テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

ビキニ

2013-07-22 22:53:54 | 日記
ビキニ(水着)の話題になりました。

まあ、いろんな方の趣向(特殊なモノ含む)が開陳されたりもしたのですが、もともと、いまのマーシャル諸島のビキニ環礁が語源だということは、ある程度若い世代の方はご存じないらしい。っつーか逆にビキニ環礁がビキニ(水着)に因んで名付けられたと勘違いしているヒトもいました。
で、ウィキペディアはじめいろいろと調べてみると、1946にビキニ環礁で実施された、米国のクロスロード作戦という原子爆弾の実験のインパクトになぞらえて、命名された水着がビキニだと云うことが分かりました。


2 Nuclear test: Able and Baker (full) !!!

上の動画はタイトルがNueclearとなっていることから分かるように、かなり後になってから公開されたものですが、広島長崎で、陸上での実地試験を終え、海上での軍事目標への効果を確認するために行われた実験です。
当時、アメリカは、政治経済文化の全てに於いて、もっともクールな国で、WW2の覇者であり、その科学、戦力、資金の象徴である原子爆弾の威力だけでなく、その暴挙に逆らえないような雰囲気すら醸成されていたようで、ビキニ、という言葉には、爆弾の衝撃だけでなく、WW2後の抗うことの出来ない新しい潮流のイメージもあったようです。

ビキニ環礁はその後も核実験に蹂躙され続け、第5福竜丸などを被曝させた水爆実験にいたるまで、その地名は、長期間、世界にインパクトを与え続けました。

もっとも、ビキニが広く着用されだしたのは、1960年代以降で、日本では、アグネス・ラムのグラビアや、宮崎美子のCMなどが、女性含む茶の間にも、ビキニの魅力を広めていったように感じています。


因みに同時期に別のデザイナーから発表された、同様の水着にはAtom、と名がつけられていました。Atomは上の動画でも分かるように、Nuclearに取って代わられて、核爆弾として使われるワードでは無くなってきています。この水着をビキニと命名した方に先見の明があったということです。

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