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テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

干渉虹

2012-08-21 23:12:01 | 写真機 画像
以前に虹の関連で記事を書いたとき、二つに見える虹のお話しをしました。
大小二つの虹が見える現象で、視界の開けた場所では結構見える現象です。

今日の見た虹は、通常の虹に重なるようにもう一つ薄い虹が見える、干渉虹、もしくは過剰虹という現象。
上の写真では判りにくいのですが、肉眼では内側にもう一つ虹があるのがはっきりと見えていました。

彩度を弄くって、判りやすいようにした写真がこれです。

内側の縞模様がそれです。色ははっきりとしていないのですが、コントラストは明瞭に違っていて、立体感を伴うかのように見えていました。
最近夕立が多いのですが、こんな愉しみもあるってことで。

Velbon V4-unit フリーアングルエレベーターシステム

2012-08-11 22:45:37 | 写真機 画像

もとはVS-443Qというマクロ撮影用フリーアングル三脚で、その特徴的なエレベーター部分のみの個別販売品。フリーアングルの汎用サイズ三脚には、バンガードのマルチアングル機構付きの機種や、ジッツオのエクスプローラーなどがありますが、VS-443Qは、パンとアングルをワンハンドで調整、固定できる構造と、クランクハンドルで伸縮できることから、マクロスライダー代わりにも使え、脚の貧弱さが残念、と評されていた機種でしたので、待ち望まれていた製品だったようです。上の単品写真左のステー形状のグリップを回すことでアングル、パンのロックが出来、センター部分裏側のロックを緩め、手前クランクハンドルで、写真右側のポールを伸縮、ポール根元のリングで、ポールの動き(摩擦)を調整できます。

私の場合、双眼鏡観望に活用するのが主目的なので、立ち見の場合、下の状態。


そしてイスを使用する場合、より三脚から離すために、055XPROBのセンターポールを水平にして下の状態。

下の状態ではカメラを保持するほどの剛性はありませんが、バランスは悪くなく、双眼鏡には充分です。上下いずれの状態でも小型ボールヘッドと延長グリップを使っています。

道なかばで斃れた者と、崇高に群がる者

2012-07-20 21:31:13 | 写真機 画像


実は最初から木の枝の上で羽化しようとしていたのではなく、古いクロスバイクのタイヤ(安いパナレーサー)で羽化しようとしている最中に見えた。
すでにインフレーター(空気入れ)を持って、シュレイダーバルブのキャップを緩めようとしていたので、う゛っと躊躇した。
よく見ると、殻を割って出てきたにしては色が濃い。もっと白くふやけたような、其れでいて清純な輝きのある色のはずです。
かのセミは、地中で長年に渡り今日のメタモルフォシスに備えていたはずなのに、殻の割れ方が悪かったのか、ノンビリしてるあいだに体が固まってしまったのか知らぬが、羽化(Emergence)の途中で命が尽きてしまったらしい。
よく見ると、そこには羽化につきものの荘厳さは無く、躊躇したのが、阿呆らしく感じた。あの神秘的に展開する羽根も、まだ体の横に折りたたまれたままなので、普段見えにくい背中の毛むくじゃらさがよく分かる。
いま、”折りたたまれた”と書いたが、実は、正しくない表現かもしれない。
蝉にしろ、蝶や蜻蛉にしろ、大型の羽根をもつ昆虫は、羽化の瞬間まで、羽根を広げたことがない、つまり彼らの羽根は蛹のなかで器官として形作られるときもくしゃくしゃに曲がったままのハズで、パラシュートや、人工衛星の太陽電池パネルのように折りたたまれたわけではないのです。その羽根が羽化の時には、ピンと張った、空力的に問題のない、シャキっとしたものになるのは、考えれば考えるほど不思議で、眼前で見ていても、ふやけて柔らかそうに見える羽根に、なにかが満ちるようにして伸び、やがてペンキが乾いて被膜になるときのようなゆっくりさで、硬く締まっていく。障子の紙を貼り替えるとき、霧吹きで濡らして、乾く際にピンと張る様子にも似た感じですが、障子紙はもともと平らに張った状態で作られるのに対し、昆虫の羽根はせせこましい蛹の中で、クシャクシャに曲がった状態で形成されるのに、どうしてあんなにまっすぐに張るのか。更に不思議なのは、蝶など鱗翔を持つもの、あの鱗粉は一粒一粒の精緻な並び方で色合いを醸し出していることが分かっています。細かい細かい鱗粉の並ぶ密度、向き、僅かな形の差異が光の反射を少しずつ変え、巨視的に色合いを作り出すのです。この鱗粉も広げた羽根の上に、インクジェットで吹き付けられているわけでは、決してないのに、なぜ反射光の波長にまで影響を及ぼすことができるくらい精緻に並んでいるのか。クシャクシャの状態で形成される蛹の中で。

