夜が更けて雪がしんしんと降っています。
恐らくは明朝に掛けて若干積もりそうな具合です。
裏の林にキツツキがやってくるような拙宅ですが、それなりに街中でもあるので、普段はこの時間でも色々と小さな喧騒が聞こえてくるのですが、今夜は静かです。
時折家々を照らすヘッドライトの光も、その発生源であるクルマなりバイクなりの排気音は、かなり近づいてくるまで聞こえず、電動車かと思うほどです。
雲の上を飛ぶ航空機の音も、普段より低い音が主体で、特徴あるターボプロップ機のペラ音も雪に遮られるのかあまり響いてこず、波長が長い故に遮られにくい低音がジェット機であるかにように感じさせます。
駐車場に停まるクルマにも雪が積もり始めています。先刻まで動いていた私のクルマはさほどでもありませんが、一日中駐車場にあって冷えていた他のクルマのエンジンフードは、雪がボディーの色を覆い隠すほどになっています。
近所のお宅のサッシが開く音がして、小さなお子さんの「雪だ雪が降ってる」とはしゃぐ声が静かな空間に響きます。
玄関先のステップに腰掛けて、フードをかぶり、煙草をくゆらせていますと、ご近所の夕餉の香りが漂ってきました。鼻にツンと来るような、いかにも辛そうなカレーの匂いです。タイカレーに違いないと根拠の薄い感想を懐きながら、雪とタイカレーはミスマッチだなと、深く煙りを吐きました。
恐らくは明朝に掛けて若干積もりそうな具合です。
裏の林にキツツキがやってくるような拙宅ですが、それなりに街中でもあるので、普段はこの時間でも色々と小さな喧騒が聞こえてくるのですが、今夜は静かです。
時折家々を照らすヘッドライトの光も、その発生源であるクルマなりバイクなりの排気音は、かなり近づいてくるまで聞こえず、電動車かと思うほどです。
雲の上を飛ぶ航空機の音も、普段より低い音が主体で、特徴あるターボプロップ機のペラ音も雪に遮られるのかあまり響いてこず、波長が長い故に遮られにくい低音がジェット機であるかにように感じさせます。
駐車場に停まるクルマにも雪が積もり始めています。先刻まで動いていた私のクルマはさほどでもありませんが、一日中駐車場にあって冷えていた他のクルマのエンジンフードは、雪がボディーの色を覆い隠すほどになっています。
近所のお宅のサッシが開く音がして、小さなお子さんの「雪だ雪が降ってる」とはしゃぐ声が静かな空間に響きます。
玄関先のステップに腰掛けて、フードをかぶり、煙草をくゆらせていますと、ご近所の夕餉の香りが漂ってきました。鼻にツンと来るような、いかにも辛そうなカレーの匂いです。タイカレーに違いないと根拠の薄い感想を懐きながら、雪とタイカレーはミスマッチだなと、深く煙りを吐きました。
夜遅くに、寒風に晒されていると無性に温かいものが食べたくなるから、というほんのりとした言い訳を開陳しつつ、即席カップ麺の新商品期間限定商品などはつい買ってしまう方です。
この三種類のカップ麺も、買いました。
で、一番気に入ったのが、白いちゃんぽんうどん。
他の2種はよくある風味でしたが、うどんのこの風味はあまり経験が無く、興味を持って頂きました。もっとも、そのままでは、具が少ない、と感じましたので、湯煎したもやしを少量入れていただきました。
日清食品さんのHPのランキングではトリオ中最下位でしたが、リピ決定です。



この三種類のカップ麺も、買いました。
で、一番気に入ったのが、白いちゃんぽんうどん。
他の2種はよくある風味でしたが、うどんのこの風味はあまり経験が無く、興味を持って頂きました。もっとも、そのままでは、具が少ない、と感じましたので、湯煎したもやしを少量入れていただきました。
日清食品さんのHPのランキングではトリオ中最下位でしたが、リピ決定です。



