初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

著者の想い

2008年03月21日 13時01分43秒 | 本・執筆
小説を一日中読んで思ったことは、
作者は何を求め、何が支度て物語を造り、
誰に読んでもらいたいのか。
読み手の自分は何を得、どうなってしまうのか。
読後感が混迷したまま収集がつかない。

それが宮沢賢治作品に感じる書評です。

雨の降る一日を100円均一本を読み過ごした自分。
作品集を連続的に読み始めて、
酷い疲労感に襲われたのでした。
途中何度も放棄して違った作者の作品を読み、
気分転換を図り再読を試みましたが、
一向に進みません。
疲れ果て夕食前に断念した私。
完全敗退した重い読後感。
入浴中も場面が頭の中を走馬灯のように駆け巡ってました。
虚ろな気分で昨晩何して過ごしたか覚えてません。
酷い宮沢賢治病と言う病にかかったようです。

熱狂的なファンの絶えない著者達は、
どんな面持ちで楽しんでいるか想像できません。
沢山戯曲化され上演される宮沢賢治作品ですが、
脚本家はまっとうな気分でいられるのか、
不思議でなりません。
作品読まずにプロットだけで十分作れそうですが、
著者の真意を知りたくて読み始めたら具合が悪くなります。
嫌いになる訳でもなく、
大好きになれそうな気分にもなれず、
表現しようも言葉が浮かばない。
なんと苦しい作品群。
残り全て読み切る自信が薄れる今日。
それでもきっと読んでることでしょう。