テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

野菜MVP

2014-05-10 23:32:38 | 日記
3人で、一番の野菜は何か、雑談しました。
私の一押しはキャベツでした。生でも煮ても焼いても(炒めても)蒸しても食べられ、主菜、副菜、付け合わせ思いのままで、献立も多く、栄養価もそこそこ。歯応えなど食感も良く無駄になる部分も少ないなど、その理由はたくさんあります。
他には、ニンジンやジャガイモ、そしてもう一つの本命、タマネギを推す意見も頻出しました。どんな料理にもしっくりと溶け込む懐の深さは他の追随を許さず、唯一弱点は生で食べるときの苦み、でしょうか。ただ、他の食材と組み合わせてその苦みを活かすサラダにすれば弱点にはなりません。トマトと大根は信者というか、特段に強く推す方もおられましたが、トマトは栄養価は高いものの、和風のトマト料理は一般的でなく、大根は煮炊きする料理では他の野菜を圧倒しますが、サラダやおろし等の生食では、味の深みに乏しいということになりました。
とそこで、外野からも意見が飛び込み、曰く、モヤシが一番、とのこと。理由には、価格が安定していつでも買えること、適切に火を通すと、生のような食感で風味も良いこと、などを挙げておられました。賛同するにやぶさかではないのですが、モヤシ生産者の方のブログ等によると、太めのモヤシはエチレンガス等の成長ホルモンを使ったものが多く、モヤシ本来の風味があるのは、黒い豆(ブラックマッペ)の細モヤシらしく、歯応えの良い太モヤシよりも、細モヤシの方が好きなのでした。
その方は、わざわざ生産者直販(2kg入り)で購入してるモヤシに心酔してるらしく、曰く、細くて短いモヤシが一番美味しいとのこと。
閑話休題、結局キャベツ、タマネギが2強、その他特長のある野菜が猛追、というありきたりの結論になったのですが、ナスのサラダ等、面白いメニューもいくつか話題に昇り、実り多い雑談になったのでした。

カミキリ君の拘束旅行

2014-05-10 21:52:36 | 日記
記事タイトルに偽りありです。
先日のキマダラミヤマカミキリ君、近所の木に巣くわれても気分が良くないので、拘束したまま遠方へ移動し放つことにしました。小さな容器にいれたままで、カリカリカリ囓ろうとする音をずっとさせていましたので、給餌することにしました。成虫は樹液が主なお食事らしいので、硬めの綿(使用前のタバコのフィルター)に砂糖水を浸ませて与えると気に入ったのか食らいついています。移動中に適当なところが見当たらず、カミキリ君との連れ合い道中も二日目となったので、今度は蜂蜜を浸ませて与えました。すると砂糖水の時より明らかに反応が違い、むしゃぶりついています。加えて、しきりに体節をこすり合わせて、キューキュー鳴いています。まるで母乳をむさぼる乳児か、初めて裸体の女性に食らいつく少年のような、とんでもない勢いです。もうはなさないぞ、とばかりに綿を抱え込み、これでもかこれでもかと舐め尽くす勢いです。取りあえず、容器を囓ろうとはしなくなったので良し、として翌日、適当な木に放してやりました。まあ、もともとこの種類の幼虫は生木にはあまり見られないらしいので、不要な行為だったのかもしれませんが、蜜にキューキュー鳴きながらくらいつくカミキリ君の様子が興趣深く、印象に残りました。

遅めの筍

2014-05-09 22:21:13 | 日記
筍(タケノコ)は俳諧では春の季語ですが、数日前、ふと生えていたタケノコです。
見渡すと、一回り小さいのや、既に数mの高さまで伸びたのやらがあって、今年は無いのか、と思い、見過ごしている内に遅ればせながら生えて来たようです。
私の住まう地域から隣県にかけては、あまり有名ではありませんが、竹林の密集地帯で、遊びや仕事で様々な地域に出掛け、移動中に余裕があるときには、窓の外の景色を眺めるのが趣味の一つであるワタクシでも、この近辺ほど、道路沿い、線路沿いに竹林が繰り返し現れる地域にお目にかかったことは、あまりありません。その割りに、タケノコ掘りが盛んでないのは何故だろう、と、お店で国産と海外産のタケノコの価格差をみて思います。また田舎では、太い孟宗竹のタケノコでなしに、細めの真竹のタケノコは、写真のような地面から充分に突き出た状態のものを掘って、持ち帰るとすぐさまアクも抜かずに刺身で食べるのですが、これが、おいしい。竹林はその林全体が一つの個体と考えることも出来るので、どこの真竹でも刺身がおいしいとは限らない(個体差があるらしい)らしいのですが、刺身というだけあって、新鮮さがなにより重要らしいので、近くでタケノコが採れる方しか食べられない日本の味覚です。

