受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

打越垂木・飛擔垂木

2006年05月01日 | Weblog
本堂正面の向拝虹梁の上に掛かる打越垂木(うちこしたるき)、屋根周囲の地垂木(じたるき)の先に飛擔垂木(ひえんだるき)を取り付けると、屋根の大きさが分かるようになるます。

地垂木だけで軒(のき)を造ると一軒(ひとのき)、さらに軒を深く美しく見せるために飛擔垂木を載せると二軒(ふたのき)になります。

旧本堂では一軒で軒が浅く、大雨になると堂内に雨が侵入し、壁を傷めていました。

新本堂では軒の深さは2m50cmほどになり、その心配が減ってきます。