ちょっと前から気になっている、衣類などの繕い物をしました。
一つは、Tシャツ。20年ほど前に、アウトレットで買ったものですが、黒の染色がいまでも色褪せないお気に入りのシャツです。さすがに胸のプリントは少しひび割れていますが、伸びてもおらず、良い感じでフィットしています。

脇の下に小さな穴が空いてたので、つぼめて、まつり縫いをします。細い糸を一本で先にすぐ横の布地の継ぎ目に留め、順にまつって、最後に継ぎ目で留め縫いして終わりです。
縫った後に少し引っ張って見ましたが、綺麗に繕えました。
二つ目は、HOGLOFSのMULTILAPのショルダーハーネスについてるチェストベルトの、エラスティックバンド、留めたチェストベルトに適度なゆとりとテンションを掛けるようにナイロンベルトに少し短めに縫いとめられている部分がほつれていたので、補強です。
基本的に直線部分の手縫いは全て半返し縫いで行い、今回のような力のかかるところは、半返し縫いで往復します。端部はまつり、留め縫いをして一往復、またまつり、留め縫いをして終わりです。このバッグも背負って使うときには、10kg近くの重量になり、またバッグ自身の形状からチェストベルトを締めてないとやや不安定ですので、必須の補修です。

まあ、器用そうには見えないワタクシなのですが、ちまちました作業はさほど嫌いではありません。
一つは、Tシャツ。20年ほど前に、アウトレットで買ったものですが、黒の染色がいまでも色褪せないお気に入りのシャツです。さすがに胸のプリントは少しひび割れていますが、伸びてもおらず、良い感じでフィットしています。

脇の下に小さな穴が空いてたので、つぼめて、まつり縫いをします。細い糸を一本で先にすぐ横の布地の継ぎ目に留め、順にまつって、最後に継ぎ目で留め縫いして終わりです。
縫った後に少し引っ張って見ましたが、綺麗に繕えました。
二つ目は、HOGLOFSのMULTILAPのショルダーハーネスについてるチェストベルトの、エラスティックバンド、留めたチェストベルトに適度なゆとりとテンションを掛けるようにナイロンベルトに少し短めに縫いとめられている部分がほつれていたので、補強です。
基本的に直線部分の手縫いは全て半返し縫いで行い、今回のような力のかかるところは、半返し縫いで往復します。端部はまつり、留め縫いをして一往復、またまつり、留め縫いをして終わりです。このバッグも背負って使うときには、10kg近くの重量になり、またバッグ自身の形状からチェストベルトを締めてないとやや不安定ですので、必須の補修です。