でも、羽化を完遂できなかったこの個体には蟻がたかり始めました。実は蟻は木の根の成長に欠かせない土壌中の微生物コロニーの醸成に大きく関わっていることが分かっています。つまりは蝉のお食事である根からの樹液は一部蟻の活動に依存しているフシもあるのです。
それ故からも知りませんが、この写真の様子、生き物の神秘的な見方が薄れてからは、失敗したベンチャーから、”債務”という大きなアゴで、なにもかも引きはがしてゆく、金貸し集団のようにも見えてきました。おそらく私は現代資本主義に毒されています。

とある街並みの俯瞰

2012-07-17 22:20:02 | 写真機 画像


薄汚れたガラス越しに、しかもコンデジの手持ちなので、きれいな写真ではありませんが、いままで見られなかった位置からの俯瞰です。

いまこのビル内は、まだ中央部の回廊以外部屋割りがされておらず180°以上の窓景色が見られます。うらやましい限り、悔しいので、ちょこっと分けてもらいました。


SZ-30MR

2012-07-13 22:13:49 | 写真機 画像
少し前から、ここブログに載せてる写真はこのカメラで撮ってるモノが多いのです。
以前に使っていたコンデジCoolpixP4に比べると、撮った画像は、解像感はともかく、色や細部の階調は劣るところも多く、このカメラの特徴の24倍ズームも、AFのプアさから、そう生かすこともできません。ただ、ふたつの画像処理エンジンを生かした機能はこのカメラにしかできない使い勝手があり、後続モデルのSZ-31MRが出て、このSZ-30はとことん安くなってますので、買いやすくなってます。予備バッテリーは必須で、遊び倒すのが吉。

梅雨の晴れ間に空を見上げる

2012-07-11 23:40:45 | 写真機 画像
旅先で空を撮るというのは、きっかけは残ったフィルムを消化して早く現像に出すために始めた、そんな他愛ないコトからでした。思えば、レンズの保護フィルター代わりに付けていた東芝スカイライト1(A)の効果の真贋を試したくて撮っていたというのもあるかも。カラーフィルム(特にポジ)に悪影響を及ぼす紫外線カット(ローカット)フィルター、で見た目より空が白っぽくなるのを防ぐ、というのがスカイライト系フィルターの効能だったような憶えがあります。いまのデジカメに欠かせない赤外線(ローパス)フィルターと真逆なのは因縁めいてますね。懐かしい東芝ブランドロゴも控えめで、上品なシルバーリングといい、見た目でも、最近のなまら白いベタ文字のデカいレタリングのフィルターとは違います。以前に紹介したツァイスのソフターなども、ボーンホワイトの肉持感のある気品漂うレタリングで好感が持てます。もっとも、専門的(?)に云えば、タルク、炭カル系顔料の書き文字と、二酸化チタン系顔料の転写文字の差異でしかないんですが。

閑話休題、小さな動機から始めた見上げたお空の写真も、それなりに数が貯まってくれば、どことなく見映えがするような錯覚がして、バイクで行った先々での写真が結構たくさんあります。敢えて、撮影場所の書いてないモノは、いま見てみると、うーん、とイツドコのエニグマに浸ることができます。
そういう意味ではExifに撮影情報、GPS機能付きのカメラでは、ドコ情報すらも勝手に記録してしまうデジタル写真には、便利さを実感する反面、あからさまに過ぎて気恥ずかしく感じたりもします。
因みに上の写真にはExifはありません、こうした一手間、デジタル写真で、有るモノ(情報)を消す、っていう作業と、アナログ写真の一枚のスライドの枠に、撮影場所や情報を書き加えるっていう一手間と、その差異はベクトルが異なるだけでない、全く違う深遠なエニグマがあるような感じがします。

空の写真をずっと見ていると、こんな莫迦な思いに耽ってしまうのです。

10X 携帯用ルーペ(一二三光学機械製)

2012-06-19 22:54:14 | 写真機 画像
かなり前に、ビクセンマーケティングのアウトレットの30倍ルーペを紹介したことがあります。
確かに高精度なルーペでピントストッパーの具合もよく、常時持ち歩いてイロイロ役立てているのですが、やや視野が狭い。印刷のドットプロセスのドットそのものを見るのには何ら支障がないのですがドットの分布を見るのには不適な感じです。
で、倍率のそう高くないルーペも時間を掛けて物色していたのですが、一二三光学の10倍ルーペを購入しました。

