たまに、この建物の前に行き、ドラマチックな瞬間を待つことがある。当然、奇跡のような瞬間は、奇跡のような確率でしか起きることはない。ごく当たり前の日常が眼の前を流れていく。本音をいえば、僕は奇跡の場面なんか待っていない。ごく当たり前の日常を眺めたいだけだ。それだと照れくさいから、ドラマチックな場面を待っている振りをしているのである。何しろ、ここはY字路なのだから。
さて、今回この写真を家に戻って眺めた時のことである。僕は何か分からないけど小さな違和感を覚え、それが何なのか眼を凝らしていた。答えは、やがて判明した。この写真を撮ったのは先週のことである。ニュースでは関東地方で35度の猛暑が訪れたと報じていた。自転車の男性の服装を見て欲しい。これ真夏ですよ。そう、東北地方の日本海側では、異例の日射不足と低温が続いているのである。山間の集落では、いまだ朝晩にはストーブを炊く家もあるという。我が家でも、夏の暑さを考慮して一時退役させた「真空管アンプ」を復帰させても良いのではと思うほどだ。
X-PRO2 / XF14mm F2.8R
最新の画像[もっと見る]
- 13歳の誕生日を迎えた猫・銀次郎さん 4日前
- 13歳の誕生日を迎えた猫・銀次郎さん 4日前
- 宮城コンプリートいよいよカウントダウン 6日前
- 宮城コンプリートいよいよカウントダウン 6日前
- 宮城コンプリートいよいよカウントダウン 6日前
- 宮城コンプリートいよいよカウントダウン 6日前
- 宮城コンプリートいよいよカウントダウン 6日前
- 猫たちの午后~Cat Day Afternoon 1週間前
- ディープ東鳴子~これはもう近代遺産といえる 2週間前
- ディープ東鳴子~これはもう近代遺産といえる 2週間前
XF14の面白さにハマりましたね。歪みがないレンズゆえの自然な描写。しかし強烈な描写力。寄れる広角故に、パースも自在に描けるレンズですよ。
XF35はF2で行きましたね。いいと思います。Leicaの標準は1.4をお持ちなので、ズミルックスに対するズミクロンのようなガシッとした描写。でも、被写体によってはきちんと繊細にも描けるレンズです。この二本だけでもたぶん飽きずにかなり楽しめるのではと思います。個人的にはXF14の使いごたえは相当なものですし、いい意味での「田舎には相応しいレンズ」です。路地とか入り組んでいる場所、下町にも面白いです。あと細い飲み屋街でも。歪みが多少ある癖なレンズですと、被写体の良さよりレンズの個性だけで終わっちゃうんです。ぼくはXF23との相性を考えXF16にしましたが、XF14は未だに欲しい一本です。たかが二ミリ、ですが全然異なる二ミリですね。
XF14mm、これは最高です。歪みなし、寄れる、更には小型軽量。何か普通のレンズを使っている感覚なんですよね。つけ放しでも問題ない、みたいな。
ただ一気に旧システムを売って、一気に買いましたので、レンズのありがたみを実感できていないところがあり、更にはボディも初めてなので、レンズとボディの相関関係もわかっておりません。
まずは基準となるレンズで色と傾向を把握してと思いますが、これだけ楽しければそうも言ってられません。
XF35mm F2はまだ実践投入できていません。