今年になってはじめての登山だ。丹沢には何度か登っているが、大山(おおやま)に登るのは学生時代以来だから数十年ぶりになる。
< 行程概略> 10時半前伊勢原駅北口から大山ケーブル駅行きのバス→11時前ケーブル駅到着、そのまま男坂を登山→11時40分大山下社。表参道から登る→12時50分ヤビツ峠との分岐通過→13時5分頂上に着く、30分ほど昼食→雷の峰尾根を下山→14時30分見晴台→15時30分日向薬師バス停→15時45分のバスに乗って伊勢原駅へ
バスから降りて急坂をのぼり始める。一緒に降りた人は20数名、平日にしては結構多い。
鯉のぼりが青空にはためき、すがすがしい。
追分ケーブル駅までは土産物屋の店先を縫いながら登って行く。
往年の賑わいはないのか、戸を閉ざしたままの店も幾つか見られた。
男坂、女坂の分かれ道を越えたところで若い鹿を見つけた。画面中央少し右よりの所。
下社まで一時間かかって着く。狛犬が迎えてくれた。
阿夫利神社の下社
神社の地下には湧き出た冷水があり、飲めるようになっている。美味しかった。
神社の左隣から阿夫利神社への参道を登って行く。以前は神社への登山は一年の一定期間しか認められてなかった。その謂れを伝えるため、今でも参道への入り口は半開きとされている。
この辺から山の花が多く見られるようになってきた。
ミヤマカタバミ
ヤマルリソウ
スミレも多い。
ナガバノスミレサイシン(多分)
エイザンスミレ
春霞に覆われて展望は余り利かない。黄色い花の木はアブラチャン。
赤い蕊が可愛いハナネコノメ
頂上が近くなった。アズマイチゲも白色や青みがかった色の花を咲かせている。
やっと頂上に着いた。1252mの頂上とはいえ、標高差は900mをこえている。しかも久しぶりの登山だ、すっかり息が上がってしまった。
奥の院
昔はなかったと思うが、今はすぐ裏手にこんな無粋な物が建っていた。頂上の裏には大きなトイレが出来上がっていた。
丹沢は花はさほどでもないが、富士山、相模湾と展望の良い頂上が多い。が、今日はあいにくの春霞で近くの塔ノ岳や丹沢山すら朧にかすんでいる。昼食を済ませ、木の階段の多い雷ノ峰尾根を下った。
途中見かけた等身大の石仏。
麓の日向薬師付近では八重桜が見頃を迎えていた。木の下ではシャガやオドリコソウが咲いている。ここには去年彼岸花を見に来たことがあった。今でも里山の雰囲気を残している心落ち着く土地だ。
半年後の秋には田や畑を彼岸花が赤く縁どることだろう。
< 行程概略> 10時半前伊勢原駅北口から大山ケーブル駅行きのバス→11時前ケーブル駅到着、そのまま男坂を登山→11時40分大山下社。表参道から登る→12時50分ヤビツ峠との分岐通過→13時5分頂上に着く、30分ほど昼食→雷の峰尾根を下山→14時30分見晴台→15時30分日向薬師バス停→15時45分のバスに乗って伊勢原駅へ
バスから降りて急坂をのぼり始める。一緒に降りた人は20数名、平日にしては結構多い。
鯉のぼりが青空にはためき、すがすがしい。
追分ケーブル駅までは土産物屋の店先を縫いながら登って行く。
往年の賑わいはないのか、戸を閉ざしたままの店も幾つか見られた。
男坂、女坂の分かれ道を越えたところで若い鹿を見つけた。画面中央少し右よりの所。
下社まで一時間かかって着く。狛犬が迎えてくれた。
阿夫利神社の下社
神社の地下には湧き出た冷水があり、飲めるようになっている。美味しかった。
神社の左隣から阿夫利神社への参道を登って行く。以前は神社への登山は一年の一定期間しか認められてなかった。その謂れを伝えるため、今でも参道への入り口は半開きとされている。