キマダラミヤマカミキリ

2014-05-08 22:38:28 | Outdoor
まあ、身近な昆虫シリーズとでもいいましょうか、自宅近辺で捕集したムシの紹介です。
全長2~3cmの小さめのカミキリで、鞘翅が、毛足の長い体毛に密に覆われていて、そのビロード状の表面が光の当たる方向によって、金色に見えたり、茶色に見えたりするキレイなムシです。


最初、小さめのポリ袋に入れてたのですが、しばらく置いておくと厚手のポリ袋を大きな顎でボロボロになるまで噛んでました。
身の危険を感じると、体節をこすり合わせて、キューキュー鳴くのは、なんかカワイイのですが、前述の顎には気をつけないと、かなり凶悪な威力を秘めています。
カミキリムシの類は、幼虫が生木を食い荒らす為、綺麗な成虫(ルリボシカミキリ等)でも、農業、林業関係者には嫌われていますが、かなりの種類は倒木などの腐朽した木を食べるので、一概に害虫というわけではないのです。

締切

2014-05-07 23:28:40 | 日記
世の中には、締め切り、という現象があって、出版業界はじめ、応募や納期やさまざまなものを含む概念だと思います。かくいうブログなどにも、例えば毎週、とか毎日とかの更新を標榜してるようなところでは、同様に締め切りに囚われているでしょう。
拙ブログもそのはずではあるのですが、なぜかブログ主のタイダをクリティカルに反映していつのころからか、締め切られないブログになってしまっています。
というわけで、明日締め切りの文章作成真っ盛りなブログ主が、プリンターのトナーが無くなって、コンビニ印刷する方法を調べている最中なのでありました。
まあ、便利な世の中になったものなのです。

Potato Starch

2014-05-06 21:44:22 | 脱線して底抜け
ポテトスターチ、って何のことかと言いますと、イモのデンプン、つまりは片栗粉のこと。
コーンスターチっていうのはお菓子作り等にもよく使われているトウモロコシのデンプンなのですが、あまり和風や中華の料理では馴染みがなく、逆に洋風料理で馴染みのない片栗粉の英名には、ちょっと戸惑うのも、然り。
で、何の話かと言いますと、寒い時期に汁物なら何にでも片栗粉でとろみを付けることがあるという話を致しましたが、それ故、結構な量を使うので、200~300g入りの細長い袋の北海道産片栗粉、というのでは足りないな、という感じでした。で、何軒かある、スーパーマーケットの内、一軒で、大きめの500g入りを売ってるのを発見。熊本県の火乃国食品という聞き慣れない製造元ですが、原産国にスウェーデンと記載。そりゃ、スウェーデンでもジャガイモ作ってるでしょうが、わざわざ輸入して、しかも熊本の会社が極太勘亭流フォントで片栗粉なんて書いてる商品に使っているその距離感にちょっと驚きました。まあ、興味を持って買ってみて、さしたる違いは感じませんでしたが、同じ会社で〝国産〟と銘打ったちょっとだけ高い片栗粉もあり、また、先日同じ商品を見たら、原産国にドイツ、と記載してあったので、大手商社経由の安く入手できるジャガイモを国内加工した商品なんだろうな、と納得しました。

