陽太と海街

海のそばの街で3年間暮らした英国ゴールデンの陽太
海街での想い出の記録
そして家街に戻った日常の記録

陽太と雪街 2日目

2018-12-31 18:06:06 | 陽太のコト
戌年の大晦日。


通常起床の暗闇朝散歩。





暗くて白くて愛想もなくて素敵です。





風がおさまり、雪の降り方も落ち着いた感じで


穏やかな年越しとなりそうです。


とは言っても道路はツッルツルのピッカピカ。


そこにふわりと雪がうっすら積もっていて


油断すると下に隠れた氷ですべってしまいます。


陽太の四つ足でさえツルッといって


バランスを崩しながら歩いてました。


こんな道をお散歩してたら、


また第一飼い主に心配されちゃうよね


と思いながらも雪に鼻先を突っ込んで


顔に雪をくっつけながら歩く陽太を見たいので


第一飼い主には広い心で見守ってもらうしかありません。








降ったりやんだりを繰り返すお天気の合間をぬって


ちょろっと外に出てみた陽太くん。


また新しく積もった雪に顔を近づけて匂いクンクン。


そのあとにウチを見上げる陽太のお鼻には





期待通りに雪がくっついてました。


ヒトの世界だと “あざとい” とか言われるだろうこの状況も


純真無垢なワンコさんなら許されるってもんです。


しかも陽太はかわいいだけじゃない。





雪の眩しさに目を細めて鼻雪キープ。


さすがです。









今年は忙しい用事もなく、出かける予定もなく


ゆったりとした時間のままに暮れていきそうです。





去年の大晦日に書いた自分のブログを読み返すと


“大丈夫ですよー、今日も陽太はウチの隣でお昼寝してまーす!”


と教えてあげたくなる。




穏やかな時間の中で昔のことを振り返ることができるのって


繋がっている時間全てが満たされたようで


より一層の幸福感に包まれます。






少しずつだけど陽太の体の変化や気持ちの変化を感じとることになったこの一年、


本当は気づかないふり見なかったふりをして


逃げたい気持ちにもなるけれど


当の陽太が能天気なので


ウチも目の前の景色を受け入れなきゃと思うわけです。









あと少しで新しい年へと移り変わります。


やってくる2019年が今まで通りの日常が繰り返されますように。


暮れていく楽しかった戌年に感謝して。








みんなみんな良い年をお迎えください。




陽太と雪街 1日目

2018-12-30 13:45:24 | 陽太のコト
寒波、ほんとに来てました。




いつもなら太平洋側で雪が降ってることなんてなかったんです。


ところが今回は福島県でも宮城県でも雪景色を早々と見ることができて


さくらんぼ県に入ると夜なのに雪明かりでほんのり明るい。


ここまでしっかり降っている年末年始は珍しい。





雪が舞い始めた頃はなんとなく


緊張してハンドルを握る手に力が入ったウチですが


雪の量が増えてくるにつれて


子供の頃の雪景色を思い出して


心なしかほっとしてしまいました。








日付が変わる頃に


危ない思いをすることもなく


無事に実家街へ着き、


今朝も寝坊することなく早起きウチら。


お天気の確認は必要ありません。


だって、晴れか雪かのどっちかですから。






暗い中外に出てみるとチラチラ舞う雪。


除雪車もまだ来ていない家の前で


陽太はどこをあるいたらいいかちょっと迷って


うっすらと残っていた車の轍を上手に歩き始めました。





車道は除雪してあっても歩道はまだ手つかずで


雪をこいでの朝散歩です。






あちらこちらの家の前では黙々と雪かきする人達がいて


雪国の朝は雪かきの音と共に始まるという


昔は当たり前だったことを思い出しながらの散歩道でした。








せっかく思い出したので


じーちゃんが起きてくる前にウチも一仕事。





こんもりと置いていかれた除雪後の雪を片付けて


陽太の写真を何枚も撮って。




夜の間にカングーもすっかり雪国仕様になりました。




遠くの方から聞こえてくる除雪車の音に





ちょっと警戒している陽太でしたが


大丈夫そうだとわかると





ピョン・・・





ピョコリンの・・・





ピョーン!


