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テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

ブリ

2013-12-11 23:56:18 | 日記
とあるトコロでブリのにぎりを食べました。
普段、にぎりなら、光りもの中心に食べる方なのですが、人数分頼んだブリが美味しく、追加で次々と頼み、一人でブリブリ食べてました。
皮の下の脂のノリ具合など、養殖物だとは思うのですが、回転寿司とはちょっと違う歯ごたえは、板前さんの技倆を推量できるいかり・ ・ ・具合でした。
魚は、例え養殖物といえども、個体差、流通、さばき方、柵にしたあとの扱いなどで、大きく変わる場合がありますが、今日のブリは、そのままで良い香りがする甘さがあり、ワサビと醤油でその甘さが引き締まる見事な上モノで、周囲の目など気にせずに、この柵を食べ尽くす、ぐらいの勢いで食べてしまいました。
寿司はサイドメニューだったのですが、鶏天という秀逸な揚げ物含め、サイドメニューでお腹いっぱいになってしまった師走の夜だったのでした。


朝日新聞読者の特定秘密保護法観

2013-12-10 23:22:40 | 日記
ごく限定された一例なのですが、比較的、政治に興味の薄いヒトで、なんとなくずっと取っているからというだけで朝日新聞を購読している方がおられます。
身の回りのいろいろな出来事から、中韓嫌い、日教組嫌い、民主党筆頭に政治家は所詮自分勝手、橋下徹に穏やかな支持という立場のようです。
ところが、特定秘密保護法に関しては、政治家が都合の悪いことを秘密に出来る、などという誤謬を抱いておられました。確かに、朝日新聞では、この法律の恣意的な解釈による危険性のみを、強引なすり替えを含む詭弁と、誘導的な世論調査、特定の主義主張に基づく印象操作などを、徹底的に、他の記事よりずっと大きな見出しと記事の量で報道らしきことを行っています。
実際、この法案の審議に関しては不十分なところもあるとは思いますが、朝日新聞筆頭に法案の目的と有効性を全くと言って良いほど伝えること無しに、ネガティブキャンペーンを大々的に展開してゆく中では、じっくりと時間を掛けて審議することは、政治がポピュリズムに屈している昨今、却って法案の問題点を増す方向に陥るかもしれません。
知る権利を笠に着たおごり高ぶり独善満載の朝日新聞、そんな印象を強くします。

記事のタイトルを入力しておもてなしコンパクトブラください(必須)

2013-12-09 23:20:56 | 日記
記事タイトルはカットアンドペースト時のミスで、「おもてなしコンパクトブラ」とするところを、デフォルトで入力されている注釈文に混ざってしまったのです。ちょっとシュールなので、そのままです。

今日、家人が、「トリンプがやらかした」とケラケラ笑って、何かの雑誌に載ってた以下の文章を朗読しました。

> 世界一薄くて軽い生地と形状記憶ゴムバンドを使い
> 小さく折りたたむと“おもてなし”の心を表現した
> 合掌の形になるコンパクトブラジャー
> パッドは“おもてなし”グッズ入り「真心ポーチパッド」で、
> いつでもどこでも日本らしい“おもてなし”
>
> トリンプ『おもてなしコンパクトブラ』は、ブラジャーのカップに世界一薄くて軽いポリエステルの生地を使用。コンパクトに折りたためるよう、カップにはワイヤーの代わりに形状記憶ゴムバンドを、サイドから背中にかけては薄くて軽い切りっぱなし仕様のパワーネットを使用しています。背中の留め具は、世界共通の“友好”を表する握手をイメージしたデザインになっており、折りたたんだブラジャーを手の中にすべて仕舞い込むと“おもてなし”の心を表現した合掌の形になります。
>
> また、カップの中には「真心ポーチパッド」を装備。“真”と“心”をそれぞれプリントしたポーチパッドの中に、おしぼり用のタオルとお冷用のたためるコップが入っており、日本ならではの飲食店での“おもてなし”の心を表現しました。
> さらに、ブラジャーの中心部分には、合掌をイメージしたモチーフを飾り、世界に知られる日本の“おもてなし”の心をキュートに表現しました。またストラップは取り外すとネックストラップになり、チケットホルダーとして使用できます。
>
> ブラジャーとコーディネートのボトムは、取り外してコンパクトに折りたたむと、正座が苦手な外国のお客様にも使いやすい正座椅子になります。



