今日は連載している自作ウーハーについての話です。
前回、ベースに使うウーハーとして、
「SEAS L12RCY/P」が良さそうというところまでお話ししましたが、
試行錯誤はまだまだ続きます。
今回のウーハー製作では、様々な補強材をテストしました。
余りにも数が多いので、抜粋して紹介しようと思います。
まず作ってみたのは、シンプルな形のもの。(ver.1.6)
先の写真の左上にあった . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
2022年、始まりましたね!
オーディフィルは、より良い音を届けられるよう、
これからも頑張って参ります。
さて、写真のスピーカーですが、
新製品の「SOLA Mk2」です。
発売は、今年の6月を予定していますが、
webページも、それに合わせてリニューアルしました!
↓ webページはこちら ↓
「ひのきスピーカー」の オーディフィル
日本が世界に . . . 本文を読む
いよいよ年の瀬ですね。
2021年のオーディフィル活動を振り替えてみようと思います。
オーディフィル5周年!
今年の4月で、オーディフィルは5周年を迎えました。
ブログ記事「オーディフィル 5周年!」21.04.04
これからも活動を続けていこうと思っていますので、どうぞ宜しくお願い致します!
サブウーハーSW-1
4月17日には、「サブウーハー使いこなし術」というpd . . . 本文を読む
前回更新から2ヶ月近く経ってしまいましたが、ウーハー作りの試行錯誤をしていました。
3Dプリンタを用いたウーハー作りのコツがつかめてきたので、記しておきます。
ベースとなるユニット
当初、DaytonAudio「DSA-115-8」をベースユニットにしていました。
アルミニウムの振動板をもつユニットで、シンプルながら十分な基本性能をもつハイCP比モデルです。10cmの口径もSOLAに . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。
最近は、新作「SOLA Mk2」に搭載するウーハーユニットの試作を進めていまして、
かなり良い線まできましたので、ブログに書き留めておこうと思います。
ウーハーを自作する意義
スピーカーユニットは、自作スピーカーの世界では、ユニットメーカーが供給しているものを使うのが主流です。
新作のユニットが出たから、それに合わせて箱を作る…という製作パターンが多くあります。
. . . 本文を読む
先日から、新作「SOLA mk2」の試作検討を開始しました。
このスピーカーは、2018年に発表したひのきスピーカー「Concept-SOLA」の後継機になります。
(写真)旧製品 Concept-SOLA
あれから3年の年月を経て、新しく分かってきたことが多くあります。
ユニット設計、箱の構造、指向性制御。SOLA mk2には、今まで積み上げた知見を全て投入していこうと思っています。
初代S . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。
今日は、最新のスピーカー測定についてお話しようと思います。
最新と言っても、何か特別なことをする訳ではなく、よく知られている周波数特性の延長でのお話です。
こちらはFOSTEXのGX100BJというスピーカーの取り扱い説明書に記載されている周波数特性です。大半のスピーカーがこうしたグラフ表記がない中、データをしっかりと表示するFOSTEXの姿勢は素晴ら . . . 本文を読む
FOSTEXといえば、紙コーンのフルレンジユニットです。
もちろん、ウーハーやツイーターなどもラインナップしていますが、FOSTEXらしさを最も感じるのはフルレンジでしょう。
その歴史は長く、表題画像は今から約50年前の1972年のFosterカタログに掲載されていたものです。
トランジスタ用ラジオなどで培った、聞きやすく高能率なユニット作りの技術は、
家庭 . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。
先日、サブウーハーSW-1の出荷が終わり、一安心しているカノン5Dです。
SW-1は、16cm口径ながらも25Hz(特性上は17Hz)からの低音再生が可能なサブウーハーです。
今まで作ってきた「ひのきスピーカー」は、小型のものが多かったので、SW-1はその低域を補完してくれる強力なアイテムになったと思っています。
人間が聴こえる音の範囲は、20Hz~20kHzと言われ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
最近、私生活が忙しくなってしまいましたが、前回までのバックロードホーン製作もマイペースに進めています。
その内容は、後日ホームページのほうに掲載できればと思っています。
最初のバックロードホーンは?
ふと気になったのですが、バックロードホーンはいつ頃からあるのでしょうか。
1950年頃の「クリプシュホーン(Klipsch horn)」が最初という話もありますが . . . 本文を読む
皆さんこんにちは。今日は暖かい日になりましたね!
今回は、Fostexの16cmフルレンジ「FE168SS-HP」を使ったS-076の試聴と測定について書こうと思います。
また、後半では空気室容量の差について説明します。
S-076の概要
FE168SS-HPを使ったバックロードホーン「S-076」のパラメーターは下記のようになっています。
・空気室容量 約4.8L (fx=約190 . . . 本文を読む
前回に引き続き、バックロードホーン型スピーカー「S-076」の設計について書いていこうと思います。
ホーンの構造
前回の日記で説明したホーン広がり率m=0.8のホーンは、次のような形になります。
今回は、次のような形でスピーカーに組み込むことにしました。
複雑に折り曲がっていますが、まずはスロートから赤矢印のように下側へ向かいます。
そこから、青矢印の形で二つに分岐。そして再度、 . . . 本文を読む
今日はバックロードホーン初心者の方に向けて、その魅力と基本となる設計法を説明しようと思います。
市販スピーカーのホーン
まず、「ホーン」というと、市販のホーン型スピーカーを思い浮かぶ方が多いかと思います。
JBL社のスタジオモニターシリーズが有名ですが、コーン型のウーハーの上部にホーン型のツイーターが組み合わされています。
このツイーターのホーンの形の事を「フロントロードホーン」と呼び . . . 本文を読む
今日は、新作バックロードホーンの設計について説明しようと思います。
FE168SS-HPの登場のときに、Fostexの図面を元にしたバックロードホーンを公開したのですが、ふと「バックロードホーンの進化とは何だろう?」と思ってしまったのです。
FE168SS-HP と 長岡バックロードの変遷
FE168SS-HPの取扱説明書に掲載された作例は、長岡鉄男氏の「D-7」に類似しています . . . 本文を読む
今回は、FE166NV、FE168NS、FE168EΣ、FE168SS-HPを比較試聴したときに感じたことを、まとめて書いていこうと思います。
先日公開した動画「Fostex バックロード向け16cmフルレンジ 比較試聴」を見ながら読んでもらえると、より分かりやすいと思います。
FE166NV 標準価格 ¥12,650(税込)/1台
今回試聴したなかでは、最もリーズナブルな製品 . . . 本文を読む