と行ってしまいました。




犬ってホントに駆け回るんですね。








朝飯前に雪遊びができるなんて陽太はツイてるね。


この寒波で大変な思いをしている人も多いとは思いますが


すみません、ウチらにとってはこれも楽しみにしていた雪。





年に何回かの雪遊び、楽しみましょな。






ウチだけじゃない

2018-12-28 13:56:12 | 陽太のコト
この前のクリスマス旅行のブログを読んだ第一飼い主が


「・・・足、冷たくないのかな」


ってボソッとつぶやいてました。


どうせ





この霜一面の写真辺りを見たんだろうけど


ウチとしては


“でた、過保護”


といったところです。







時折こういうこと言うんですよね、第一飼い主って。


陽太を大事に思ってのことだとはわかっていても


ついつい “でた” と言葉を発してしまうウチの心は冷たいのでしょうか。






でもね、それも陽太にとっては幸せなことだと思うんです。


心配してくれる誰かがいるってことは


人にとっても犬にとっても幸せなことですもんね。


大バカ飼い主はウチだけじゃないってことです。









年末にさくらんぼ県へ行こうと思っているウチですが


それぞれに違う方向から心配してくれる人達がいます。




家街とーさんと家街かーさんは


「雪は大丈夫なのか?


渋滞とか立ち往生とかなるんじゃないのか?」


そう言って寒波の地へ突入しようとするアホ嫁を心配してくれます。




一方、さくらんぼ県の実家街からは


じーばーちゃんからの連絡があって


「あっちの道は風が強くて吹雪くだろうから


こっちの道を通って来なさい。


スピードだけは出さないで、トンネル出たとこは要注意だぞ。」


と口早にしゃべって道中の心配をしてくれます。






どちらの気持ちもありがたいなぁ。






そんなことを思いながら


陽太の足を心配する第一飼い主と


陽太を遊ばせたいウチとの


どっちも大元にある陽太を思う気持ちというのが


ちゃんとつながっているんだと


一人ニヤッとしてしまった出来事でした。








さて、今年も残り少なくなってきました。


今年のうちにと焦ることはもうないし


ただただ陽太とペッタリな休日を楽しむのみ。


あともう少し、お仕事頑張りましょな。


待っててね、陽太。



プレゼントは続くよ

2018-12-26 21:40:08 | 陽太のコト
連休2日目、海街での朝散歩を済ませたウチらは


これまた通い慣れた道を通って





富士山が見下ろすワンコリゾートへ。





雲は晴れてきているけど


富士山くっきりはっきりな感じとまではいきません。


景色は二の次と言いながらも


やっぱりここまで来たら


迫力の富士山を見たい気持ちもあります。







ランに入って最初だけはOK出るのを待ってくれるけど








座ってじっとできるのもほんの数秒です。


嬉しい気持ちが滲みでていて


ついつい “マテ” のコマンドも甘くなってしまいます。







この日の林のランはレトリバー祭り。


色んな毛色のラブとゴールデン、


年齢も10ヶ月のパピーからシニアまで。


アクティブに遊ぶ派とのんびりする派とにわかれて


みんなこの場所を楽しんでいました。







そしていつもの流れでプールへ。





ほどほどに汚れた陽太。




お家で洗うよりも











こうやって何度も何度もお水に浸かると


しっかりシャンプーできる気がします。




一番のお気に入りの “ミドリ” をプールの外に行くときにも


忘れずくわえていたのがかわいかったなぁ。







午後に入って一泳ぎしたら、ちょっと早いけどシャンプー&ドライ。


楽しいとつい疲れを忘れて遊んじゃうからね。





シャンプーされてる時に


まだプールで遊んでるワンコを恨めしそうに眺める陽太も


これまたかわいいんです。


「大丈夫だよ、陽太。


陽太は明日もプールできるんだから。」


そう言っても通じてないのがかわいそう。




そう、ウチらはお泊まりお遊びなのでした。




移動と朝散歩とランにプール。


おまけにシャンプーもされた疲れは


お部屋に入ってすぐに寝てしまった陽太を見れば


“泊まりで正解”


