野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

深大寺植物園③―西洋スイレン

2007-01-28 | 植物園
 外では冬の寒気が吹きまくっていたが、温室の中では西洋スイレンの花が妖しげに咲いていた。
 ペンタックスの50-200mレンズは値段の割りに意外と良い写りをしてくれる。動くもの、野鳥の撮影などには余り使えなかったが、近寄れない花を撮るには結構良い。これから重宝しそうだ。














深大寺植物園②―寒牡丹四輪

2007-01-26 | 植物園
 入口すぐ脇で寒牡丹が展示されていた。寒牡丹は二季咲きの変種で春の蕾を摘み取り、夏には葉を摘んで秋寒くなる頃には藁囲いをして育てるのだそうだ。いずれにしても人工的に温度調節されてこんな寒い時期に咲かされるなんて如何かなと思うのだが、それにしても確かに綺麗な事はきれいだ。














深大寺植物園―梅7輪

2007-01-25 | 野の花
 梅開花との報に誘われ、深大寺まで自転車をこいだ。肝心の梅のほうは1分咲きにもならない程でがっかりだったが、代わりにツバキやマンサクが咲いていて春の訪れを思う存分味わうことが出来た。梅は咲いてないとはいっても、数輪気の早いのが紅白とも揃って咲いていた。はるばる来た甲斐があったというものだ。















東京港野鳥公園ー番外編

2007-01-21 | 野の花
 野鳥公園を出たものの帰るにはまだ時間があったので、城南島野鳥大橋たもとの前浜干潟に寄った。橋の上をひっきりなしに行きかう大型トラックの音が喧しい。



 風が出だして、次第に景色は茜色を帯びてきた。



 騒音の下でも水鳥たちは悠然としている。



 私は何とはなしに彼らの上を流れる時を考えていた。無自覚に野で生きるとはどういうものなのだろう。野に生まれ野に生き、生存し続け子孫を残すことを目的として長くない一生を終えて行く、彼らの生は人間のそれと全く異なっているように見える。が、本当にそうなのだろうか。我々人間は、恰も他の動物に対してその無自覚性を理由に神の如き立場にたっていると思っている。が、それは単なる思い上がりで、其処にさしたる本質的違いは無いのかも知れない。





 私の錯綜とした思いを嘲笑いそして断ち切るかのように、冬の陽はあっという間に沈んでいこうとしている。


東京港野鳥公園

2007-01-19 | 公園
 久しぶりに浜松町からモノレールに乗った。野鳥公園へ行くには流通センター駅で降りる。昼頃着いたので昼飯を食べに隣接する大田市場に寄った。新鮮で安い昼飯を期待して行ったのだが案外だった。
 すぐ隣の野鳥公園に行くのに迷ってしまった。歩道のない立体交差の道をぐるぐる回って、やっとどうにか見覚えのある看板に辿り着くことが出来た。そこから坂を登ると平屋の木造立ての管理事務所が見えてきた。

 

 事務所の脇では今を盛とアロエの花が咲いていた。



 前は空き地になっていてベンチや遊具が置かれている。



 野鳥公園の前は交通量の多い環七が通り、公園の敷地自体も東海道貨物線で分断されている。その上に架かるイソシギ橋を渡って東淡水池に向かう。キンクロハジロ、ヒドリガモ、ホシハジロ等のカモたちが遠く葦原に見える。



比較的近くには、人に慣れやすいマガモやオオバンが泳いでいた。



 少し歩くと屋根が雑草で蔽われたネイチャーセンターが見えてきた。



 この先、汐入の池には観察小屋が二箇所設けられている。小屋の中には観察用の望遠鏡が備え付けてあったが、大半は取り去られていて使えるものは少なかった。一般に以前来た時より施設の老朽化が見られ、訪れる人の少ないように思えた。



池の棒杭の上では、ユーモラスな仕草でウミウが羽を乾かしていた。



西側にも観察池があったがこちらでは殆ど野鳥を観察することが出来なかった。観察小屋の脇ではスイセンが暖まり始めた春の陽を集めていた。