この辺から山の花が多く見られるようになってきた。
ミヤマカタバミ
ヤマルリソウ
スミレも多い。
ナガバノスミレサイシン(多分)
エイザンスミレ
春霞に覆われて展望は余り利かない。黄色い花の木はアブラチャン。
赤い蕊が可愛いハナネコノメ
頂上が近くなった。アズマイチゲも白色や青みがかった色の花を咲かせている。
やっと頂上に着いた。1252mの頂上とはいえ、標高差は900mをこえている。しかも久しぶりの登山だ、すっかり息が上がってしまった。
奥の院
昔はなかったと思うが、今はすぐ裏手にこんな無粋な物が建っていた。頂上の裏には大きなトイレが出来上がっていた。
丹沢は花はさほどでもないが、富士山、相模湾と展望の良い頂上が多い。が、今日はあいにくの春霞で近くの塔ノ岳や丹沢山すら朧にかすんでいる。昼食を済ませ、木の階段の多い雷ノ峰尾根を下った。
途中見かけた等身大の石仏。
麓の日向薬師付近では八重桜が見頃を迎えていた。木の下ではシャガやオドリコソウが咲いている。ここには去年彼岸花を見に来たことがあった。今でも里山の雰囲気を残している心落ち着く土地だ。
半年後の秋には田や畑を彼岸花が赤く縁どることだろう。
<前回からの続き>
雲が切れ、透き通った青空が見られるようになってきた。広々とした湿原を渡る風が心地よい。
水辺の豆桜はもう散りかけていた。花たちも交代の時期だ。
レンゲツツジやヤマシャクヤクはこれから。期待感とともに大きく蕾を膨らましている。
この高原でも季節はゆっくりと確実に移り変わっていく。野の花たちは一瞬光り輝き、後に主役の座を他の花たちに譲り渡し、自らは結実の時を秘かに迎え、来年の季節の到来に備える。
池の水面に散り落ちていく桜の花びら。
ついでに春の野草の展示で見かけた珍しい花も紹介しておこう。
白花のケマンソウ。タイツリソウとも言う。
コマクサもこの季節なのに会うことが出来た。
エーデルワイスはアルプスに行かないと見ることが出来ない。
これは名前をメモするのを忘れた。花の形からして、クロユリ或いはバイモの仲間だろうか。
ユキモチソウは関東以北では見られない。いつかは山で自生している姿を見てみたい花の一つだ。
滞在時間も三時間近くになろうとしている。人も段々と増えてきたのでそろそろ出ることにしよう。
何年ぶりか、湿生花園を出て大涌谷へきた。5,6kmの道のりなのだが途中混雑していて30分ほどかかった。
ここの名物は黒卵。6個入りで500円、一個食べると7年寿命が延びるという。これは誇大広告にはならないのだろうかと思いながらも、買って食べる。黄身まで硫黄のにおいが染み付いていて旨い。
この日は終始全容を見せることはなかったものの、富士の山腹に残された雪が光り輝いていてきれいだった。
元箱根まで移動し芦ノ湖畔を散策した。ちょうど山桜が見頃で水面に影を落としていた。
桜の向こうを音もなく遊覧船が水面を渡っていく。
湖畔の箱根公園の中は野鳥たちでいっぱいだった。これはヤマガラ。
美しい囀りの嘴の赤い鳥を見かけた。体色も派手である。
かってバードウオッチングを趣味としていた時期もあったので、たいていの野鳥は判別できるのだがこの鳥は見た事がない。
結局後で図鑑を見ても分からず、ネット掲示板で教えてもらって相思鳥と分かった。飼い鳥だったのが逃げ出して全国で野鳥化し、現在ではウグイスやメジロの生態系を脅かすほどになっているという。