大いにウケて、一気に発声した家人に、「いや、これは、トリンプが、毎年やらかしている恒例行事なんだよ」というのも、そもそも、何故私が、女性用下着メーカーの行状について、詳しいのか、と思われるのもいささか無聊なので、黙っていました。

俗に世相反映ブラという、非売品のトンデモ商品で、
モーツァルト没後200周年記念ブラ、豊作祈念コシヒカリブラ、横綱ブラ、将棋ブラ、金・銀・銅・ブラ、リサイクルPETブラ、ワールドカップ・ブラ、景気回復祈念ブラ、ハルマゲドン・ブラ、だんご三姉妹ブラ、消費刺激ブラ、21世紀宇宙旅行ブラ、構造改革ブラ、ベースボールブラ、@胸(アッと・胸)ブラ、大江戸ブラ、阪神タイガース ブラ、禁煙マニフェストブラ、頑張れ!ハルウララブラ、eco地球儀ブラ、楽天イーグルスブラ、郵政想定外ブラ、Theプレミアム阪神タイガースブラ、ウォームビズブラ、少子化対策ブラ、NO!レジ袋ブラ、投票率UP!ブラ、マイ箸ブラ、太陽光発電ブラ、裁判員制度ブラ、婚活ブラ、ナイスカップinブラ、マイ田んぼブラ、ようこそ!日本ブラ、なでしこ応援ブラ、スーパーCoolブラ、女性維新ブラ、“ブラノミクス”ブラ、とふざけた企画が並びます。
これらを試着・広報しないといけない、毎年の専属モデルさん達にとって、苦行、関門、罰ゲームとも云える風習だと、個人的に思っていますので、歴代の画像を集めてはみたのですが、ここで開陳するのは”晒しモノ”っぽくなるのでやめておきます。

そらまめ君活用

2013-12-02 22:16:29 | 日記
このところ、天気の良い夜でも、どことなく、かすんだような星空で、折角、月の影響が少なくなっても、いまひとつ星空観望が捗りません。
そらまめ君(環境省大気汚染物質広域監視システム)で確認してみると、鈍い星空の夜は軒並み微小粒子状物質(PM2.5)が多いのが確認できます。
風が、雲を払っても、その風に乗って、微小粒子状物質(PM2.5)がやってくる、そんな悪循環を繰り返しているようです。
これから、発生源では冬の暖房用に石炭が大量消費される季節です。
現地にいる方からは、冬を迎えるにあたって、狭いアパートの各部屋に空気清浄機を準備したという話も伝わってきました。かつての日本でも、光化学スモッグなど、通ってきた道のりですが、彼の地では、かなりひどい状態のようです。

いままでは、GPV気象予報を主体に観望日和を予想していましたが、そらまめ君の情報も参照する必要が高くなりそうです。

雪待月

2013-11-12 23:18:09 | 日記
11月の別の名称の一つです。
他に、ズー=アル=カイダ、霜月、食物月、凋む月、末つ月、神楽月、雪見月、神帰月、広寒月、霜降月、仲冬、子月、建子月、辜月、霜見月、天正月、陽復、露ごもりの葉月、竜潜月などがあるそうで、主に旧暦の11月に因んだものです。
英語のNovemberは拉丁語で9番目の、という意味で、3月起算になってたローマ歴の名残です。

朝、クルマに霜が降りるのが日常になり、閉め切ったサッシのガラスが結露して曇り、眼視での星空に、ピンとした鋭さが感じられるこの頃です。
平地での紅葉が遅く感じられる街の景色ですが、しんしんと秋は深まり、雪待月っぽい風情がスルスルと寄ってくる、そんな感じなのです。

因みに上記の名称一覧は、いちらん屋というWebページから拾いました。
暇な折りには、眺めていると楽しいサイトです。


手の届くところにブロワーを置く

2013-11-10 20:50:56 | 日記
パソコン台の横に黒いカラーボックスを置いてます。
安物で本からカタログから、釣り具から生ディスクや扇子、ハサミにナイフにアロマオイルに充電器、ブレーキクリーナーにヘッドルーペなど何でも突っ込んである代物なのです。
その側板に、クランプも幾つか挟んであって、懐中電灯を引っかけてあったり、小さなマグネットで、カッターナイフや替え刃も貼り付けてあります。クリップクランプは下のように、ブロワーのホルダーも兼ねてます。これがすごく具合がよろしい。