で、話はスターチ、に戻るのですが、私の汁物とろみ増進運動に協賛したかたが、同じようにラーメンなどにとろみを付けることを試してみて、気に入ったそうです。で、さらにとろみを強化、かつ、ラーメンにはイモよりコーンだろうという考えで、コーンスターチでとろみを付けることを思い立ったそうなのです。恐らくは、量が多すぎたんだろうと言ってましたが、汁ではなくコロイド状の何かに変貌したラーメンつゆに具と麺が捕らわれた半固形食物が出来た、とのことでした。まあ、外観はともかく、味は良かった、との仰せでしたし、人の味覚と視覚のギャップは乗り越えられないものではありませんので、ご当人が納得しておられるなら良いでしょう。ただ、ポテトスターチ、片栗粉と違って、コーンスターチでついたとろみ(というか、ゲル化)は温度がさめてもとろみが少なくなることはないらしく、洗いものが面倒だった。かつ胃がもたれた。との事でしたので、自分でやろうとは思いません。もしどうしてもコーンスターチで汁ものにとろみを付けないといけない局面においこまれたら、量、だけには充分留意することにします。

去年の買い物一等賞

2014-05-05 23:45:40 | Outdoor
今年の買い物一等賞は、何になるだろう、と考えていたのは、現状の最有力候補、ニコン18×70をのぞいていたときです。バカでかいだけで、何故そんなに高いのか分からない、と言う人もおられましたが、じっくり見てもらうと、その見え味に感心しておられたようなので、贔屓目無しに、よく見える双眼鏡の筆頭格でしょう。
で、そんなら、去年の一等賞はなんだ?と考えて見た時、長い間に渉って拙ブログにお付き合い頂いている方なら、恐らくは、年頭からミニ連載を企画した、勝間光学機械さんの双眼鏡、WP7×50RB-Dか、HM6.3×40SK-Dのどちらかじゃないの?と思われることでしょう。
実際、両機種はその見え味と信頼に足る堅牢性から、文字通り、座右の双眼鏡になっていますし、今後もその扱いは変わらないでしょう。タフな外装のおかげで、枕元にいつもむき出しのままぶら下がっているWP7×50RB-Dは、たまに頭をぶつけて、イテッとなりますが、なんかそのイテッというのがごく気に入っているのです。もちろん、ぶつけるための道具ではないので、星空の様子を確かめるために夜空を見上げるとき、肉眼の次に持ち出すのがこの双眼鏡で、大きな瞳径ととびきりシャープな中心像、広い視野が、夜空の状態(星が綺麗に見えるかどうか)を如実に教えてくれます。HM6.3×40SK-Dの方は、いままであまり強調してこなかった長所を挙げると、外装の色です。これからの時期、日中にアウトドアで使う場合、黒、というのは昆虫などにとって警戒色にあたり(厳密には人間の目に見える黒ではなく、IRもしくはUV領域での色合いも考慮しないといけないらしいのですが)、特に小さな野鳥にとってはカラスを、ハチにとってはクマや大型甲虫類というライバル、天敵を想起させる色らしく、例えば、セレブなバードウォッチングの代名詞、スワロフスキーの上級機には、黒、がありません。まあ、好みを優先させても問題ない程度だとは思うのですが、実際にベランダ等で野鳥を観察するとき、サッシのガラス窓に映った自分の姿を見て、黒い双眼鏡(特に金属+皮革外装のもの)を持っているときと、カーキ色の双眼鏡を持っているときとでは、同じようにガラスに映る背景の草木との溶け込み方が異なるように見える場合があります。そういう観点でもこのHM6.3×40SK-Dは評価できると言うことです。

で、それらの双眼鏡を押しのけて一等賞になっているのは、GO-KOT(ゴーコット)です。
先日、昨冬の寒い時期を全て寝袋で就寝したと書きましたが、その際、一番寝心地のヨカッタのがマットや厚い布団じゃなく、ゴーコットなのでした。また、日常で幾度となく酷使しても、フレームや脚はもちろん、張り布やその縫い目まで、全くヘタリが見えず、この軽さ(4kg)でよくもまあ、と思わせる耐久性と頑丈さが、実は最大の評価ポイントです。このブログ、トップページでなく、それぞれの記事タイトルをクリックして、単ページの記事を表示すると、このブログの人気記事、というのが下に現れますが、このところ、昨年のゴーコットの記事がいつもランクインしています。これから、アウトドアシーズンですから、さもありなんと思いますし、私も、これから何度もアウトドアで使うことになる(ごろ寝星見主体)はずです。ローコットとして、価格は高めですが、それに見合う価値のある製品だと思います。いままでは、専ら家の中で使う、それも結構な頻度で使っていたので、折り畳まず、ベランダのサッシのカーテンレールに脚を引っ掛けてぶら下がっているのが私の部屋の風物詩でした。「何、これ」と疑問を感じた方には、心ゆくまで寝心地を味わってもらうと、欲しがる方も多い(?)のです。