左の30倍、デジカメではアイポイントで合焦せず狭くみえていますが、実際に肉眼で見たときには、「因」の字が余裕を持って視野に入って見えます。盛り上がったインクの嵩までみえるのはさすがです。
右の10倍、ヘリコイド等合焦機構がないので、軸ブレしないよう微妙に前後させて覗く必要があり、シビアに調節しないといけないのですが、解像度は非常に高く、30倍でみえていたものが解像度不足で見えないなんてことはありません。視野も充分に広いので、使いやすいです。

もひとつビックリしたのは、10倍の筐体の精度。2枚の円板が2本の柱で支えられた構造、見た目以上の精度で、格納した状態でやや重心位置に偏りがある(使いやすくするため当然なのですが)本体、ガラステーブルの上で横にして立てると、振り子のようにいつまでも左右に揺れて転がっています。
高精度に2枚の円板が合同で平行でないと、こうはなりません。2本の柱の取り付け位置や、柱と円板のビス留めのトルクまで円熟の技巧で組み立ててあるのでしょう。過剰な工作精度なのかもしれませんが、昔、初めて一眼レフに触れたとき感じた精密な手触りと同様です。


比較

2012-05-11 23:44:41 | 写真機 画像


従来のコンデジ+双眼鏡コリメート撮影、と、最近購入した、高倍率ズームコンデジの望遠端の比較です。

クルマの中から手持ちなので、微振動、手ブレは隠しようもありませんが、記録としては、そこそこ。

何より、本体+SS10x50というテレコン?を装着してもそれなりに効いてるアクティブVRに今更ながら感嘆。

ワタシの好みは、古いコンデジ+双眼鏡の写真の方なので、記事のカテゴライズをどちらにするか迷いました。

レリーズ

2012-05-03 21:59:28 | 写真機 画像

語源はReleaseで、乾板を覆うシャッターを開放する動作、構造から、そう呼ばれ始めたらしい。
写真機関連においては、本来逆の意味で有るはずのシャッター(ボタン)もレリーズ(ボタン)も、全く同一のものを指します。
ライカを除く、昔の写真機には、テーパーネジを備えたものが多く、ケーブルレリーズを使用できるのがアタリマエでした(ライカはカブセ式)。

昨今、殆どのカメラにはこの機構が廃れ、丸いボタンのみになり、どことなく愛想が足りないなぁ~と感じています。今では、シャッターリモコンや、電気式のシャッターケーブルが主流で、互換性が乏しいのが非常にネックなのですが、三脚を使うときには積極的に使いましょう、というか必需品ですよ、皆さん。
もちろんカードキャプターさくらゴッコにも使えます。

ACAM-E25

2012-04-26 23:41:11 | 写真機 画像
記事のカテゴライズをどっちにしようか迷いましたが、買ったときの用途で写真機にしました。
アルティザン・アンド・アーティストの便利なストラップ。もともとこの会社はコスメ用具が始まりで、写真機材用についても、コスメ現場で使われる撮影機材関連から商品が揃っていったような傾向があり、例えばケースなどでも、ライカ用が多かったりするので、さほど注目していないブランドなのですが、ストラップについては他にないデザインや素材や機能のものがあり、今回紹介するACAM-E25もそのような製品です。

一見何の変哲もなく見えますが、容易に長さが1/2程度まで短くできる自在長ストラップです。クリックしてYoutube動画へ

実際、実にスムーズで、たすき掛けで機材を下げたまま移動する場合、暴れさせない程度に短くする、使うときに長くする、秀逸な機能です。
まだ、1アイテムしか、この”イージースライダー”の製品はありませんが、ブラッシュアップしてサイズ違いや、バッグ類のショルダーベルトにも採用してくれれば、使いやすい道具ができるハズと期待を寄せています。

モンベル(mont‐bell) カメラップ、デジカメハイテクポーチ

2012-04-13 10:29:48 | 写真機 画像
以前の記事で、SS10x50SK-Dが現行のPCバッグに入りづらいと書きました。

当然、付属の飯盒型のハードケースではなく、ジャストサイズの某軍用セミハードショルダー兼ベルトバッグにて携行しておりましたが、SS10x50SK-Dの頑健な構造を生かすべく(?)、カメラップを買いました。

正方形(46x46cm)のフリースにエラストマーのワッカがついた、カメラ用おくるみです。SONYからもラッピングクロスという名で、50x50cm35x35cmの商品が発売されています。

モンベルを選んだワケは、ワッカの付け根の素材と縫製が良さそうだったからで、もう少し大きい、或いは、小さいのが欲しければ、SONYのどちらかを選んでもいいな、くらいの感じでした。