ゴムどうしの摩擦でずれないし、落ちない。付け外しもしやすく、パソコンのモニターやキーボードを吹いたり、光学機器のレンズを吹いたりする日常に非常に役立っているのです。
その昔、現像室でブロワーの使用頻度はすごく高かったのですが、置き場所に困り(転がるので)、よく探し回ったのを思い出しました、あのころに、このようにしていれば、よかったのになぁと小鼻を少しふくらませているのです。

釣行未満

2013-11-04 23:51:13 | 日記
拙ブログで、釣り道具のハナシを何度かしていて、無性に釣りに行きたくなりました。
で、実地に、ちょこっと釣り道具を引っ張り出して、深夜に走り、慣れ親しんだかつての大物ポイントを覗きに行きました。

港湾部の波止が、どこも立ち入り禁止(国際的なセキュリティのため。セキュリティの低い港に停泊した船は次の寄港地で接岸拒否される事があるらしい)になっていたのですが、それでも、あちこちに抜け穴や、誰かが渡したハシゴなどがあり、釣り人達はそこを利用しているようでした。
気温が低くなっても、海水温はまだ下がっていない今の時期は、まだ魚たちの活性も盛んで、良い時期なのですが、見る限り、釣果は芳しくないようでした。
潮時は日の出と同時に大潮の下げになり、決して悪い潮回りではないのですが、投げ釣りの方にも、アタリはないようですし、浮き釣りの方も、無為に寄せ餌を消費していました。足もとのヘチを丹念に探っている人には、なにかしらの釣果があったようですが、早々に見切りをつけて、他の場所に行きました。
かつて、メジロ(ワラサのこと、ブリの小さいヤツ)を上げたこともある、潮通しの良いポイントですが、人はおらず、一度のライズ(大型捕食魚が居れば、必ず何かしらの兆候はある)も無く、強い風にしばらく晒されて、帰ってきました。
まあ、時期はこれからです。いずれは、ガッとあたり、ぐいんと竿がしなり、キイィーンとラインが鳴る、そんな釣りを再び味わうぞーと密かに胸に期してきたのでした。

公園の鳩と雀と鵯(ヒヨドリ)と烏と鶺鴒(セキレイ)と

2013-11-02 23:02:36 | 日記
珍しく、朝から食料品を買いに行こうと車で出かけ、早くから開いているはずだった食品スーパーが、まだ閉まってました。
仕方がないので、裏側にある小さな公園にクルマを停めて、ベンチに座って、ぼぉーっとしてたのです。
当初、私一人しか居なかった公園に、小さなお子さんを連れた、母娘や、空き缶簒奪の浮浪民、などなどがやってきました。
お子さんを連れた母娘は、ハトやスズメに給餌しようとしてるのか、持ってきたパンを細かくちぎって投げています。ハトは見あたりませんが、スズメはそこいらの電線で騒がしく鳴いているのに降りてきません。スズメの目につくように、高く投げ上げたりもしていますが、スズメたちは、かえって、遠くへ逃げるような素振りで興味を示しません。
遠くに座って、煙草を嗜んでいた私も不思議に思いましたが、カラスも、ヒヨドリも、通りがかりはするのですが、パンくずを撒いているのに、寄ってきません。
この公園では、よく来園者が鳥にエサをあげている様子が見られ、子どもさんなどは、パンを取り合う鳥に集られ、追われるようにしている姿も見たことがあります。
セキレイが2羽、スウィーっとやってきて、尾を振りながら小走りに歩いていますが、パンくずに見向きもしません。
おそらく、この時期、木々は実を付け、羽虫や蛾の幼虫が低木の繁みに溢れ、鳥たちは、そちらの新鮮な食料で満たされているのでしょうか。
昔、この時期にトレールバイクでツーリングした頃、風を防ぐために低木の繁みに突っ込んだバイクと、荷物を置いた新聞紙に、朝になるとびっしりと幼虫が集っていて閉口したことが何度もありますが、冬を幼虫のままやサナギで越すために、まるまると太った様子は、秋の収穫、を感じさせてくれたモノでした。
そんなことを思い出して、時間を潰していましたが、やがて、一羽のハトがやってきました。すぐさまパンくずに駆け寄り、ついばみだします。子どもさんも「ポッポー」と嬉しそうな声をあげて、パンくずを放ります。あっという間に2羽、3羽とハトが現れ、せかせかとパンくずを追っています。ひとしきり、子どもさんもハトたちとたわむれ、満足したのでしょうか、遊具へと行ってしまい、ハトたちが残されます。
やがてハトたちは、座って煙草をふ化している私のほうにもよってきて、ねだるように、まとわりつきます。いつのまにか公園には他のお子さん達も来て、思い思いに遊んでいます。
フルバケットブランコと云うのでしょうか、幼児向けのブランコが人気のようです。