まあ、器用そうには見えないワタクシなのですが、ちまちました作業はさほど嫌いではありません。
休日の暇には、ベランダで鳥の声に耳を傾けるのがこのところのお気に入りです。
今朝も、標題の通り、の鳥たちのさえずり、地鳴きを愉しんでいました。
もちろん、ウォークスツールに腰掛け、双眼鏡片手です。
ウォークスツールに身体を預けての双眼鏡観望には、色々と利点がありますが、片手で双眼鏡の先を支えて安定させる持ち方の場合に、脇を締めやすくなることがあります。もともと座ることで体全体が安定するのですが、上半身を少し後ろに傾けることで、視線と体の角度がやや狭くなり、その結果、上記のように、肘を体につけやすくなり、双眼鏡を支える力を、微細動し易い腕の筋肉でなく、腹筋背筋に委ねることにより細かなブレが少なくなります。
立った姿勢と異なり、体全体が微妙に振れることもないので、相乗効果で、10倍以上の双眼鏡や、重い双眼鏡でも長時間楽に使えます。
そのようにして時間を過ごしていると、普段騒がしいヒヨドリより、ずっとメジロたちの声が賑やかです。恐らくは5組以上のつがいが、入れ替わり立ち替わり現れ、ちょっと小柄で色の淡い若い個体もやってきます。愛嬌のある白縁の目がクリクリしているようで、見て、聴いて愉しい奴らです。
今朝も、標題の通り、の鳥たちのさえずり、地鳴きを愉しんでいました。
もちろん、ウォークスツールに腰掛け、双眼鏡片手です。
ウォークスツールに身体を預けての双眼鏡観望には、色々と利点がありますが、片手で双眼鏡の先を支えて安定させる持ち方の場合に、脇を締めやすくなることがあります。もともと座ることで体全体が安定するのですが、上半身を少し後ろに傾けることで、視線と体の角度がやや狭くなり、その結果、上記のように、肘を体につけやすくなり、双眼鏡を支える力を、微細動し易い腕の筋肉でなく、腹筋背筋に委ねることにより細かなブレが少なくなります。
立った姿勢と異なり、体全体が微妙に振れることもないので、相乗効果で、10倍以上の双眼鏡や、重い双眼鏡でも長時間楽に使えます。
そのようにして時間を過ごしていると、普段騒がしいヒヨドリより、ずっとメジロたちの声が賑やかです。恐らくは5組以上のつがいが、入れ替わり立ち替わり現れ、ちょっと小柄で色の淡い若い個体もやってきます。愛嬌のある白縁の目がクリクリしているようで、見て、聴いて愉しい奴らです。
テレビで、キウイフルーツについての番組がありました。
酸っぱくない、甘く熟したキウイフルーツを食べるための知識をいろいろと紹介しており、例えば、カタチの悪いものの方が美味しいとか、ゴンとぶつけて一部を潰したほうが熟成が速く進むなどがありました。また、バナナなどの熟成促進でもお馴染みの、リンゴと一緒に保存する方法も紹介されていました。要はリンゴから発生するエチレンガスが、熟成を促進するしくみなのです。エチレンガスは、サイトカイニンなどと同様、植物ホルモンの一種で、植物の細胞に働きかけ、成熟を促します。ただその作用にも良し悪しがあって、野菜や花などはエチレンガスの作用によって早く萎れてしまいます。またそれとは逆の作用でジャガイモについては発芽を抑制する作用があるので、大量に保管する場合、エチレンガスと封入して有る場合があります。
卓上で、そのエチレンガスの話題になって、いろいろと派生する事柄を話しながら、傷みやすい野菜類とリンゴを一緒に保存してはいけないと説明する際に、「足の早いモヤシなんか」、という表現をしたのですが、ふと、もやしの一本一本が疾走している絵柄が脳裏に去来し、ひとり可笑しかったのでした。
酸っぱくない、甘く熟したキウイフルーツを食べるための知識をいろいろと紹介しており、例えば、カタチの悪いものの方が美味しいとか、ゴンとぶつけて一部を潰したほうが熟成が速く進むなどがありました。また、バナナなどの熟成促進でもお馴染みの、リンゴと一緒に保存する方法も紹介されていました。要はリンゴから発生するエチレンガスが、熟成を促進するしくみなのです。エチレンガスは、サイトカイニンなどと同様、植物ホルモンの一種で、植物の細胞に働きかけ、成熟を促します。ただその作用にも良し悪しがあって、野菜や花などはエチレンガスの作用によって早く萎れてしまいます。またそれとは逆の作用でジャガイモについては発芽を抑制する作用があるので、大量に保管する場合、エチレンガスと封入して有る場合があります。
卓上で、そのエチレンガスの話題になって、いろいろと派生する事柄を話しながら、傷みやすい野菜類とリンゴを一緒に保存してはいけないと説明する際に、「足の早いモヤシなんか」、という表現をしたのですが、ふと、もやしの一本一本が疾走している絵柄が脳裏に去来し、ひとり可笑しかったのでした。