帰りは芦ノ湖の西岸を廻って帰ったのだが、こちらは有料道路になっているとは知らなかった。しかも一つの道路が途中で分断され別料金となっている。全くふざけている、噴飯ものだ。ただここから駿河湾が見えたのは少しだけ元が取れたようで嬉しかった。
雲が切れ、透き通った青空が見られるようになってきた。広々とした湿原を渡る風が心地よい。
水辺の豆桜はもう散りかけていた。花たちも交代の時期だ。
レンゲツツジやヤマシャクヤクはこれから。期待感とともに大きく蕾を膨らましている。
この高原でも季節はゆっくりと確実に移り変わっていく。野の花たちは一瞬光り輝き、後に主役の座を他の花たちに譲り渡し、自らは結実の時を秘かに迎え、来年の季節の到来に備える。
池の水面に散り落ちていく桜の花びら。
ついでに春の野草の展示で見かけた珍しい花も紹介しておこう。
白花のケマンソウ。タイツリソウとも言う。
コマクサもこの季節なのに会うことが出来た。
エーデルワイスはアルプスに行かないと見ることが出来ない。
これは名前をメモするのを忘れた。花の形からして、クロユリ或いはバイモの仲間だろうか。
ユキモチソウは関東以北では見られない。いつかは山で自生している姿を見てみたい花の一つだ。
滞在時間も三時間近くになろうとしている。人も段々と増えてきたのでそろそろ出ることにしよう。
何年ぶりか、湿生花園を出て大涌谷へきた。5,6kmの道のりなのだが途中混雑していて30分ほどかかった。
ここの名物は黒卵。6個入りで500円、一個食べると7年寿命が延びるという。これは誇大広告にはならないのだろうかと思いながらも、買って食べる。黄身まで硫黄のにおいが染み付いていて旨い。
この日は終始全容を見せることはなかったものの、富士の山腹に残された雪が光り輝いていてきれいだった。
元箱根まで移動し芦ノ湖畔を散策した。ちょうど山桜が見頃で水面に影を落としていた。
桜の向こうを音もなく遊覧船が水面を渡っていく。
湖畔の箱根公園の中は野鳥たちでいっぱいだった。これはヤマガラ。
美しい囀りの嘴の赤い鳥を見かけた。体色も派手である。
かってバードウオッチングを趣味としていた時期もあったので、たいていの野鳥は判別できるのだがこの鳥は見た事がない。
結局後で図鑑を見ても分からず、ネット掲示板で教えてもらって相思鳥と分かった。飼い鳥だったのが逃げ出して全国で野鳥化し、現在ではウグイスやメジロの生態系を脅かすほどになっているという。
帰りは芦ノ湖の西岸を廻って帰ったのだが、こちらは有料道路になっているとは知らなかった。しかも一つの道路が途中で分断され別料金となっている。全くふざけている、噴飯ものだ。ただここから駿河湾が見えたのは少しだけ元が取れたようで嬉しかった。
箱根の湿生花園には今まで何度も訪れている。が、車で来たのは今回が二度目。過去記事で湿生花園を取り扱ったのは06年の9/27と07年の6/29の2回ある。前2回が夏と秋の季節だったので、今回の春で一応冬(閉園中)を除く3つの季節をupしたことになる。
着いたのは開園間もない9時過ぎ。入り口近くでは春の企画展として「春の山野草と花木展」が催されていた。今回は初見の花はなかったが、今の季節にしては多くの花に出あえたのがうれしかった。
イカリソウはちょうど旬で、園のあちこちで見られた。
トキワイカリソウ
可憐な花を咲かすバイカイカリソウ。
オオバキスミレとヒトリシズカは春の野草の定番だ。
オキナグサは未だに自生の姿を見たことがない。
園内には池が多い。水は一体何処から何処から引き入れているのだろう。
池の周縁部で目立っていたのは早春の花、リュウキンカ。
