キラサス

(ボロニーズ)サスケ佐助とネネ寧根の 
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パブロ ピカソ

2006-10-25 | 旅行
バルセロナで、一番行きたかった場所
それは、ピカソ美術館です。
今さら?そうです。今さらですが大変興味が
あります。ピカソの幼年、少年時代のデッサンや
絵画はぜひ観たかったのです。
中世のたたづまいを残すゴシック地区の裏通り
に美術館はありました。



全ての撮影は禁止
絵はカードからです




パブロ ピカソという名前の「ピカソ」は彼のお母さんの
方の名前です。ピカソはお母さん子で、父親のルイスと
いう名を受け継がなかったそうです。

母マリア よく似ていますね

わたしが学生の頃、ピカソはどうしてあんな変な絵を
描くのだろう。それをキュビズムと呼ぶのだと学んだ
けれど、理解することができず、どこが天才なの?
素朴な疑問でいっぱいでした。
子供の絵みたいだし。誰だって描けそう。。。
なんて、思っていました。
その不思議追求と、ピカソの風貌、生き方、めまぐるしく
変わる作風、その感受性に、大変興味があったのです。

ピカソ自身がそう語るように
『自分は幼い頃、大人の絵を描き、大人になってから
 子供の絵を描いた』
彼の幼い頃のデッサンはもちろん、絵画を観て、言葉を
失います。単に正確なデッサンとか、子供にしては
上手いとか、そんな単純な言葉なんて、とんでもない
デッサン力に、やっぱり天才ピカソなんだと、改めて
思いました。
子供の頃の全ての作品。紙切れ一枚に残された作品
さえも、この美術館で保管されています。
ピカソの家族が残していたそうです。

ピカソ、初恋の女性の彫塑を初めて観ました。
人の奥さまで、ダンナさまは、精神病院に
入ったきり。女性のなんとも切ない表情が心を
打たれる作品でした。

最初の奥さんは、ロシアのバレーダンサー。
バルセロナの公演に出かけた奥さんを待ちながら
窓の外を描いた作品。ポストカードなどでも
よく見かける作品です。

友人の自殺によって、青い色しか使えなくなった
青の時代

女性の囚人

創作に疲れると、よく南仏などにバカンスに出かけ
好んで描いていたのが鳩の絵。
ピカソの鳩は有名ですね


ピカソの陶芸作品も何点か展示されていました
『陶芸は得意ではない』と言っていたそうですが
陶器に描かれた絵画、色使いは、ピカソそのまま。

この旅行でどこが一番よかった?
と聞かれれば、それぞれがよかったけど
ピカソ美術館に行けたことは、一番よかった
かもしれません。


朝ホテルの窓から
殺風景ですね。ビルのほとんどが住宅です


ホテルの部屋。都心にしては広いですネ。



凱旋門や



凝った建物があちこちにありますが。。。
うす汚れて、灰色になっているのだそうです。
スペインの人は凄いものを造るけど
その後のお手入れをしない。と、ガイドさん。
凄いものは作れないけど、誰かさんとソックリ


母国に帰れなかった人々のための
共同墓地



夜8時頃。ホテル前


これ一本買って帰りたいけど。。。


タパスという小皿料理
左エスカルゴ右はマシュルームの
オリーブオイルとニンニク風味
メチャうま

翌日アムステルダムでトランジット

大きなチーズを三本買った。。。
チューリップの球根は日本で売っている
ものと同じでした

おしまい