EDレンズの双眼鏡

2014-05-04 23:01:47 | 双眼鏡 望遠鏡
昨年より、中華ダハ双眼鏡の中~高級クラスにEDガラス(異常分散ガラス)を使用した機種が増えており、ここでも軽く紹介したり、店頭で覗いた感覚をお伝え致しました。
当ブログとしてはおおむね中華ED機については、高評価を与えていません。その第一の理由は、従来EDレンズの長所とされていた軸上色収差、色滲みの程度が、それなりでしかなかったということにつきます。ツァイスのFLシリーズ、ニコンのEDG等、超高級機の分野では、EDレンズの特長を高精度な光学系に上乗せして、非常に色収差の少ない見えになっていたものが、一部の中華EDレンズ機では、そこそこの精度の光学系の補填にしか特長が活かされていないように感じたのが大きな理由です。以前にも申し上げたように、単純な一枚構成のレンズでは、軸上色収差は大きく、補正のしようがないのですが、複数枚を貼り合わせた構成のレンズでは(アクロマート)レンズの加工と光学系の精度を高めることで、お互いのレンズの色収差を打ち消す方向に持って行くことが出来、特に低倍率の機種では、事実上、本来のEDレンズの特長に相当近い効果を得ている場合もあり、その代表が勝間光学さんの6×30シリーズなどだと思っています。
また、日本の有名ブランドや老舗望遠鏡ブランドが発売し、好評を博しているEDの40mm級ダハ双眼鏡については、最大限の高評価を惜しみなく与えているレビューも多いのですが、さほどたいしたものでは無いという評価もあり、その清濁混交している様子に、ありがちな、製造工程の品質ブレを疑ってしまいます。実際、他の分野の製品でも何度か取り上げたように、たとえ日本の企業による品質管理が励行されていたとしても、それを上回る暴れっぷりを示してくれるのがかの国の製造品質です。双眼鏡では、早くに中国に生産拠点を設け、ほとんどの生産を移管したK光機さんでさえ、生産コストの安さを売り物にする中国企業には苦戦を強いられて居る様子ですし、日本に生産拠点を残した製造メーカーさんは、市場価格を破壊したChina勢に手も足も出ず、業務用の光学機器、スポーツ用など、光学機器製造の技術を活かし、まだ生産コスト安競争に侵されていない分野に活路を見いだそうとしているようです。
そういった状況の中で、面白い製品を発見しました、made in japanの40mm級EDダハ機、ハイエンド($1000)クラスとして製造された○○光機製の双眼鏡が2機種、以前に紹介した双眼鏡倶楽部さんで数量限定販売されています。このような製品は以前はなんらかの催し物の際、少量ずつ出品され、そのイベントに行った人のみが恩恵を享受できる正規販売ルート外品として入手できたのですが、双眼鏡倶楽部の店主さんが、ある程度サンプルを使い込んだ上で、上述した中華EDダハ等とも比較した上で紹介されています。凄く興味があるのですが、つい先日18×70を入手した身としては、見送らざるを得ません。もしこれが○○光機さんでなく、○○○光機製だったとすれば、自分の持っている8×42ダハと較べてどう異なっているか気になって仕方なかったでしょう。以前に紹介した○○○光機製の6×30ダハはもう扱っておられないようなのも残念です。ともかく、私と同じように中華ED機に期待して、肩すかしをくらったひとにはクリティカルヒットな商品なのは間違いないでしょう。勝間光学さんや一二三光学さんのWeb販売ページの活性が乏しい昨今、応援したいと思っています。