確認してみると、MADE IN USAのブランコでした。こんなのは昔はなかったよなぁ、などと、小さな感慨にふけっていると、ハトは相変わらず、さもしげに足もとをうろうろしていました。

An Acom

2013-10-27 20:41:09 | 日記
サラ金や、無線用アンプの会社名ではなく、本来の意味のドングリです。


たまたま、綴りにcomが含まれ、しかも、最初がAということで、どことなくITな雰囲気のする英語のドングリですが、日本語でも唱歌のおかげで、木の実でありながら、擬人化されるのに、なんの抵抗もない、ありふれた木の実です。こうして拡大してみると、深い艶のある色合いと模様が、よつばとというマンガのなかで、宝石、と喩えられていたのはあながち間違いでないような気がします。マンガで読んだときは、コドモらしい、微笑ましい戯れ言にしか思えなかったのですが、実物は、もし、これが鉱物だったら、磨かれて、間違いなく宝石になると違いないと思え、少し不明を恥じたいような気になります。

閑話休題、このドングリは今朝ベランダに落ちていました。
はぜて風に乗って飛んできたのかとも思いましたが、そんな近くに馬刀葉椎(マテバシイ)の樹はないし、まさか家人のポケットから落ちたものでも無いでしょうし(確認しました)、おそらくは、野鳥が落とした、あるいは置いていったとしか、考えられません。
常日頃、呼笛(バードコール)めいた音を発して、彼らを困惑させているので、何か意図があって置いていったと考えることにして、より親近感を持って彼らを眺めることにします。


明星 チャルメラ スープで煮込んで食べる あんかけラーメン とろみしょうゆ

2013-10-25 23:02:52 | 日記
今まで全く気付かず意識していなかったのですが、食品会社の「明星」は、明星であることをふと認識しました。


以前、冬場の料理、特にアウトドアでは片栗粉を使ったとろみスープがデフォだという記事を書きました。今までにもあんかけ麺というのは既製の商品にも有ったのですが、このところ(マルちゃん正麺以来?)活発なインスタント麺の新製品と、ふと意識した明星に釣られて、買ってみました。

以前のちゃんぽんと同じく、先にスープを入れて煮込むタイプで、肉野菜魚介など何らかの具を用意した方が圧倒的に美味しそうです。
煮込んだ後、最後にとろみしょうゆを入れるのですが、それだけではとろみ感は、全くもの足りず、適宜、水溶き片栗粉を足してやります。

で、モヤシ(黒豆もやし、細いヤツ)を入れたのですが、とろみともやしの絡まりが、忘れていたとあるお店のあんかけラーメン(超具だくさん)を思い出させました。

もうおそらくは行くことのない地方のお店で、そのお店のショップブランドメニューでありながらリーズナブルな価格、はてしないとろみと食べるのに苦労するくらいの熱さ、夏に頼もうものなら、大汗必至のそのラーメンが鮮やかに脳裏に蘇り、思い起こせば、ほんの少し前のことなのですが、ハフハフと食べる味と、小さな郷愁が入り混じって、ご機嫌なのでした。

ほこ×たて終了?

2013-10-24 23:24:22 | 日記
数々の名(?)勝負を展開した番組でヤラセが発覚し、放送延期、おそらくはこのまま終了となるでしょう。
特に工学技術系のメーカー同士の対決は、知っている製品、素材なども結構登場し、あ~こんなのよりもっと強いのもあるのになぁ、などと不遜な感想を持ったりしながら、見てました。

今回の騒動の発端は、ラジコン×スナイパーという人気企画のなかで、演出を過剰に行ったことを、電動RCカーの世界チャンピオン(というか、実質世紀末覇者に近い存在)である広坂正美氏の告発で晒されたことで、さらにタチの悪い動物虐待などに論点が転化するまえに幕引きしようとしている模様です。
実際には、猿がRCカーを追わないため、釣り糸で猿を引き回していたと暴露された映像