もう一つは、ポケットグラス用の簡易ケース、ほんとはコチラこそ、薄い、小さなクロスにエラストマーワッカが付いたモノがあれば良かったのですが、代わりに、クリーニングクロス素材でできた、巾着を買いました。
ポケットグラスは紹介の記事で書いたように、秀逸な革製ベルトポーチが付属するのですが、ポケットに入れるには厚みがありますので、コレも、携帯性向上を目論んでのことです。


で、どうなったかというと、PCバッグ、メインコンパートメントが3つのスロット形状になってますが、吊り下げ式のプロテクション・パッドの入ったラップトップ用仕切り(中央)の上端は、バッグの高さより数センチ低くなっており、底の部分に、小さなポーチを入れ、その上に接眼側を下にして入れることで、一番かさばる対物側が仕切りの上に数センチはみ出し、プリズムハウス部分も、緩衝材コンパートメントの中央部分にくることで、多少ふくらんでも問題なく収まり、都合良く収納できるようになりました。”夜の帝王”が鎮座した雰囲気です。

もちろん、ノートパソコンは小型のLet'sNoteCF-Rシリーズなので、縦にして、帝王の横にすっぽりと入ります。

ノーモア三脚なカメラ小僧が便利であることを認めざるを得ない小道具

2012-03-30 18:54:42 | 写真機 画像
写真関係の小道具は、いろんなモノを手にしてきています。
関式露出計、ベローズ、ダブルレリーズ、バリアングルファインダー、傘レフ、ヒカル小町、1/4ネジの付いた数々のパーツ等々。
そのなかで今回取り上げるのは、コレ。

当時はKenko他、いろんなトコロが扱っていた、いわゆるウルトラポッドです。
上の写真は、KenkoのHandyBoyという商品名で売られていたウルトラポッドに、一番小型の自由雲台を付けてあります。
元々はアメリカ製で、PAT. NOS. USA 4,439,032  JAPAN 1,482,580 と刻印があり、
小型三脚としてはもちろん

ベルクロのベルトで巻き付けて固定、 

肩胛骨に開いた脚を、胸板にアングルの脚をあてがい、チェストステーにしてファインダー式のカメラを安定させたり、脚を畳んだまま、補助グリップ、ムービーにつけてマイクステー、バイクハンドルにつけたり、数限りなく使いでのあるアシスト用品です。
加えて特筆すべきなのが、耐久性。開閉する脚のグロメットは堅固でかつ適度なトルク感のままスムース、ベルクロも薄いわりにくたびれた様子が全くなく、最近の100均面ファスナーとは段違いの品質、メルトで固定された石突きのゴムカバーもひび割れや劣化が全くなく、20年以上酷使しているとは思えません。
現在も、同じ形状の製品が売っているのですが、品質はやはり衰えていて、使い捨てのミニ三脚っぽい評価でしかなく、資本拝金主義に冒されてしまっているようです。

エアーブロワー

2012-03-11 10:19:46 | 写真機 画像


ブロワーはスプレーにしろ、ゴムにしろ消耗品なのでいろんな製品を買うのですが、最近買ったのがエツミのジャイアントブロアーRL E-6073RL、手のひらに余るほどデカく、ゴム製としては最大級の風量です。
昔々、ネコを飼っているときに使っていたハリケーンブロワーは、ネコの仇敵だったので、しまい忘れた隙に、猫爪の餌食となり、穴が空き、空気のオモラシをする情けないヤツになってしまいました。
まあ、幼いとはいえ、執拗にブロワーで猫の顔にエアーを吹き付けていたワタシに非があるのですけれども。
ブロワー以外にもネコの仇敵は居て、掃除機とベビコン(小さなコンプレッサー)が稼働中には、絶対に近くには来ませんでした(これはワタシの所為ではない)。

閑話休題、スプレー式はキケンですので、角度には充分留意して使い、決してヒトを含むドーブツに向けて噴射してはいけません。
またコンプレッサーの圧縮エアーをブロワー用途に使うときは、ストレーナーやエアドライヤーでよく水分を分離しないと、悲しいことになります。
呼気を使う場合も同様です。

路上、フロントウインドウ越し、走行中、逆光、片手

2012-03-07 22:03:38 | 写真機 画像



記事タイトルの厳しい条件で、コンデジの手ぶれ防止(Active VR)機能、さらには、撮影後デジタルライティング機能を用い、リサイズのみです。

画角は35mm換算で、75mmほどなので、さほど周辺収差の目立つ状況ではないのが奏功したのか、よくパースペクティブの効いた画になっています。

もと画像はこれ(サイズ縮小済み)


中央の茜色の階調は、サイズ縮小してあっても、加工前のほうがずっと好みです。