今冬、少なくとも私の経験する初雪が夜半から降り始めました。
冬山に慣れ親しんでいた頃とは違い、単なる初雪にも、なんかしみじみとした季節を感じるのです。
風が強く、天気図によれば、すぐにも止み、決して積もることなどなさそうですが、雪が舞うと、有る一定以上の向こう側の小さな音が全て吸収され、聞こえにくくなる、その静けさが結構好きです。さらには、積もった中をじゅっじゅっと踏みしめて歩くのも、足もとの音をダイレクトに耳で感じられて、他では得られない、稀有な感覚なのです。
しんしんと降る雪、という表現がありますが、擬音語とその使い回しの豊かな日本語のなかでも、意味合いからも、実際の音からも、まさにふさわしい言葉です。
冬山に慣れ親しんでいた頃とは違い、単なる初雪にも、なんかしみじみとした季節を感じるのです。
風が強く、天気図によれば、すぐにも止み、決して積もることなどなさそうですが、雪が舞うと、有る一定以上の向こう側の小さな音が全て吸収され、聞こえにくくなる、その静けさが結構好きです。さらには、積もった中をじゅっじゅっと踏みしめて歩くのも、足もとの音をダイレクトに耳で感じられて、他では得られない、稀有な感覚なのです。
しんしんと降る雪、という表現がありますが、擬音語とその使い回しの豊かな日本語のなかでも、意味合いからも、実際の音からも、まさにふさわしい言葉です。
ご存じかもしれませんが、Beatlesの唄のタイトルです。
恋人に、私が64歳になっても、君は私を必要としてくれるかい?、私に応えてくれるかい?、と問いかけるのです。
元々はポール・マッカートニーが少年時代に作った歌らしいのですが、その半世紀以上前に較べて、寿命は延び、いまの64歳はまだまだ元気な人が多く、果たして今の世の中なら64歳ではなく、80歳に変えたほうが、この歌のニュアンスが良く伝わるかもしれません。
そう言う意味においても、やしきたかじんさんの死は、まだ早すぎ、残念なことでした。
放言、暴言で知られる人ですが、彼の場合、分をわきまえていて、自分に何が出来るか、何をすればよいか、何をしたらいけないか、が良く分かっておられるように思います。
ここ数日の彼の死に関する番組を見ていると、現在進行形でそう思うのです。
ご冥福を、お祈りします。
恋人に、私が64歳になっても、君は私を必要としてくれるかい?、私に応えてくれるかい?、と問いかけるのです。
元々はポール・マッカートニーが少年時代に作った歌らしいのですが、その半世紀以上前に較べて、寿命は延び、いまの64歳はまだまだ元気な人が多く、果たして今の世の中なら64歳ではなく、80歳に変えたほうが、この歌のニュアンスが良く伝わるかもしれません。
そう言う意味においても、やしきたかじんさんの死は、まだ早すぎ、残念なことでした。
放言、暴言で知られる人ですが、彼の場合、分をわきまえていて、自分に何が出来るか、何をすればよいか、何をしたらいけないか、が良く分かっておられるように思います。
ここ数日の彼の死に関する番組を見ていると、現在進行形でそう思うのです。
ご冥福を、お祈りします。
完全生中継がされるようになってから、その人気は、関東の地方大会でありながら、全日本や出雲駅伝など遠く及ばない全国区の人気レースとなり、我が家でも、家人含め、1/2~3は箱根駅伝を良く観戦しています。
実際、関東の大学にとっては、もっとも重要な陸上のレースの一つで、ここ10年ほどでも、佐藤悠基の大記録や、山の神今井正人、新山の神、竜神柏原竜二など、深く記憶に残る印象的な選手が多く、またそのような有名選手だけでなく、出場選手全てが、ドラマを背負い、自分のたゆまぬ努力をぶつけて疾走している様子は、長丁場のレースにも拘わらず、観ていて飽きる事がありません。
問題もあって、あまりにも箱根偏重となっている関東大学長距離界、そして渡辺康幸などのように、箱根で燃え尽きたと云われ、卒業後、長距離ランナーとして、活躍しきれなかった選手も少なくありません。また、実際に、これだけ盛んな長距離チームレースがあるにも拘わらず、個人戦とも云えるマラソンでは、女子に較べ、国際大会での成績は今ひとつ芳しくありません。
また、派生のイベントですが(私も数年前まで知らなかったのですが)箱根でのレースが終わってから、各大学や一般参加の人も含め、同じコースでゴミ拾いする、もう一つの箱根駅伝、というものが実施されていて、その後、より規模が大きくなって、東海道沿いや各地でゴミ拾い駅伝しようという運動があるそうです。

