陽太と海街

海のそばの街で3年間暮らした英国ゴールデンの陽太
海街での想い出の記録
そして家街に戻った日常の記録

危機管理

2015-07-26 19:33:41 | 陽太のコト
少しでも涼しいところ探すぞ!


と意気込んで出掛けた私たち。


…どこもかしこも暑いのね。


ワンコたちはいったいどこでこの日曜日を過ごしているんだろう?


こういう時は標高の高いところが頼みの綱。


ギリギリ行けるかな。くらいの気温のところにたどり着いた。


林間の遊歩道らしいのでお水は小さい方のボトルで身軽に行こ。





台風と大雨の後で木々が散乱してたけど、


それもまたアスレチックみたいでいいよね。


時折涼しい風も吹いたりして、気持ちいいね。











このあと林道が終わり集落の道に。


…なったとたん温度が上がった。


日差しを遮ってくれていた高い木々がなくなっていき


陽太も日陰を探して歩いてるっぽい。


…まずいかも。


お水はもう半分もない。残しておきたい。


お水が飲みたくって、ウチの手をなめてくる陽太に


「もう少し行ってみよう!」と声をかける。


お家の門の側で井戸水を流しっぱなしのところを見つけた。


「すみませ~ん!お水もらってもいいですか~!!」


恥ずかしげもなく大声だして、冷たいお水をたっぷりともらった。


一安心。


と思ったのは一瞬で、陽太が二口くらいしか飲んでくれない。



だめだ、あぶない。



もらったお水を陽太の体にかけて、来た道を戻る。


戻る、戻る…。


自販機のあった何かの施設まで


急げ、急げ…。



自販機まで来た。…コインを入れるところにガムテープ。


まじかいな。


陽太の荒い息が耳から離れない。


片付けをしていた施設の人を見つけて、水を買いたいと告げる。


一緒に自販機を見てくれて「壊れてるのよ、これ。」


「だから、持っていって!暑いもんね。」


と水とポカリを手渡してくれた。


陽太にも薄めたポカリを飲ませたり、残っていた水を体にかけたり。


林道に戻ってきていたのもあって、少しずつ元気になってきた。



…ほんとにこわかった。



人の都合でゴール地点を決めて、



行く先の道のりの心配をしてお水をセーブしてあげたり、



陽太、ごめんね。




今日のブログは同じ失敗をしないための自分に対しての大事な記録。


何が大切なのか、考えたらわかることだもんね。



行きにも写真を撮ったベンチで帰り道にも休憩。





陽太に笑顔が戻って良かった。



井戸水のおばあちゃんと、自販機のおかあさんありがとうございました。