名の如く金色の花で花茎を立たせて咲いている。
これはよく似たエンコウソウ、猿の手のような茎を這わせその先に花を咲かす。
ミズバショウには何とか間に合ったようだ。いつも5月過ぎに来るので花は少なく大きな葉のみ見ることが多かった。
ミツガシラ
ユキヤナギは零れんばかりに咲いている。
湿地の少し乾いた所にはヤマドリゼンマイやノウルシが見えた。
ノウルシは全体が花のようだ。
頭上ではシデコブシが咲いている。
少し薄暗い林の中ではシラネアオイがひっそりと花をつけていた。
大きな葉っぱと薄紫色のこれまた大きな花を持つが、花びらの色に全く派手さがないのが良い。癒し系の花だ。
白く見える花もあった。
一つの株に鈴なりの花をつけたエゾエンゴサク。
少し離れた所にキヌガサソウを見つけた。
山はまだ新緑の季節には早く、ところどころ白粉を吹いたようにヤマザクラの花が咲いている。
再び戻った林の中で珍しい花に出会えた。スズムシソウだ。これから咲きあがっていくのだろう。
丈高い草の陰にはハルトラノオを見つけた。
イワウチワも上品なピンク色の花を咲かせている。
白花もある。
咲き始めのアズマシロカネソウ、随分と繊細な花だ。
3枚の大きな葉が特徴のエンレイソウ。これは花も大きいのでオオバナノエンレイソウ。自生地は東北や北海道。
バイモ。
残りは次回に。
着いたのは開園間もない9時過ぎ。入り口近くでは春の企画展として「春の山野草と花木展」が催されていた。今回は初見の花はなかったが、今の季節にしては多くの花に出あえたのがうれしかった。
イカリソウはちょうど旬で、園のあちこちで見られた。
トキワイカリソウ
可憐な花を咲かすバイカイカリソウ。
オオバキスミレとヒトリシズカは春の野草の定番だ。
オキナグサは未だに自生の姿を見たことがない。
園内には池が多い。水は一体何処から何処から引き入れているのだろう。
池の周縁部で目立っていたのは早春の花、リュウキンカ。
名の如く金色の花で花茎を立たせて咲いている。
これはよく似たエンコウソウ、猿の手のような茎を這わせその先に花を咲かす。
ミズバショウには何とか間に合ったようだ。いつも5月過ぎに来るので花は少なく大きな葉のみ見ることが多かった。
ミツガシラ
ユキヤナギは零れんばかりに咲いている。
湿地の少し乾いた所にはヤマドリゼンマイやノウルシが見えた。
ノウルシは全体が花のようだ。
頭上ではシデコブシが咲いている。
少し薄暗い林の中ではシラネアオイがひっそりと花をつけていた。
大きな葉っぱと薄紫色のこれまた大きな花を持つが、花びらの色に全く派手さがないのが良い。癒し系の花だ。
白く見える花もあった。
一つの株に鈴なりの花をつけたエゾエンゴサク。
少し離れた所にキヌガサソウを見つけた。
山はまだ新緑の季節には早く、ところどころ白粉を吹いたようにヤマザクラの花が咲いている。
再び戻った林の中で珍しい花に出会えた。スズムシソウだ。これから咲きあがっていくのだろう。
丈高い草の陰にはハルトラノオを見つけた。
イワウチワも上品なピンク色の花を咲かせている。
白花もある。
咲き始めのアズマシロカネソウ、随分と繊細な花だ。
3枚の大きな葉が特徴のエンレイソウ。これは花も大きいのでオオバナノエンレイソウ。自生地は東北や北海道。
バイモ。
残りは次回に。
去年(4月12日の記事)に引き続き、今年も相模原市の石砂山にギフチョウを訪ねた。
時季、時間が良くなかったのか、その日の天候(晴れてはいたが)がいけなかったのか分からないが、数頭の飛び回るギフチョウを見かけただけでなかなか写真に撮ることが出来なかった。