あまり紹介されないので、よく知られていない活動ですが、綺麗に見える街でも、結構なゴミが落ちているものなので、ゴミを散らかす側の人たちに、もっと知ってもらいたい運動です。
実際、関東の大学にとっては、もっとも重要な陸上のレースの一つで、ここ10年ほどでも、佐藤悠基の大記録や、山の神今井正人、新山の神、竜神柏原竜二など、深く記憶に残る印象的な選手が多く、またそのような有名選手だけでなく、出場選手全てが、ドラマを背負い、自分のたゆまぬ努力をぶつけて疾走している様子は、長丁場のレースにも拘わらず、観ていて飽きる事がありません。
問題もあって、あまりにも箱根偏重となっている関東大学長距離界、そして渡辺康幸などのように、箱根で燃え尽きたと云われ、卒業後、長距離ランナーとして、活躍しきれなかった選手も少なくありません。また、実際に、これだけ盛んな長距離チームレースがあるにも拘わらず、個人戦とも云えるマラソンでは、女子に較べ、国際大会での成績は今ひとつ芳しくありません。
また、派生のイベントですが(私も数年前まで知らなかったのですが)箱根でのレースが終わってから、各大学や一般参加の人も含め、同じコースでゴミ拾いする、もう一つの箱根駅伝、というものが実施されていて、その後、より規模が大きくなって、東海道沿いや各地でゴミ拾い駅伝しようという運動があるそうです。

