No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

猫の暑中見舞い~狭い額の写真

2024-07-25 | 



暑い日が続きます。例年のことなので、我が家の猫から暑中見舞いを申し上げます。正直なところ、秋田県の夏はまだそれほど暑くない。でも猫は御覧の通り。今回は狭い猫の額にピントを合わせてみた。「猫の額ほどの〜」といえば、狭いことを意味する言葉である。例えば「猫の額ほどの我が家の裏庭」。猫の額自体が狭いことの象徴なのに、今回のレンズはその額全体にはピントが合わない。猫の下のラグを見れば、ピントの合っている範囲が分かると思う。眼にピントを合わせれば、ヒゲはアウトフォーカスになる。写真撮りにとって極薄ピントのレンズで写真を撮る緊張感(そして喜び)は堪らないものがある。でも肝心の被写体は、暑さに弛緩して緊張感の欠片もない。暑い日もこうやって猫と遊んでいる。

追伸:昨日からの大雨で、秋田県内では由利本荘市を流れる石沢川の堤防が一部決壊するなど被害が心配されている。まあ僕のところは特に被害もありません。大雨の被害についてはピンポイントで発生するので、全国ニュースで全容を知ることは難しいと痛感した。静岡にいる僕の親からも「避難しろ」とメールが来た(笑)。テレビ報道は災害発生後でないと機能しない。それでも携帯電話やWEBサイトで細分化した気象予報や雨雲レーダーを誰もが見ることできるのだから、良い時代になった。

X-PRO3 / XF56mm F1.2R WR
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