艦これイベントにて

2014-05-03 22:26:28 | 日記
2月より、興味を抱いてやっている、ウェブブラウザーで遊ぶフラッシュのゲーム、艦これ、ですが、一周年記念イベントということで、新しい艦船も登場し、賑わっているようです。そのなかに、軽巡洋艦として建造され、実戦には間に合わず、復員船、そしてその後、クロスロード作戦(米軍の原爆実験)にて標的艦となった酒匂(さかわ)があります。重い史実とはうらはらに、ご覧のルックスに「ぴゃん}が口癖の艦娘(かんむす)なのですが、そのセリフの中に、クロスロード作戦に触れるものがあり、ちょっと驚いてしまいました。復員船としてのエピソードにも、最期の時にも、現代にも通じるようないろんな問題があり、この悲運の船を知ってる方など少ないはずなのですが、こうして、形は全く違うけれど、広く知られるようになったのは、皮肉っぽくもありますが、良いことだと思います。
一週間以上残してイベントをクリアーしたので、色々と関連のトピックを読んでいたところ、山形新聞のコラムで、50代の方が、私と同じように、旧日本海軍の艦船の話が若い世代の間で飛び交ってる、その原因である艦これをやってみて、いろいろと感じたことを書いておられましたが、文章の最後に「名取(軽巡洋艦)は俺の嫁」と主張して締めておられたのは、笑ってしまいました。

中盤戦

2014-05-02 23:47:56 | 双眼鏡 望遠鏡
連休中に双眼鏡活用強化を実施し、星見では序盤の劣勢を取り戻しつつあります。
空が暗くなったら、まず木星です。18倍の威力は、条件さえ良ければ、コンスタントに木星の縞を感じさせてくれます。腰を据えての星空観望スタイルは、三脚+ウォークスツールの組み合わせで、座った姿勢で天頂まで探索するのが定着してきました。三脚の手前二本の脚の間に、ウォークスツールの三角形の座面の頂点を押し込むような位置、つまり下半身が三脚の脚のしたにもぐり込むようなスタイルです。これで向こう側に突き出たV4ユニットにパン棒よろしく手を掛けてやると、三脚自身にも私の体重が均等にかかり、私がのけ反っても、三脚が支えてくれる体勢になります。45度以上違う方向を見る時は、向きを変えて座り直す必要がありますが、天頂付近の観望の場合は、結構同じ向きのままでも広範囲に見ることが出来ます。
傍から見るとオカシナ姿勢かもしれませんが、緩い地面以外では、やってる側はごく快適です。V4ユニットの角度を変えたときのアオリというか上下移動量を、ヒトが前を向いたときと上を仰ぎ見たときの目の位置の上下動と合わせるようにしてやると、エレベーターを使わずに連続して天頂から地平まで追うことが出来ますし、双眼鏡の角度は、固体潤滑剤入りの摺動面用グリースをボール部分に塗った自由雲台のおかげで、ビノホルダー部分を片手で持っていれば、いちいちロックを緩締することなしに任意に変えることができ、手を離しても安定しています。
願わくば、更に条件が良くなり(あるいは、良い場所へ行き)、双眼鏡のみならず、肉眼やテレコンビノなどで、降るような星空を観望したいと、欲求は募る一方なのです。

