タワ尾根を下る。
のっけから道らしいものが見えにくいです。
でも、よく見るとうっすらとあるんですよ踏み跡が。
基本的に尾根を外さないように降りて行けば大丈夫と思いたいですが、一般登山道と比べるとやはり難しいと思います。
支尾根も多いし、平らなところも多いです。
平らだと迷いやすいですよね。
GPSを使いながら進みますが、これだけに頼るのはとても危険です。
あくまでも補助的に考えて、実際には目で見て臭いを嗅いで、とにかく焦らずに。
従弟にはこんな場面に出くわしたとき、どう考えてどう行動するかちょっと考えるいい機会になってくれれば良いなと思います。
僕も遭難こそしていませんが、道迷いは多数経験してきました。
まず、絶対的におかしいな?と思ったら確実なところまで戻る。
そしてやり直すことです。
意外と『ここかよ』と思うところに道が付いていたりしました。
時には這いつくばって靴の跡を見つけたり、一度振り返って見ることで見えなかった目印が見えたりもしました。
やがて…。
ウトウノ頭に着きました。
大きめなカラフルに作られたプレートがあります。
いつ頃誰が作って設置しているのかな?時々ふとそう思います。
うねりながら尾根を下っていきますと、なんと人影が。
3人ほどの僕らより年上のパーティーです。
『こんにちはー』
この2日間で初めて口にした言葉です。
篶坂ノ丸(すずさかのまる)というハッキリしない山頂で『シャッター押していただけませんかー』と言われました。
ちょっと驚きました。
正直な気持ちで言うと、こんなところであなた方何してるんですか?と思いました。
それと同時に後ろに控えた白髭のおじ様がただ者じゃなく感じました。
昔は相当登り散らかしたような…。
『地図を全部塗りつぶさなきゃ気が済まないっていうからさ』
と言うことは…たぶん、奥多摩全山全路踏破を目指しているのではないでしょうか。
まるで水戸黄門を従えた女助さん角さんのようでした。
そう、お二人はご婦人でした。
僕らが先行しましたが、ちゃーんと後から間違える事無く歩いてきました。
調べも完璧ですね。
見習わなきゃ。
いくつかの小さな峰を越えて行き、一石山からはダイレクトに日原鍾乳洞に急降下するルートをとりました。
土が滑る滑る。
相当急な斜面。
転んで落ちたらタダじゃ済まない感じなので、ゆっくりと降ります。
そのうち滑らないコツみたいなものに気付いたりします。
最後の最後で登山道が消えてしまいました。
正確に言うと、工事していて通行止めになっています。
作業中の人に尋ねると、
『モノレールをまたいでもらえばいいんだ』と。
なるほど、それはわからなかった。
一石山神社で珍しく手を合わせて無事に感謝しました。
ちなみに従弟はいつもやっています。
昇る朝日にも手を合わせる男です。
でもそれが似合うんですよ。
僕がやると宝くじの当選祈願みたいになっちゃうのにね。
そしてタッチの差でバスに行かれてしまい、東日原まで歩くことになりました。
ま、最初からそのつもりでしたけどね。
歩行距離 初日18.4km 2日目19.9km トータル38.3km
行動時間 初日9時間半 2日目8時間半 トータル18時間
おしまい。
のっけから道らしいものが見えにくいです。
でも、よく見るとうっすらとあるんですよ踏み跡が。
基本的に尾根を外さないように降りて行けば大丈夫と思いたいですが、一般登山道と比べるとやはり難しいと思います。
支尾根も多いし、平らなところも多いです。
平らだと迷いやすいですよね。
GPSを使いながら進みますが、これだけに頼るのはとても危険です。
あくまでも補助的に考えて、実際には目で見て臭いを嗅いで、とにかく焦らずに。
従弟にはこんな場面に出くわしたとき、どう考えてどう行動するかちょっと考えるいい機会になってくれれば良いなと思います。
僕も遭難こそしていませんが、道迷いは多数経験してきました。
まず、絶対的におかしいな?と思ったら確実なところまで戻る。
そしてやり直すことです。
意外と『ここかよ』と思うところに道が付いていたりしました。
時には這いつくばって靴の跡を見つけたり、一度振り返って見ることで見えなかった目印が見えたりもしました。
やがて…。
ウトウノ頭に着きました。
大きめなカラフルに作られたプレートがあります。
いつ頃誰が作って設置しているのかな?時々ふとそう思います。
うねりながら尾根を下っていきますと、なんと人影が。
3人ほどの僕らより年上のパーティーです。
『こんにちはー』
この2日間で初めて口にした言葉です。
篶坂ノ丸(すずさかのまる)というハッキリしない山頂で『シャッター押していただけませんかー』と言われました。
ちょっと驚きました。
正直な気持ちで言うと、こんなところであなた方何してるんですか?と思いました。
それと同時に後ろに控えた白髭のおじ様がただ者じゃなく感じました。
昔は相当登り散らかしたような…。
『地図を全部塗りつぶさなきゃ気が済まないっていうからさ』
と言うことは…たぶん、奥多摩全山全路踏破を目指しているのではないでしょうか。
まるで水戸黄門を従えた女助さん角さんのようでした。
そう、お二人はご婦人でした。
僕らが先行しましたが、ちゃーんと後から間違える事無く歩いてきました。
調べも完璧ですね。
見習わなきゃ。
いくつかの小さな峰を越えて行き、一石山からはダイレクトに日原鍾乳洞に急降下するルートをとりました。
土が滑る滑る。
相当急な斜面。
転んで落ちたらタダじゃ済まない感じなので、ゆっくりと降ります。
そのうち滑らないコツみたいなものに気付いたりします。
最後の最後で登山道が消えてしまいました。
正確に言うと、工事していて通行止めになっています。
作業中の人に尋ねると、
『モノレールをまたいでもらえばいいんだ』と。
なるほど、それはわからなかった。
一石山神社で珍しく手を合わせて無事に感謝しました。
ちなみに従弟はいつもやっています。
昇る朝日にも手を合わせる男です。
でもそれが似合うんですよ。
僕がやると宝くじの当選祈願みたいになっちゃうのにね。
そしてタッチの差でバスに行かれてしまい、東日原まで歩くことになりました。
ま、最初からそのつもりでしたけどね。
歩行距離 初日18.4km 2日目19.9km トータル38.3km
行動時間 初日9時間半 2日目8時間半 トータル18時間
おしまい。