅林の膳コース」。宿泊プランでは最安値である。この上には、
10650円のコースと、12750円のコースがある。その料理内容は、明日の掲載である。それにしても、2日前にも書いたが、驚くべきは、共同浴場のお湯の量である。湯船から常に大量のお湯が溢れ出ている。このサイズの湯船であれば、注入される源泉の量は3分の1でも多い位である。逆に、この注入量のままであれば、湯船を倍にしても余裕がある。でも、敢えて、それをこのまま使う贅沢。お風呂を檜張りにしたり、岩風呂にしたり、近代化したり、浴槽の数を増やしたり、そういうことが贅沢だと思われている昨今、この温泉の使い方こそ、真の贅沢ではないか。
部屋に戻り、お決まりの読書に励み、ビールを飲みたいのを、夕食までじっと我慢することにした。お楽しみは、明日に続く。
◯第1回:湯田川温泉・隼人旅館での一日
◯第2回:湯田川温泉・旅館で大飯を喰らう
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以前いってたように有言実行。
こんな寒いときは温泉がいちばんですからね~
こちらも今日は日帰り温泉、といっても綱島温泉へ行ってきました。
昔ながらのヘルスセンターみたいなものですが、平日はがらがらで、経営的にやっていけるのかと心配してしまうほどです。
東北の温泉宿もそういったところが多いようですが、隼人旅館はどうなんでしょう?
東北の温泉は、冬こそ最高なので、続けようと思います。
隼人旅館さんは、このコストパフォーマンスで、もっと込み合っていそうなのに、結構空いていました。恐らく、法要や会合などの需要(習慣)があるようなので、その面では安心かと思います。
でも、もっと山奥の温泉に行くと、土曜日なのに、客が僕を入れて2人ということもありましたよ。さすがに辛いものがありますよね。