あまり紹介されないので、よく知られていない活動ですが、綺麗に見える街でも、結構なゴミが落ちているものなので、ゴミを散らかす側の人たちに、もっと知ってもらいたい運動です。
拙ブログで新年のご挨拶をするのも、三度目ですが、未だに、稜線から初日が昇る、おめでたい風景はご紹介できないままです。
以前から、初日の出は結構見に行くほうで、三年連続で×なのは、記憶にないくらいなのですが、ここのところ、そう遠征しないのが悪いのか、たまたまなのか、極典型的な初日の出に巡り会えていません。

この画像は、もう日の出の時刻をかなり過ぎた後なのですが、まだ雲間からうっすらと光が射す程度。

ようやく、強い曙光が射るように射してきました。このような、雲が燃えるように光り輝く様子を双眼鏡などで見ていて、いつも思うのですが、もし自由自在に空を飛べたら、この燃える雲の向こう側にいって、こちらを眺め、雲塊をいぶす光を背に、近くから眺めることが出来たら、どんなにキレイだろうと想像するのです。
乗鞍岳など、手軽に雲海を見下ろすことのできる山の上から、遠くにそのような景色を眺めたことはあるのですが、もっと近くから、陽光に照らされ、雲の端が細かくちぎれながら金色に染まっていくそんな様子を眺めてみたいのです。飛行機やヘリコプターなどでは、雲を散らし、その極上の景色に必須の静寂も得られませんので、実現不能に近いことなのですが、11000mの高空で、航空機とぶつかったことのあるマダラハゲワシや、ヒマラヤの8000m峰を越えて渡りをするアネハヅルなどは、おそらくそのような景色を見たことがあるのだろうと思うと、焦りにも似た、無謀な望みが昂ぶります。
ふと足下にセキレイがいます。じっと空を眺めているので、警戒せず寄ってきたのでしょう。

コイツでも行けるかなぁ、などと、見境がありません。
以前から、初日の出は結構見に行くほうで、三年連続で×なのは、記憶にないくらいなのですが、ここのところ、そう遠征しないのが悪いのか、たまたまなのか、極典型的な初日の出に巡り会えていません。

