陽太と海街

海のそばの街で3年間暮らした英国ゴールデンの陽太
海街での想い出の記録
そして家街に戻った日常の記録

ひさびさのナシナシ

2018-11-29 23:02:11 | 陽太のコト
今日は11月29日、いい肉の日。


お昼の休憩時間に思い立って


Googleさんから “この日の思い出” とお知らせをもらう前に


自ら写真を見返してみました。






2年前の今日の朝。





雲が広がっていたけど


この日は火曜日でお休みで、まぁまぁ寒くって


きっとウキウキで朝のお散歩に行ったんだよな。


このコースだとマリンタウンまで。


途中の広い歩道がけっこう好きで


疲れてもいないのに陽太と休憩して


通りすぎる車とか静かな海をよく眺めていたものです。






そして、昼間は中伊豆の方へ行ってみたんだった。


狩野川沿いに植えてある銀杏の樹が


黄色真っ盛りできれいだった。









この銀杏を見上げながら


実家街の母と電話で話したんだった。


「おばあちゃん、今日はすごく体調よくてね


もしかしたらまた持ち直すかも」


なんて。


1週間前に会ったばかりのおばあちゃんを


頭に思い浮かべながら


そんなはずんだ母の声を聞いてたんだった。






この日の夜遅くにため息混じりの電話がくるなんて


思いもしなかった。






おばあちゃんとお別れして2年が経った。


のに、


ウチはまだ今日もメソメソしています。


もう聞くことのない声を思い出し


もう向けられることのない笑顔を思い浮かべ


傍らにいてくれる陽太に


なぐさめられながら


今年も今日をやり過ごします。





おじいちゃんやおばあちゃんとの関係性、距離感は


きっと人それぞれでそれこそ千差万別。


たまたまこのブログを目にした人は


”なんでそんなにいつまでも悲しいの?“


と思うかもしれない。






自分でも


今年はもう2年だし、海街で一人じゃないし


そう思ってたけど


やっぱりダメだった。





そりゃそうだよね。


今日だから悲しいわけでも、泣いてるわけでもないんだから。





あの日の夜、母の電話を受けてから


ずっとなんだから。








いい朝を迎えて、素敵な昼間を過ごしても


どんなことが起こるかわからない。


だからウチは


ちょっとも気を抜きたくないんです、陽太のこと。





だからウチは


また週末のニコニコ顔を考えるんです、陽太の。





そしてウチは


また立派な大バカ飼い主となるのです。






こうしてカワイイ白犬さんへ


感情を転嫁して


気持ちを少し軽くするわけです。





陽太にとってはいい迷惑だろうけど


それも昨日今日始まったことじゃありませんので


あれもこれもよろしくお願いしますよ、陽太くん。





素敵な自然の村

2018-11-28 14:19:51 | 陽太のコト
前々から気になっていたワンコの施設があります。


夏にはプール遊びも出来るらしいし


お山のハイキングコースもあるらしい。


ちょっと遠いのと、車で行くしかないようなとこなのに


駐車料金がかかるのがどうにも腑に落ちなくて


この夏は足が向かなかった場所です。





でもね、そんなのは人間の都合なんです。


大事なのは陽太が気に入るかどうか。


ただそれだけです。





お天気も良かったので





行ってみました。


訳して “素敵な自然の村” です。


みんな色んなネーミング考えるんですね。


ワンコのリゾートだとかアイランドだとか。


ここは確かにリゾートよりもアイランドよりも


“村” がしっくりくる


そんな静かな場所でした。




一番楽しみにしていたハイキングコースへ


早速足を踏み入れたウチら。


2キロくらいの簡単な道のりです。


それでもぐんぐん登れば登るほどに景色は良くなります。





街並みを見下ろしたり





森の中へ入っていったり。





落ち葉のカサカサ具合もちょうどよかった。





そして、展望台。





素敵。


自然の村も、白色の犬も。


気負わず登れるこんな小さなお山がウチ好み。


陽太は途中ちょっと暑そうだったけど


また冬本番になったら来てみようね。





