陣馬山は久しぶりだ。以前登ったのが何年前になるか分からないぐらいだ。おぼろげな記憶では小仏から景信山を経て陣馬山へ登り、下山は和田峠だったはず。時間に余裕があって、頂上で一時間近く昼寝を楽しんだ記憶だけが残っている。
<行程概略>10時半中央線藤野駅→11時陣馬登山口、一ノ尾根→11時半上沢井分岐→12時10分和田分岐→12時40分頂上→13時30分下山開始→14時10分明王峠→15時40分与瀬神社→15時55分相模湖駅
総歩数2万歩強、歩行距離は16kmほど、経費は往復電車賃とバス代の計1680円
駅から30分歩いて登山口へ。迷った末に左側の一ノ尾根コースを選んだ。暫くは薄暗い針葉樹林帯の道を歩く。道の脇にはコウヤボウキがたくさん咲いている。
アキノキリンソウやガンクビソウも混じって咲いている。
これはユウガギクだろうか
登ること2時間余。やっと頂上が近くなってきたようだ。周囲が急に明るくなってきた。陣馬山の頂上付近は木が少なく、草原となっている。センブリの花を見つけた。
頂上のこの白馬の像を見るのも久しぶりだ。
ちょうど幼稚園児たちが遠足に来ていた。白馬を見て歓声が沸きあがる。この山は反対側の和田峠から登れば、わずか30分ほどの登りで頂上までたどり着くことが出来るお手軽な山でもある。
コンロを沸かしてラーメンとおにぎりの昼食を食べる。その後は暫く頂上付近を探索した。
登山者の靴に種がくっついてきたのか、ネジバナの花も咲いていた。
茶屋の床の下に咲いていたこの花は、花色が違うがカワミドリのに似る。
今日も天気がいい。日差しが暑いぐらいなので日陰に移動して寝そべることにした。横になったままで、雲の流れていくのを暫く見ていた。
13時半近くになったので下山を始めた。
頂上直下にリンドウを見つけたときは嬉しかった。結局この日見られたのはこの株だけだった。
キク科の花はなべて同定が難しい。これはゴマナだろうか。
終わりかけのツリフネソウ
明王峠の茶店。やってはいるようだが、この時店の人は不在だった。
サラシナショウマ
花穂の先にキリギリスらしき秋の虫がしがみついていた。
杉の幹に絡みついたツルニンジン、ジジソブともいう。
下り疲れた頃、やっと輿瀬神社の建物が見えてきた。
山門を下りた先の参道は中央高速にかけられた橋だった。
陣馬山は登り下りともちょうど良い加減の山だった。