陽太と海街

海のそばの街で3年間暮らした英国ゴールデンの陽太
海街での想い出の記録
そして家街に戻った日常の記録

都合のいいお耳

2017-08-04 13:05:32 | 陽太のコト
またまた涼しかった昨日の朝散歩。





こんなんじゃ、夏が終わったみたいだよね。




梅雨が終わったあとのシトシト雨とか


8月に入ったとたんの涼しさとか


なんだかおかしな天気です。







話は変わって、陽太のこと。


陽太の背中には一つ水ぶくれがあります。


最初に見つけたのはいつだったかなぁ


シニアになりかけくらいの頃だったかもしれません。


ビックリして健診の時に先生に診てもらったら


すぐに中に溜まっている液体を注射器で吸いとって


濁っていないし、心配ないと確認してくれました。


お水を抜いた後の皮膚はちょっと陥没していて


“またきっと同じとこに溜まってくると思うよ”


なんて言われたんでした。





その後、先生の言った通りに


またプックリと膨らんできて


溜まっては抜くというのを繰り返し。


ウチが自分で針を刺してお水を出すことも度々あります。


その時陽太に声をかけるんてす、一応。


「陽太、ちょっとチクッとするからね」 って。


注射の時のお医者さんみたいに。


そうすると不思議とじーっとお座りした状態で


神妙な顔つきで待ってくれる陽太。





犬って、どこまで言葉を理解してるんだろうって


ホントに感心しちゃいます。


もちろん内容じゃなくて


話すウチの声のトーンとか仕草とか


そういうものから察してくれるんだろうけど


それだってすごい能力ですよね。





共通の言語を持たないウチらなのに


暮らしにいなくてはならない存在になれるのは


本当にすごいことです。






・・・と、


ウチの言葉をわかってくれてる陽太くんのはずなんですが


都合の悪いことは聞こえません。


「陽太、そろそろ行くよ!」





“・・・ボク、イヌダカラワカンナイ”


心の声がウチには手に取るようにわかりますよ。





でもね、都合のいいことだけ聞こえててもいいよ。


まだまだお耳遠くならないでね、陽太くん。