頂上でスマホのカメラの設定をいじってみたりして





曇り設定の明るさプラスで撮影。


この前行った紅葉の公園で、見知らぬおじさんに教えてもらった技。


知らないでオートで撮り続けていたウチもウチだけど


こんなに雰囲気が変わるなんてね。





黄色に色づいた葉っぱも柔らか色です。





陽太のかわいさも増してます、確実に。


匂いに没頭している白犬は





通常モードで。




この期に及んで、スマホ撮影が楽しくなってる飼い主です。




最後に、ドッグランを囲む背の高い樹を背景にして。





まるでカナダにでも来ちゃったみたいな珍しい樹でした。





ワンコの “村” はなんだかゆったりとした時間が流れてました。


このあたりは雪が積もるのかわからないけど


もっとピリッと寒くなったら、また来てみようね。



秋を探しに

2018-11-26 19:06:39 | 陽太のコト
先週末は世の中的には3連休。


ウチ的にはとびとびのお休み。


けれど、陽太と一緒の休日が増えることは大歓迎です。







とってもお天気の良かった金曜日は



この時期紅葉で人が集まる大きな大きな公園へ。




人が多すぎて陽太の写真を撮ってる場合じゃないな・・・と


諦めてスマホは鞄の中へしまっての散策です。




ワンコ連れの人もたくさんいて、すれ違う時にご挨拶。


相性が良さそうなら、脇道に移動して念入りにご挨拶をかわしたりして。




歩いている途中で前からやって来たのは


陽太の顔が胸の辺りにくるような小さな男の子。


「わぁ~ワンちゃ~ん!」 といって陽太の背中に顔をうずめてきた。


ちょっと焦ったけど、陽太はお構いなしでヘラヘラしてるし


男の子の家族の足元には小さなワンちゃんがいたりで


少し安心したウチでした。


やっぱり人混みの中を歩くのは緊張感が増します。







そんな人混みからすっと外れた管理用の通路。





もらった地図にはそう書いてあるけれど


特に立ち入り禁止の看板もなかったし


ゆったりと歩ける方を選んだ私達でした。


写真もたった一枚だけどキレイなのが撮れて満足。




紅葉の季節が落ち着いたら


またゆっくりと来てみたい公園でした。








そして、昨日の日曜日。


またまたいいお天気です。


隣街の細長い公園、緑道をお散歩です。





落ち葉たっぷりでいい匂い。








早速ヘンテコなお顔も撮れた。













小さな川が流れていて


陽射しがキラキラで


贅沢な時間にどっぷりとつかります。





日向のお散歩が恐くない、日影を求めなくていい


それだけでも気分が軽くなります。







きっと陽太はウチの気持ちを感じとってるんだろうなと思います。


人混みの中の緊張感も


土と樹の匂いで気持ちが休まる開放感も。





だからこんなふうに “楽しいね!” って言ってるみたいな顔するんだよね。









陽太はウチと繋がるこのリードからも


色んな状況を判断してるに違いない。





ただの1本の細い革紐。


大事な大事な、ただの紐。




陽太も繋がってることで安心感を持ってくれていたら


お互いにとってすごく幸せです。






ただ、





こんなふうに匂いに没頭しているときは


ウチの存在すら忘れてしまってるんだろうな。


そうでしょな、陽太くん?





そんなんでもいいよ。


まだもう少し秋を楽しもうね。





まだまだ、ウチら繋がって楽しもうね。



うみそら眺めに

2018-11-21 14:06:09 | 陽太のコト
昨日は寒くていいお天気の休日。


お天気とのかねあいでなかなか行けなかったところへ


意気込んで出かけました。





空が広い。


やっぱり海のそばはいい。





海街のなぎさ公園に行くと必ずこの場所を思い出してたなぁ。


何度来たかわからないほど、お気に入りの公園ですから。


そして今は、


この抜けた景色を見たときに、ふとなぎさ公園を思い出してました。


ないものねだりのわがままです。





休日はとっても賑わうけれど、こんな平日は人影まばら。


なのをいいことに陽太の撮影を。





陽太が海の方を見てるのを撮りたかったのに





“なんで後ろ向きなの??”


