野に撃沈

多摩地区在住の中年日帰り放浪者。ペンタックスK10Dをバッグに野山と路地を彷徨中。現在 野に撃沈2 に引越しました。

城山カタクリの里②

2007-03-31 | 野の花
 園内にはカタクリ以外の花もたくさん咲いていました。


 ショウジョウバカマの白花は珍しい。


 シデコブシ


 シキミの仲間


 ヤマブキ


 ミツマタの赤花


 アカヤシオつつじ。

城山カタクリの里

2007-03-30 | 植物園
 2年前は車で行ったのだが、今回は周辺のハイキングもしたかったので、横浜線橋本駅からバスに乗っていった。南口から臨時バスが出ていたが、長蛇の列を作っていたので諦め、北口から普通の路線バスに乗っていった。

<行程概略>
 八王子から横浜線に乗って4駅目橋本駅に着く→北口①から10時18分発のバスで城山総合事務所前で降りる→徒歩二十分ほどでカタクリの里→園内で持ってきた弁当を食べ人混みをかいくぐりながら写真を撮る。(三時間弱)→宝泉寺前を通って城山湖へ(途中道標ないので迷いやすい、迷っている私自身何度も道を聞かれた)→2時40分城山湖着、戦前航空機が墜落して建てられたという航空神社(といっても小さな祠があるだけ)をみる→ハイキングコースを通って津久井湖へ行くつもりが道が分からず車道をとおって行く→3時50分ごろ津久井湖着→4時44分のバスで城山高校前から橋本駅へ、道が混んでいたので30分ほどかかって到着→再び横浜線に乗って帰宅。



 まれに白花のカタクリが見られる。


 反り返った花弁の内側の模様が美しい。


 変な形に反り返ったカタクリ。






 黄花のカタクリはまだ蕾だった。これは鉢植えで売りに出されていたもの。


 園内は歩くのもままならないほどの人であふれ返っていた。多くの人が諳んじているかのように、花を見つけてはその名を連呼して行く。まるで名が花の全てであるかのように、次から次へと名前を求めている。そして名を得られるや否や忘れて行く。名前はほんの入口に過ぎず、その奥にこそ花の美しさや価値があるのだろうに。

早春の花

2007-03-28 | 野の花
 桜開花の声を聞いて以来、春の花たちの種類も増えて野は賑やかになってきた。


 ヒメカンスゲの花。

 ミミガタテンナンショウ。花の色や形から毛嫌いする人が多い。が、私はこの花の持つ孤高の雰囲気を結構気に入っている。




 この花にはいろいろな名前がある。オオアラセイトウ、ショカツサイ、ムラサキハナナ等々。中国原産の花だが、生命力があるせいか最近は至る所で見かけるようになった。群生して野原一面を紫色に染め上げている風景も良いが、川べりに一株だけひっそりと咲いている風情もも味があって良い。

 最後にキブシ。早春の低山でよく見かける。キフジ(木藤)という洒落た名もあるが、雌雄異株とは最近まで知らなかった。

18キップの旅-水郡線袋田を歩く

2007-03-27 | 旅行
 山形の帰りは新車両に切り替わった水郡線を利用した。常陸大子の次の駅、滝で有名な袋田の駅で降りた。


バスを調べても一時間以上も先なので歩くことにした。国道を越え旧道に入る。
月居山に向かう山道ではアズマイチゲが咲き出していた。


 カタクリやニリンソウは葉っぱは顔を出しているものの、花はまだこれからというところだった。登山口からは十数分で鞍部に着いた。思ったより早い。月居山は後山(うしろやま)、前山(滝に近いほう)という双耳峰になっている。主峰は後山で標高は432mと低い。こちらのほうに先に登ることにする。




 再び月折峠に引き返し、前山を経由して袋田の滝方面に向かう。


 鐘撞き堂のそばには野晒しの仏たちが十数体置かれていた。


 前にかけられた赤い布は雨風にさらされ色褪せてしまっているものの、小首を少し傾げた様が可愛らしい。




 きつい階段の途中に月居観音堂が見えてきた。



 前山から見た袋田の滝本。ここから急な階段を何段も下りて行く。途中、息を切らしながら上ってくるハイヒールや革靴を履いた大勢の観光客たちとすれ違った。何れも不満顔で階段の余りのきつさに後悔の表情を浮かべていたのが印象的だった。

 袋田の滝は以前見たときより水量が少なかったので、有料の観瀑台に上るのは止めにした。。


 
 意外にも駅を出てからまだ1時間半しか経っていなかった。ここから駅まではゆっくり歩いても30分しかかからない。次の水郡線水戸行きの電車が来るまでには1時間近くあるのだから、途中の風景を楽しみながらのんびりと歩くことにしよう。

18キップ山形の旅④-古の建物編

2007-03-26 | 旅行
 東北地方には明治や大正の時期に立てられた古くて味のある建物がいくつも残されている。今回の慌ただしい旅の中でもそんな建物のいくつかに出会うことが出来た。


 天童市にある旧東村山郡役所。明治12年落成。現在は資料館として使われている。


 山形市の郷土館。明治11年9月に竣工した洋風の建築物で県立病院として出発した。国の重要文化財。


 旧県庁舎である、文翔館。大正5年に建てられたルネサンス様式の建物で国の重要文化財に指定されている。


 文翔館の議事堂。


 山形市立第一小学校。昭和2年に竣工。はじめは勧業博覧会の会場として建てられた。


 明治初期に立てられたという赤湯温泉の丹波館。木造3階建ての建物は郷愁を掻き立てる。