この画像は、もう日の出の時刻をかなり過ぎた後なのですが、まだ雲間からうっすらと光が射す程度。

ようやく、強い曙光が射るように射してきました。このような、雲が燃えるように光り輝く様子を双眼鏡などで見ていて、いつも思うのですが、もし自由自在に空を飛べたら、この燃える雲の向こう側にいって、こちらを眺め、雲塊をいぶす光を背に、近くから眺めることが出来たら、どんなにキレイだろうと想像するのです。
乗鞍岳など、手軽に雲海を見下ろすことのできる山の上から、遠くにそのような景色を眺めたことはあるのですが、もっと近くから、陽光に照らされ、雲の端が細かくちぎれながら金色に染まっていくそんな様子を眺めてみたいのです。飛行機やヘリコプターなどでは、雲を散らし、その極上の景色に必須の静寂も得られませんので、実現不能に近いことなのですが、11000mの高空で、航空機とぶつかったことのあるマダラハゲワシや、ヒマラヤの8000m峰を越えて渡りをするアネハヅルなどは、おそらくそのような景色を見たことがあるのだろうと思うと、焦りにも似た、無謀な望みが昂ぶります。
ふと足下にセキレイがいます。じっと空を眺めているので、警戒せず寄ってきたのでしょう。

コイツでも行けるかなぁ、などと、見境がありません。
昨年末に、天体イベントの当たり年(金環日食等)と感じたことを憶えています。
今年は、期待のアイソン彗星がポシャったのにも端的に顕れていますが、さほど、盛り上がる年ではありませんでした。実際、安物とはいえ天体望遠鏡は、一度も取り出しませんでしたし、2月に旅行で、非常に条件の良い観望地へ出かけた以外、遠くへ遠征もしていません。でも、一通り、各種の双眼鏡が揃い、夜になったら空を見上げては、こまごまと星空を眺めたり、ベランダから、鳥を追ったり、足もとのちいさな虫をしげしげと見つめたり、昨年よりずっと双眼鏡に親しむ一年でした。換わって、あれほど沢山買い漁った懐中電灯、電池の補充や充電器は追加しましたが、今年は一本も買いませんでした。実際に使う場面において、昨今の超大光量なライトの必要性が薄いということもありますし、魅力的な製品が少なかったということもあります。写真のほうは、今年はとうとう35mmフィルムを一本も使いませんでした。デジタルの優位性にはまだまだ疑問がありますが、なにより、ファインダーを覗くより、双眼鏡を覗くのが愉しかったということに尽きます。カメラのファインダーを覗く場合、構図や露出、その他が常に意識につきまとい、双眼鏡を気楽にあちこちに向けているのとは、趣向が違います。
このブログでは、機種ごとの特徴などをお伝えするために、割とこまごましたことを確認しながら双眼鏡を覗いているような印象だと思いますが、実際は、窓の外から景色を眺めるように、同じ景色やよく似た風景であっても、飽きずに眺めているのがいつものスタイルです。極端な言い方をすれば、写真は、とった画像を評価して愉しむ、のに対し、双眼鏡はその映像をただ体験して、堪能する、といった違いになるかと思います。ただその体験にも、使う双眼鏡によって、様々な風味の違いが出てきますし、肉眼では気づけない何かに心惹かれる事もあり、飽きずに眺めているのだと、思います。
双眼鏡以外の何らかの記事を検索してここに来られた方にも、是非とも、一台、双眼鏡を手にして頂いて、こんなブログ主の思いを分かち合って頂けたらなぁと分不相応の願いを持っていたりもするのです。
今年は、期待のアイソン彗星がポシャったのにも端的に顕れていますが、さほど、盛り上がる年ではありませんでした。実際、安物とはいえ天体望遠鏡は、一度も取り出しませんでしたし、2月に旅行で、非常に条件の良い観望地へ出かけた以外、遠くへ遠征もしていません。でも、一通り、各種の双眼鏡が揃い、夜になったら空を見上げては、こまごまと星空を眺めたり、ベランダから、鳥を追ったり、足もとのちいさな虫をしげしげと見つめたり、昨年よりずっと双眼鏡に親しむ一年でした。換わって、あれほど沢山買い漁った懐中電灯、電池の補充や充電器は追加しましたが、今年は一本も買いませんでした。実際に使う場面において、昨今の超大光量なライトの必要性が薄いということもありますし、魅力的な製品が少なかったということもあります。写真のほうは、今年はとうとう35mmフィルムを一本も使いませんでした。デジタルの優位性にはまだまだ疑問がありますが、なにより、ファインダーを覗くより、双眼鏡を覗くのが愉しかったということに尽きます。カメラのファインダーを覗く場合、構図や露出、その他が常に意識につきまとい、双眼鏡を気楽にあちこちに向けているのとは、趣向が違います。
このブログでは、機種ごとの特徴などをお伝えするために、割とこまごましたことを確認しながら双眼鏡を覗いているような印象だと思いますが、実際は、窓の外から景色を眺めるように、同じ景色やよく似た風景であっても、飽きずに眺めているのがいつものスタイルです。極端な言い方をすれば、写真は、とった画像を評価して愉しむ、のに対し、双眼鏡はその映像をただ体験して、堪能する、といった違いになるかと思います。ただその体験にも、使う双眼鏡によって、様々な風味の違いが出てきますし、肉眼では気づけない何かに心惹かれる事もあり、飽きずに眺めているのだと、思います。
双眼鏡以外の何らかの記事を検索してここに来られた方にも、是非とも、一台、双眼鏡を手にして頂いて、こんなブログ主の思いを分かち合って頂けたらなぁと分不相応の願いを持っていたりもするのです。
今朝は殊の外お天気が良く、未明の星空観望からそのままちょっと足を伸ばして、郊外の山の麓を彷徨いました。
ガスっぽい雰囲気も全くなく、この時期の遅い日の出とともに、気温も上昇し、小さな羽虫が河原に飛び交う様子を、ぼんやりと双眼鏡で眺めていました。
被写界深度が深く、非常に良好な解像度の双眼鏡では、対岸の河面すれすれを飛び交う虫の様子が良く分かり、あの行動にはどういう意味があるんだろうなどと、僅かばかりの時間ですが、無為に過ごすことができました。丁度、海辺での凪の時間のように、風も殆ど無く、咥えた煙草の紫煙も、ゆっくりと上に昇っていき、遠くからじんわりと聞こえる高架道を行き交うトラックの音以外、耳を騒がすものもありません。
思いの外、早く過ぎた時間に、ちょっと慌てて自宅へ戻り、年末の喧騒に戻るのでした。
ガスっぽい雰囲気も全くなく、この時期の遅い日の出とともに、気温も上昇し、小さな羽虫が河原に飛び交う様子を、ぼんやりと双眼鏡で眺めていました。
被写界深度が深く、非常に良好な解像度の双眼鏡では、対岸の河面すれすれを飛び交う虫の様子が良く分かり、あの行動にはどういう意味があるんだろうなどと、僅かばかりの時間ですが、無為に過ごすことができました。丁度、海辺での凪の時間のように、風も殆ど無く、咥えた煙草の紫煙も、ゆっくりと上に昇っていき、遠くからじんわりと聞こえる高架道を行き交うトラックの音以外、耳を騒がすものもありません。
思いの外、早く過ぎた時間に、ちょっと慌てて自宅へ戻り、年末の喧騒に戻るのでした。
現在時刻まで、空を見上げる回数は、普段の数十倍になりますが、どうも、具合がよろしくない。薄い雲が連綿と湧いては流れているようで、どうも、上層大気とその下層に温度差があるようで、日本海を渡ってきた湿った空気が、結露して雲の原因になってるようです。
一旦、携帯のサービスエリアまで下りてきて、気象関係のWebをチェックして、夜食を啄み、一縷の望みを託して、再度山頂付近に向かいます。悪あがき、かもしれませんが。
一旦、携帯のサービスエリアまで下りてきて、気象関係のWebをチェックして、夜食を啄み、一縷の望みを託して、再度山頂付近に向かいます。悪あがき、かもしれませんが。
未明から降り出した雨が、止む気配がなかったので、年末お掃除お片付け第二弾、サッシの網戸の掃除を朝早くに行いました。
網戸掃除に一番活躍するのは、ブラシ、洗剤等ではなくて、メラミンフォーム。そう、激落ちくんなどという商品名で売ってる、メラミンスポンジです。
昨年の記事でも書いたように、細い繊維による粗い構造が、こすりつけられることで、表面の汚れに微細に食い込んで、汚れを巻き込んで崩れ、微妙に磨り減りながら、綺麗にします。