とすぐさま立ち上がり





“ね、なんでなんで??”


と駆け寄ってきます。





陽太も空も素敵でなんだか泣けちゃいます。





ずっとずっと前にこの同じ場所で


陽太とウチの後ろ姿を第一飼い主が撮ってくれたことがありました。


ウチはその時と同じような格好をしていて


同じように隣には陽太がいて。


けれど、時は確実に流れていて


“年取ったね、お互いに”


なんてしみじみしてしまいました。








懐かしの園内をグルッと歩いて、久しぶりのドッグラン。





“はよしてや~”


と、もはやウチの方を見る気もない陽太。


リードを外すと








あっという間に放牧された羊のよう。




しばらく自由に歩き回ったあとは


ウチのそばに来て “なんかしてあそぼーぜ” と見上げてきます。




誰かの忘れ物のボール、お借りします。








シニア犬の目のキラキラ、最強ですよね。





このあともなんだかんだとウチの回りを離れずに


何かを期待する陽太。


ウチはというと、ベンチに落ちてきた青虫を


樹に戻そうと試行錯誤です。


小さな枝を拾ってそこに乗るのを待っていたのに


陽太がグイグイと割り込んできます。


幸いなことに青虫の存在には気づいていなかったけど





こんなに細い枝なのに


“ボクにちょうだいな”


と遊ぶ気まんまんです。


投げてあげても見失ってしまうほどの小さい枝じゃ、遊べませんよ。





ぐるぐるとランの中を歩き回って見つけた


大きめな枝を陽太に投げたら


思った通りの展開です。








拾ったその場でかじり始めちゃん。


こんな感じでのんびりのびのびと過ごしました。






しばらく足が遠のいていたところだけど、また来ようね。


ウチら、やっぱりここ好きだもんね。



アレを見たくて

2018-11-19 19:49:58 | 陽太のコト
昨日の日曜日は久しぶりに雨上がりじゃない休日。


行きたいなぁと思っていた森の公園へ。


ここはほとんどが土の遊歩道なので


雨上がりはちょっとキツい。


タイミングを見計らっていたところでした。


とは言っても、


ここ最近は休みとなれば森へ入り込むウチらです。


写真はきっと代わりばえしない


緑と茶色の背景ばかりです。





さて、スタート。





駐車場から園内に入るとすぐに始まる遊歩道。


ちびっコ連れのファミリーは草っぱらの広場、


森を楽しみたいウチらみたいなのは通路へと進んでいきます。





全体的には曇り空だけど


時おり射し込む太陽の光がありがたい季節になりました。


細い道では主に陽太が前を歩きます。





呼びかけると





こうやってニコニコちゃんで振り向く陽太。


そう、これを見たいがためです。


完全にウチの都合です。





見つけたあづまやでは





“こっち、こっち!”


とウチを引っ張りあげて


「もう行くよ」 と言っても





リードをピンと張っても動こうとしない。


大丈夫、想定内です。


こういう時、少しだけ方向を変えて


「じゃ、こっちに行ってみよっか?」


と体の向きをクルッとしてみると


意外と “そっちならいいけど・・・” って


歩き出してくれるんです。


そんなこんなで進んできたのは





ススキが広がる沼。


ススキじゃないのかな?カヤ?アシ?


この沼をグルッと回り込むと





歩きやすい遊歩道に出ました。


誰も来ないタイミングで





ニコニコ写真。


かわいいぜ。陽太め。






このあと駐車場へ戻るべく、もう一山越えていきます。





階段陽太も言うことないかわいさ。





振り返る陽太のかわいさを


独り占めで満喫したバカ飼い主です。