野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

辻村植物園から曽我梅林へ

2008-02-23 | ハイキング
 午前中は天気が良かったのだが、JR線と小田急線を乗り継いで小田原へ着く頃は雲が多くなってきた。

 小田原郊外にある辻村植物園へは以前から訪れてみたいと考えていた。出来るなら梅の咲き揃う時季と思ってきたのだが、まだ少し早かったようだ。

 小田原駅からはバスの便もあるが少ないので歩くことにした。途中、荻窪用水と水車小屋のある”めだかの学校”があった。


 ゆっくりと歩いて小一時間足らずのところに辻村植物園はあった。

 以前駅近くにあった辻村農園を大正8年にこの丘陵に移してできたという。現在は小田原市の管理となっているが、昨今の人件費削減の風潮か、管理が行き届かず老梅の枝先が伸び放題となっているのが惜しまれる。






 丘陵をぐるりと廻って高台に着くと、花のまだ咲き揃わない梅園の向こうに相模湾が望めた。風は無く、日差しも柔らかく気持ちが良い。5分ほどに咲きかけた老梅の下で数人が車座になって梅見酒を静かに飲んでいた。


 迷いながら小田原駅に戻ってそこからバスに乗り下曽我へ。関東の梅の名所として名高い曽我梅林を一目見ようとしたのだが…。



 人は多いのだが、花は2,3分咲きといったところ。


 白梅のみと聞いていたが紅梅や黄色の品種もちらほらと見かけた。






 



 花が余りにも少なく他に見るところもないので、梅園を出て高台を散歩することにした。


 山道では様々なさえずり声で小鳥が無き交わしている。なかなかカメラではその姿を捉えきれない。やっとジョウビタキのオスが近づいてくれた。


 梅とみかんの畑が混じりあったこの一帯には作業小屋が点在している。道は上り下りがあり曲がりくねっているが、ハイキングコースの標識がしっかりしているので迷うことは無い。


 曽我の梅林が遥か眼下になってしまった。


 芭蕉の句碑がある六本松峠、昔は街道の要所だったらしい・


 名僧が修行した洞窟(澄禅窟)とその標識。




 見晴台から相模湾と真鶴岬、遠くには薄ぼんやりと伊豆半島が見えた。



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