ロドトルラ対策

2014-05-01 22:53:55 | 日記
俗に赤カビ、といわれている、風呂場のピンク色のぬめりです。
良く洗浄しても、乾拭きせず、濡れてさえいれば、翌日にはうっすらとピンクになっていたり、調度がクリーム系で目立たない浴室でも、キッチンペーパーで拭いたりするとピンク色に汚れる、暑いときには、たまった水滴の形にピンクの輪ができている、あの正体がロドトルラと呼ばれる酵母菌の一種なのです。
同じ真菌類でも、カビ、と違い、菌糸を張ってコロニーを作るのではないので、こびり付くことは少なく(こびり付いていたら、それはロドトルラ以外の他の真菌、カビです)、どすピンクの色とぬめりが気持ち悪いのですが、カビほど人体に悪影響はないようです。石けん、シャンプーの残滓やヒトの垢などの養分がなくても、驚くほどのスピードで繁殖し、ぬめります。実はこいつら、地域にもよると思いますが、水道管の中にも居ることがあります。悪質な菌では無いため、問題になることはないようなのですが、水道管から供給されている場合(シャーレがあれば簡単に確認できます)、対策は、乾燥と殺菌しかありません。風呂場を洗ったのち(あるいは最後に重曹水を吹き付けて流す)に乾拭き、最近の浴室暖房(乾燥)も有効です。ただ、いくら洗ったり乾かしても、浴室内には常に水が溜まっている箇所が幾つかあります。排水口?もちろんです、でも排水口の汚れは、他に影響を及ぼさず流すことが出来ます。浴槽の裏側?、ここもいつも湿っています、でも、時々掃除していれば、さほど濡れることはありません(カビがついていない状態を保つ)。さらにあと一つ、潤沢に水がある場所、シャワーのホース内、ここがロドトルラの温床になる場合があります。
以前、夏場に数日家を空けたとき、帰ってきて、ホース内から、ピンクっぽい水が滴り落ちたことがあり、それ以来、浴室を使ったあとの最後には、シャワーヘッドを床まで下ろして、ホースに勾配を付けて、中の水を抜くようにしてます。ゴポゴポと結構な量がでてきます。丁度その時期、近辺ではピンクのぬめりに困っている家庭が多かったらしいのですが、水を抜くようにしてから、ウチではさほど気にならなくなりました。その後、上水道側で何らかの対策がされたらしく、近所でもマシになったということだったのですが、私はホースの水を抜くのがクセになったようで、ゴポゴポやってます。

引き続き、カラス

2014-04-30 23:39:59 | 懐中電灯
何で? と思われる記事タイトルと写真ですが、相変わらず、近所に居着いた数羽のカラスがうるさいのです。
おそらくは、ご近所でゴミの出し方などに不備のあるところが有って、それにつけこんで居座っているものと思われますが、折角本調子で鳴き出したウグイスや、他の野鳥もカラスが我が物顔で跋扈していると、なりを潜めてしまい、替わりにカラスのうるさい鳴き声が聞こえてくるので、興ざめなのです。おまけに、私にちょっかいを出してくるのも変わりない、というか、他の方にも示威行動、威嚇行動しているようです。よく、郊外の工場などで、カラスの死骸に似せた黒いビニールの作り物をぶら下げてカラスよけにしているところがありますが、何か対策がないか考えてみました。
音(破裂音、爆発音)には敏感だそうなので、先日の連発鉄砲が脳裏に浮かびましたが、クレバーな彼らはすぐ慣れてしまうでしょうし、何より、家の外で使うのは、気恥ずかしさ満点です。よって、他の方法を模索します。レーザーポインターが効果があるようですが、昔は海外通販で香港などから買えていた高出力タイプ(といっても1W以下)が買えなくなってるようなので、取りあえず、ウチに山ほどある懐中電灯の中から、焦点調節の出来る高出力タイプを持ち出しました。写真はかなり露出アンダーにしてあるので、LED素子に並んだ発光体の様子が、コリメーターレンズでそのまま投影されているのが分かります。普通の懐中電灯はこのようなLED素子の光を上手く散乱し、ある程度収束させるようになって、実際、その方が使いやすいのですが、こういうコリメーターレンズで投影するようなタイプは、より遠くの狭い範囲を強く照らすことが出来、ほんの少しレーザーポインターに近い特徴です。普通に写すと、下のようになる、強力な懐中電灯です。肉眼ではこの状態でも、充分に素子の形がわかるのですが、流石にデジカメには、ヒトの目ほどのラチチュードの広さはないようです。



まず、私自身の姿を見せつけ、近くのアンテナまでやってくるのを待ちます。いつもは私が後ろを向いた隙に頭上へと飛来してくるのですが、そのまま数十秒対峙し、手に持った懐中電灯を振り回して気を引きます。こっちを見てるな、と思った瞬間、あらかじめ焦点を絞って置いた懐中電灯をカラスに向けて照射します。疑いようもなく、アンテナの上でずっこけたカラスは、遠くへ飛び、30mほど離れた電柱のてっぺんに留まりこちらをうかがっています。ただ、それぐらいの距離ならこの懐中電灯は充分射程内です。良く狙って照らしてやると、さらに遠くへ逃げます。離れた家屋のアンテナに留まったカラスは、クチバシでしきりにアンテナを叩くようにこすっています。目がくらんだのか、怒っているのかわかりませんが、この懐中電灯が奏功するしばらくの間は、カラスも寄ってこないでしょう。

