南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

なぜ今このテーマという気がしないでもない「ワルキューレ」

2009-03-24 21:13:13 | 映画
 「ワルキューレ」見てきました。
 ヒットラーの暴走ぶりに、こりゃあやぱいぞと思ったドイツ軍人達がヒットラーを暗殺しようとする話です。
 実話に基づくってことで、ドイツ人は悪いやつばっかじゃなかったんだぞ。ヒットラーを何度も暗殺しようとしたんだい。っていう映画ですが、ドイツ人が撮ったんならともかく、なぜこれをハリウッドで?
 なんか政治的な思惑でもあるんでしょうか?
 全編ドイツでの話ですが、さすがハリウッド映画。全員英語しゃべってます。まあ、そうしないとアメリカじゃ客はいんないんだろうけど。

 ただまあ、映画自体はかなりドキドキするエンタメ作品です。
 トム・クルーズ扮する大佐が、上司を脅したり、どなりつけたりしつつ、謀略を進めていきます。
 ヒトラー暗殺計画自体はシンプルで、大佐がプラスティック爆弾を仕込んだ鞄を持って会議に出席。こっそり抜けだして、そこにいるヒトラーを爆死させようというもの。
 さらにそのどさくさにまぎれて、なんとか部隊を動かして、SSを一網打尽に逮捕しちゃうという作戦。
 んで、大佐、見事に爆弾仕込んで爆発現場からすたこらさっさと逃げてきますが、なぜか計画が進みません。
 上司の将軍がへたれちまって、「ほんとにヒトラー死んだのか? それ確かめないとなんにもしないよ」とごねまくり。
 大佐ピーンチ。
 大佐、それを知って電話で激怒。
 あのさあ、もうドイツとかヨーロッパとかの正義とか平和とか大義名分はいいよ。命が惜しかったら俺のいうとおりにしろ!
 へたれ将軍、びびりまくって書類の署名を偽造して、命令だします。
 そして命令を受けた少佐、部隊を出動させてSSを逮捕しますが、死んだはずのヒトラーが、少佐にじきじきに電話。首謀者を生きたままワシの前に連れてこい!
 うひゃああ。大佐大ピーンチ。
 そっからは大佐の陣営、電話掛けまくり。だからヒトラーは死んだんだよ。生きてるって聞いた? そんなデマに踊らされるんじゃねえ。ってな感じで。
 だけどしょせんヒトラーは生きている。
 まあ、史実にのっとってるんで、なんのどんでん返しもなく、大佐逮捕。で、死刑。
 これがふつうのハリウッド流エンターテインメントなら、大佐大逆転でヒトラー死ぬんですが、それやったらパラレルワールドアクションになっちまうし。
 まあ、そっちを見てみたい気もしますが……。

 おっさんとじじい率が極めて高い映画なので、若い女が活躍する話しか見たくないという人にはお勧めしません。
 あ、そういえば、軍帽被った幼女……軍ロリが一瞬だけ登場します。
 それ以外は萌えは皆無です。
 (いや、腐女子は萌えるかもしれんが……)
 というわけで、軍オタ向け? サスペンス好きにも受けると思うけど。


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