広坂正美氏には、昔々に、ちょっと縁あって、その超人ぶりを何度も観戦してるのですが、RCカーレースでは、時の運の助け無しに彼に勝つことは不可能なくらいの卓越した技倆の持ち主で、掛け値無しにものすごい人でした。実際、時速60キロ以上で、縦横無尽に滑走するRCカーをショートレンジで狙撃するのは、路面高さからの水平射撃でも無い限り、限りなく不可能に近いでしょう。

私は(タミヤ模型)の製品ばかり買っていて(そう言えばかなり無理して買って、その使え無さに死蔵していたXR311コンバットバギーを、知人の知人に大枚を積まれて譲ったことがあります)、たいして熱中してなかったのですが、やはり実際に言葉を交わしたこともある人が出ている番組で、その人が起点となって騒動が起きたことには、驚くしかありません。

願わくばこういった事態になる前に、現状とは違って、良い方向へと変わっていれば、より楽しめる企画になっていた可能性も僅かにはあったはずで、改めて、今のマスメディアの横暴ぶりに呆れるばかりです。
放送局と製作会社の所為だけにする問題ではなく、スポンサー、電通を始めとする寄生虫体質の周辺企業などの構成が変化すること無しには解消されない問題で、いっそのこと、放送免許を濫発してもっと玉石混淆、淘汰を進めるしか無いんじゃないの、と思います。

アウトドアーな引きこもり

2013-10-23 23:35:40 | 日記
今日、とある会話のなかで出てきた、コトバです。
スマホやタブなど、モバイル情報機器を屋外でしきりに使って、精神的に、そして、やや物理的にも、引きこもっている様子を揶揄したような意味ですが、コトバとして発せられてしまうと、妙に納得できるのです。

引きこもりって言っても身近に居ないので実態は知りませんが、ネットやテレビに依存し、コミュニケーションを厭い、自らのお気に入りとともに自己に収束している方達がその典型のように思います。

実際、滅多に乗らない電車に乗ると、多数の方が一心不乱にモバイル端末に集中している姿が見受けられます。
また、今回のコトバの元になった、とある風光明媚な風景のある都会はずれの高台においても、多くの皆さんの視線は下向きで、ディスプレイと指先を凝視していたりもするようです。

極端な例になると、映画館でも碌に銀幕を観ずに、液晶画面ばかりを見ている人や、河原でバーベキューしながら、電波の受信状態の良いところを探してうろうろしてばかりいる人など、俗に言うケータイ依存症とほぼ同義ですが、その依存症の精神的な要因のひとつが「引きこもり」と一緒なのではないかという趣旨の会話内容だったのです。

私の場合、河原なら、魚が釣れそうなトコロはないか探し回り、景色が良ければ、2台以上の双眼鏡を見較べ、あるいは何かに付け地面をほじくったり、ルーペで葉っぱの裏を見たり、かまびすしいのです。
ただ、アウトドアでも天候の情報が確認できるのはモバイル端末の便利なところだと常々感じています。

秋の夜語り-人工惑星夢想

2013-10-17 23:53:05 | 日記
星空を観ていて、木星土星火星金星月など、肉眼でもよく見える惑星、衛星たち、これらの光は太陽の光を反射して見えるわけです。また時間は限られますが、地球の軌道を回る人工衛星達も太陽や、希には月の光を反射してみえることもあります。なら、いっそのこと、どっかの特に奇矯な人々達が、常に地球へ反射光を届ける人工天体を打ち上げてもらえないだろうかと想像するのです。

技術的に困難かもしれないけど(スイングバイが使いにくいため)、太陽系の惑星公転面に対してほぼ垂直に、地球から太陽の影になることの無いような軌道で、公転面との直交点を地球軌道に沿わせておけば、寿命の延長や、将来的な回収(地球にぶつければよい)も可能になります。最近になってやっと大きさがほぼ確定されたエリス(Eris)のような軌道傾斜角の大きな準惑星のように、公転面外の空間にはまだまだ未知のものがたくさんあるはずです。
現在の太陽系内の研究は、もっとも観測対象が多い公転面に沿った空間が偏重されており、この人工天体によって、さまざまな新しい発見が意外に地球軌道近くで成されることになるのではと期待しますし、ある程度の反射能の人工天体、例えば宇宙で巨大な銀色ガス風船を展開し、内側から補強コーティングしたもの、あるいは常に直反射角を保つ大きな反射板を備えた人工天体などが実現できるとしたら、例え地球から1.5AU以上離れたところにあっても(最近接時に地球公転軌道上、1/4回転離れた位置で直交するとすると√2AU前後)、六等くらいの肉眼で確認できる不思議な動きの天体が空にいつも見えることになり、夢のある、そして現実に実効のある、壮大な人工天体になると思うのです。