カラスにゴロを巻かれる

2014-04-29 22:39:08 | 日記
早朝、雨が上がったので、ゴミを出すついでに、クルマのボディーに残った雨粒を拭き上げ、そのまま外で一服していました。
さて、と玄関に入ろうとしたところ、数十メートル離れたテレビのアンテナに留まっていた2羽のカラスのうち、一羽がバサッと飛来し、大きく嘶いて飛び去ります。明らかに背後を衝くような感じでしたので、戻り、じっと見ていると、またアンテナ上にてこちらをうかがっている様子です。カラスに見えるところで腰を下ろし、もう一本タバコを吸って、じっくりと落ち着いた後、あらためて玄関に戻ろうとすると、また威嚇しようと飛んできます。手に持っていた雨水拭き取りに使った古いバスタオルをパンっと音がするくらい素早く振り、対抗します。明らかにあのカラスはこちらというか私個人を意識しており、どういうつもりかちょっかいを出してきます。ちょうど玄関先に有った、カセットコンロのカートリッジの先に付けるトーチを持ち出し、点火して、ティッシュペーパーを一枚、見えるように燃やします。その後、もう一分ぐらい、トーチを燃し続け、ゆっくりと引き上げます。こんどは流石に寄ってきませんが、その一時間後、クルマで出かけようとしたら、まだカラスは居て、遠くのアンテナから、近くのアンテナまで来ました。それ以上は何もしてきません。まあ、時間に余裕のある朝でしたので、オフザケの過ぎるカラスに付き合わされてしまっても、ちょっと自己嫌悪するくらいで、帰宅するまで忘れていた、そんな出来事なのでした。

美味い魚

2014-04-28 23:08:39 | 脱線して底抜け
肴ではなく、魚、食べる魚介類の事です。
日本人の鯛好きは、ハレの日の象徴として鯛の塩焼きがあるように、一般的には広く認められているとは思うのですが、個人的には、鯛アラ汁や、鯛めしの方が好みです。同様に、刺身では、鯛や平目、カンパチや鮪など、よく刺身として提供されている魚より、太刀魚や鰈、そしてガシラ(カサゴのこと)やメバルの刺身が最高だと思ってます。他に釣りたての鯖の刺身に酢味噌をつけて食べるのは、漁師か釣り人でないと出来ない最高の経験だと思ってますし、生きたままを開いてまだ身がうねっているようなアナゴをサクッとした天ぷらで食べるのは、至福のひとときだと確信しています。中紀から南紀にかけての磯が点在するような釣り場では、根魚狙いで陸釣りしていると、たまに小さめの伊勢エビが上がってくることがあります。本来なら漁業権の関係で、自分で釣ったものであっても海に帰さないといけないと聞いたことがありますが、もちろんすぐさまタオルでくるんで隠匿し、クーラーボックスの中で、バキッと二つ折りに割って、ムチムチした身を海水で味付けて食べ、ミソは殻のほうから炙ってちょっと焦がして食べるのが大好きです。アジはゼイゴを削り取ってエラとワタを抜き、スライスしたキノコ類、バターと一緒に蒸し焼きで食べたのが干物を焼いたのとは全く方向の違うおいしさで驚いたことがあります。美味しい魚を思い起こしたとき、浮かんでくるのは釣魚であり大衆魚と云われるのが殆どだなぁ、とスーパーで買ってきた切り身のパックを見ながら思うのでした。

天候不順

2014-04-27 22:50:23 | 日記
週間天気予報通り、GWの前半はパッとしない天気から始まっています。
急遽、GW明けに人と会う約束が2件入り、片方は楽しみにしながら、もう一方はちょっと気の進まない、そんな事案なのです。清濁混交というか、プラスとマイナス、ハレとケ、陽と陰、いろんな二元的要素が絡み合った複雑な気持ちで、ちょうどこの天気のようにどんよりとしているのです。また一方には、GW中の少なくとも1~2日、準備期間が要ることもあり、より気が重い。せめて夜だけでも晴れる日があってくれれば、ほおとため息の出るような星空が見えるのに、と都会の喧噪が少なくなる時期の良好な星空観望に期待しているのですが、今夜も望みは薄そうです。