『将軍家を支えた幕閣』アマゾン電子書籍紹介。
日本歴史の中で、武士天下で鎌倉幕府、室町幕府、そして最も長く存続した。 戦国時代意を終止符を打った三傑野中でも最も長く安定し、平穏な264年余を築いた江戸幕府は徳川家康に端を発している。 徳川将軍家は、慶長8年(1603)に初代・徳川家康が征夷大将軍に就任してから、慶応3年(1867)に第15代・徳川慶喜が大政奉還するまで、264年間にわたる江戸時代を通じて、征夷大将軍職を世襲した家系である。
この間、日本の実質上の君主・支配者として、武家社会を含む日本社会全体の頂点に君臨した。その将軍職を支えたのが、大老と老中である。江戸幕府最高職、大名の交代寄り合いを支配し、評定所の寄り合いに参加し、町奉行・勘定奉行・遠国奉行等を揮し、幕政を運営の中核に有った。定員は四名から五名。三万石以上の譜代大名がその職に就いた。徳川幕府が徐々に形成され、寛永11年(1634)の老中宛法度が出され、朝廷、公家・門跡支配が出され、大名の御用・訴訟、老中奉書への加判、幕領代官御用、金銀納め方、大分の遣い方、大造の普請、作事、知行割、寺社方、外交、国絵図などを掌握した。 家康、家光、綱吉、吉宗、家斉の親政以外は幕閣が合議制の下に協議されて幕政によって裁可され決断されてた。その後機構改革により大番・留守居衆、寺社奉行、奏番者、大目付、などを采配、 長き江戸泰平の世を支えたのは幕藩体制の下、組織化された体制と、幕政秩序は幕閣によって運営され統治された面は否めない。
藩一揆、大名のお家騒動、法度破り、治安、経済、お家断絶や改易は幕閣によって決断され、幕藩維持に貢献していった。
大老・老中になった者に、猿楽師から老中に身を起こした者もあれば、流浪の身で敵方から家康の家臣になったものなど、初期徳川幕府では戦場の実績で起用された。
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