とウチ一人で満足してしまいます。




いつも飼い主の都合ばっかりだから


陽太の良いようにをたまにはね。








翌朝の富士山は





太陽が昇ってきていて綺麗な色です。





ドッグランのオープンを待って


朝イチのランへ。





一面の霜景色。


雪は降らなかったけどホワイトクリスマスでした。





冷え込んだ朝に遊ぶ、物好きは他にはいないみたいで


陽太とフタリで朝ごはんの時間になるまで


林を歩いたり、かくれんぼしたりして過ごしました。





これはお互いが隠れあってるところ。





ウチがいないからと近づいてきて


姿を見つけてハタと立ち止まった陽太。


野生の動物みたいで動きがおもしろい。






けっこうのんびりしていたけど


それでもまだ地面の霜は溶けずに残ってました。








嬉しい気持ち、わかってますよ。






チェックアウトを済ませてもう一遊び。





2日目はライジャケ着用で。





投げたミドリをプールサイドを走っていって追いかけるアンポンタン。





ほぼ貸し切りで遊び倒しました。








今年最後のシャンプーを終わらせて帰宅です。


遊び初めはいつになるかねぇ、陽太くん。


お疲れ様でした。




プレゼントは朝散歩

2018-12-25 05:52:48 | 陽太のコト
連休2日目はクリスマスイブ。


第一飼い主はお仕事です。




ということで、ここのところおとなしくしていた


無謀なお出かけをすることにしました。




無謀の定義は人それぞれですが


ウチらの場合は


老体にムチうって


というところでしょうかね。






早朝まだ暗い中、玄関から外に出ると


意外と明るい。


お月様がけっこう丸かったからです。


それだけでも早起きして良かったと思ってしまう単純飼い主。


陽太とカングーに乗り込んで


向かう先は通い慣れた道を通っての





海街。





雨が上がっていたら行こう。


そう決めて眠りについた前夜でしたが


雨は降っていないけど


雲の厚い朝の空でした。


でも、雲一つないきれいな朝の空ってあんまりないんだってこと


ここで暮らした3年でウチは知っているから


がっかりすることもありません。


大事なのは空の雲じゃなくて


お散歩すること、できること。








海沿いの道を前みたいに歩いて


陽太は前みたいに決まったとこで匂いを嗅いで


休憩場所も前みたいにお決まりのところ。





なぎさ公園です。




イベントの形跡があって


顔馴染みさんに聞いたら


「ヨサコイがおとといあったからね~」


そう教えてくれた。




ウチらも去年見に来たなぁ。


やっぱり一年って早いなぁ。


なんて年末っぽいことを思ったりして。






日の出くらいの時間を目指してやって来たから


お散歩仲間には会えなかったけど


お寝坊した時の公園仲間、レオンくんに久しぶりに会えました。


遠くからでも飼い主さんが


「陽太~!!久しぶりだね~!!」


と気づいてくれて


陽太とフタリ年甲斐もなくダッシュで駆け寄りました。


同世代のレオンと陽太、お互いに元気でいることを


お互いの飼い主が喜んで安心して


「またね~」


といつもみたいに別れました。





その後も公園の台座に陣取って








誰か来るんじゃないかとソワソワな陽太。


何してても “こんなこと前にもあったな” って微笑ましいのは


ホントにたくさんの時間を陽太とこの街で過ごしたからだなぁ


と懐かしく振り返ります。







立ち話することはなかったけど


すれ違う時に挨拶してたジョギング中の女性とかおじさんも


“おっ!” とか “あれ?” みたいな表情を一瞬浮かべて


「おはようございまーす」 と一言。


ウチらの事情を知らなくても


久しぶりに会ったなぁって思い出してくれてるのが嬉しい。







そして大好きな防波堤の道。





太陽が昇って少しだけ明るい空。





陽太の海眺め。





ただの朝のお散歩。


それをするためだけにここに来たウチら。


ここでの陽太を見たいがために。




ウチらの日常だった海街は


とっても特別なものに変わったね。


だから特別を我が家のサンタさんにプレゼントです。


いつも素晴らしい時間を与えてくれるサンタさん。


ありがとうね。






また早起きしてお散歩に来よう。





ね、陽太。