これが、網戸に非常によろしい。スポンジが汚れすぎるとすすぎが頻繁になるので、流水で流れる汚れを落とした後、水で絞ったメラミンスポンジで軽くこするだけで、驚くほど綺麗になります。洗剤も使いませんから、すすぎ洗いの必要もありません。
網戸を掃除して今ひとつ綺麗にならないと思われている方は、是非ともお試し下さい。
何気に、素早く簡単です。
網戸掃除に一番活躍するのは、ブラシ、洗剤等ではなくて、メラミンフォーム。そう、激落ちくんなどという商品名で売ってる、メラミンスポンジです。
昨年の記事でも書いたように、細い繊維による粗い構造が、こすりつけられることで、表面の汚れに微細に食い込んで、汚れを巻き込んで崩れ、微妙に磨り減りながら、綺麗にします。


これが、網戸に非常によろしい。スポンジが汚れすぎるとすすぎが頻繁になるので、流水で流れる汚れを落とした後、水で絞ったメラミンスポンジで軽くこするだけで、驚くほど綺麗になります。洗剤も使いませんから、すすぎ洗いの必要もありません。
網戸を掃除して今ひとつ綺麗にならないと思われている方は、是非ともお試し下さい。
何気に、素早く簡単です。
普段、あまり磨かない高窓の掃除、ベランダの落ち葉の掃除、などなど、ちょこちょこと年末の掃除を始めてます。
タンスにも、新しい防虫剤を入れたり、押し入れの中を整理したり、していますと、使わなくなって、リビングから移動しておいた扇風機が目に留まりました。
片付けようと置いていたのですが、前後のガードケージを止める樹脂性のリングが、ある日自然に割れて、そのままにしておいたのです。
まぁ、こんな樹脂が静置した状態で自然に割れるってのは、射出成型の管理の悪さだと思うのですが、安価な中国製ではしょうがないのかもしれません。まぁ、運転中に割れなかっただけマシと半ばあきらめ気味です。実際、こんな割れ方をする樹脂製品というのは、ここ十数年の製品では珍しい事ではないらしく、それによる事故の例もあるようです。
リング状のパーツのテンションで、前後のガードを留めているので、生半可な接着剤では、修復出来ませんし、その内、アルミ板でも切り出して補強接着するか、買い換えるかと思っていたのですが、たまたま、ピンバイス(小さな電動ドリル)が出したままだったので、穴を開けて、縛ってみました。

割れ目を3カ所、その両脇に各2カ所、計7本の32lbテストのラインで、締め付けてガードを嵌めたところ、嵌り具合は、元よりも固いほどに成りましたので、これで来シーズンまで箱入りにして片付けることができます。ピンクのラインを使ったのは、切れたらすぐ目立つようにと考えたからです。
タンスにも、新しい防虫剤を入れたり、押し入れの中を整理したり、していますと、使わなくなって、リビングから移動しておいた扇風機が目に留まりました。
片付けようと置いていたのですが、前後のガードケージを止める樹脂性のリングが、ある日自然に割れて、そのままにしておいたのです。
まぁ、こんな樹脂が静置した状態で自然に割れるってのは、射出成型の管理の悪さだと思うのですが、安価な中国製ではしょうがないのかもしれません。まぁ、運転中に割れなかっただけマシと半ばあきらめ気味です。実際、こんな割れ方をする樹脂製品というのは、ここ十数年の製品では珍しい事ではないらしく、それによる事故の例もあるようです。
リング状のパーツのテンションで、前後のガードを留めているので、生半可な接着剤では、修復出来ませんし、その内、アルミ板でも切り出して補強接着するか、買い換えるかと思っていたのですが、たまたま、ピンバイス(小さな電動ドリル)が出したままだったので、穴を開けて、縛ってみました。

割れ目を3カ所、その両脇に各2カ所、計7本の32lbテストのラインで、締め付けてガードを嵌めたところ、嵌り具合は、元よりも固いほどに成りましたので、これで来シーズンまで箱入りにして片付けることができます。ピンクのラインを使ったのは、切れたらすぐ目立つようにと考えたからです。