あのはやぶさが、日本どころか世界の人々に強い印象を与えたのは、「還ってきた」というその事実です。目で見る、自分の近くにあると感じられることが、あのたくさんの関心と情動を産み出したのだと思うのですが、帰還の時(とそれに先立つ数年間)を過ぎてしまえば、あとは薄れがちな記憶の中でしか興味は維持できません。
いつも夜空に肉眼で見える人工惑星、しかも、自然にはあり得ない軌道で太陽系内をめぐるものがあったら、おそらくは星空にセンスオブワンダーが一つ加わることになるでしょう。

産経新聞のスマホアプリの村上春樹ノーベル文学賞受賞の誤報に釣られた

2013-10-10 21:22:16 | 日記
まあ、情報過多時代に、メディアのあり方が、有り体に云って、現実に追いついてない象徴のような出来事でした。
スマホで読むデジタル版新聞、産経のみ、無料なので、利用しています。更新なども、情報提供側の意向により、号外などが通知されるのですが、本日、「村上春樹、ノーベル文学賞」という号外通知がスマホに表示され、多少なりとも、文学雰囲気の漂う我が家において、私も、その通知の尻馬に乗って、家族に話したわけです。
ご存じのように今年の本当のノーベル文学賞はカナダのAlice Ann Munroさんが受賞したので、完全な誤報だった訳ですが、私も、直後に、他のメディアで検索して、産経の勇み足であったことを知り、家族にもその旨伝えたのですが、どうもばつが悪かったのです。
まぁ、私などより、同じ誤報を受け取った村上春樹ファンや各方面関係者の方々のほうが、もっとばつが悪かったと思うのですが、報道すべき事実が生じる前に、報道内容が決定していて、スケジューリングされ、そのまま誤報となってしまったのは本末転倒というか、ミス、なんてものでは無い、現在のニュースメディアの欠陥を露呈した結果となりました。
もともと、ノーベル文学賞そのものが、権威のみ肥大化して、いびつな人気投票、流行の後追いにすぎないという批判もあるのですが、そのような矛盾と軋轢の現状すら理解していないと思える、デマを飛ばしている訳で、少し深刻に受け止めて欲しいものです。


生々流転

2013-10-09 23:55:21 | 日記
小さい頃から、少年時代まで良く親しんだ、とある臨海工業地帯のハズレの私鉄沿線沿いを通ってきました。
昔は工場群で働く人々が数多く乗降し、賑やかで華やかだった駅前のロータリーの中央部分の花壇も、いまは残骸でしかありませんでした。また、ロータリー内のアスファルトのひび割れから生えた雑草が、背が高いままで茂って、枯れており、おそらくはその雑草たちを踏みしだく車もまれにしか通らない、そんな様子をうかがわせていました。
その昔、駅のすぐ山側には、モデルハウス展示場があり、なかには近未来的なデザインの家なども有って、電鉄会社の宅地開発と、工場の隆盛に伴い、駅の至近の踏切など、混雑していたことを憶えています。

工場のプラントが省力化、無人化され、遠隔操作による集中制御になり、とどめに各企業の合弁合併吸収廃業により、その駅の利用者はぐんぐん減り、モータリゼーションの普及が追い打ちをかけ、今の状態になったようです。
その過程では、シネコンなども、中核都市に先んじて建設され、帯状に連なる車の流れに、道路の拡幅整備工事も追いつかない、そんな時代もありました。
まだまだ稼働しつづける港湾施設も、いまはコンテナ船がほとんどで、その積み下ろしにも活気は感じられません。
住む人がいなくなり、更地に戻された区画も散見します。
この街の昔、黒く焦がした板塀が立ち並ぶ様から、工場群の勃興、住宅地の隆盛、商業施設の躍進、そして、それぞれが、やがて衰えていく様を、夏の終わりの雨とともに、感じた日でした。