春の色に華やぐ藤野の里。
道々でこぼれんばかりの枝垂桜が迎えてくれる。
大石神社、能の舞台にでも使われるのだろうか。
ヤマザクラを背景にした石仏。
車道から右に折れ山道に入って行く。これはハコベの仲間。中央の赤いのはおしべの葯だろうか。
エイザンスミレも随分目につく。
下向きに清楚な花を咲かすキイチゴの花。
シュンランやヤブレガサの姿も目立つ。チゴユリはやっと花芽を膨らましたばかりだ。
緑一色の中で其処だけ派手なミツバツツジの花。
萌え始めたばかりの新緑と好対照だ。
まだ蕾のハナイカダの花。これは3つあるので雄花。
飛び回る蝶がいたのでギフチョウかと思ったが、タテハチョウだった。詳しくは分からないがキタテハだろうか。
ギフチョウの食草タマノカンアオイを見つけた。卵を産んでいないか、葉っぱをひっくり返して見る。が、何度かやってみたものの翡翠色の卵を見つけることは出来なかった。(去年の記事には卵の写真がある)
これは花。
頂上が近くなって2,3羽周囲を飛び交うギフチョウを見かけた。が、昼に近い時間帯のせいか、気温が20度を超えたからか、元気が良すぎて一向に止まってくれない。やっと撮れたのがこれ。
頂上から丹沢方面を望む。
頂上付近だけに咲いていた、色の濃い背の低いスミレ。
これは崖に群生して咲いていたスミレ。花も葉も随分大きかった。
図鑑で調べてみるとクヌギタケに似てはいるのだが…。
帰り、廃校となった校門の所に珍しい物を見かけた。裏に回って台座をみると昭和15年寄贈とある。
午後3時を回り、帰りの山道は初夏を思わせる陽気だった。吹き出る汗を拭いながら帰路についた。
時季、時間が良くなかったのか、その日の天候(晴れてはいたが)がいけなかったのか分からないが、数頭の飛び回るギフチョウを見かけただけでなかなか写真に撮ることが出来なかった。
春の色に華やぐ藤野の里。
道々でこぼれんばかりの枝垂桜が迎えてくれる。
大石神社、能の舞台にでも使われるのだろうか。
ヤマザクラを背景にした石仏。
車道から右に折れ山道に入って行く。これはハコベの仲間。中央の赤いのはおしべの葯だろうか。
エイザンスミレも随分目につく。
下向きに清楚な花を咲かすキイチゴの花。
シュンランやヤブレガサの姿も目立つ。チゴユリはやっと花芽を膨らましたばかりだ。
緑一色の中で其処だけ派手なミツバツツジの花。
萌え始めたばかりの新緑と好対照だ。
まだ蕾のハナイカダの花。これは3つあるので雄花。
飛び回る蝶がいたのでギフチョウかと思ったが、タテハチョウだった。詳しくは分からないがキタテハだろうか。
ギフチョウの食草タマノカンアオイを見つけた。卵を産んでいないか、葉っぱをひっくり返して見る。が、何度かやってみたものの翡翠色の卵を見つけることは出来なかった。(去年の記事には卵の写真がある)
これは花。
頂上が近くなって2,3羽周囲を飛び交うギフチョウを見かけた。が、昼に近い時間帯のせいか、気温が20度を超えたからか、元気が良すぎて一向に止まってくれない。やっと撮れたのがこれ。
頂上から丹沢方面を望む。
頂上付近だけに咲いていた、色の濃い背の低いスミレ。
これは崖に群生して咲いていたスミレ。花も葉も随分大きかった。
図鑑で調べてみるとクヌギタケに似てはいるのだが…。
帰り、廃校となった校門の所に珍しい物を見かけた。裏に回って台座をみると昭和15年寄贈とある。
午後3時を回り、帰りの山道は初夏を思わせる陽気だった。吹き出る汗を拭いながら帰路についた。