テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

去年の買い物一等賞

2014-05-05 23:45:40 | Outdoor
今年の買い物一等賞は、何になるだろう、と考えていたのは、現状の最有力候補、ニコン18×70をのぞいていたときです。バカでかいだけで、何故そんなに高いのか分からない、と言う人もおられましたが、じっくり見てもらうと、その見え味に感心しておられたようなので、贔屓目無しに、よく見える双眼鏡の筆頭格でしょう。
で、そんなら、去年の一等賞はなんだ?と考えて見た時、長い間に渉って拙ブログにお付き合い頂いている方なら、恐らくは、年頭からミニ連載を企画した、勝間光学機械さんの双眼鏡、WP7×50RB-Dか、HM6.3×40SK-Dのどちらかじゃないの?と思われることでしょう。
実際、両機種はその見え味と信頼に足る堅牢性から、文字通り、座右の双眼鏡になっていますし、今後もその扱いは変わらないでしょう。タフな外装のおかげで、枕元にいつもむき出しのままぶら下がっているWP7×50RB-Dは、たまに頭をぶつけて、イテッとなりますが、なんかそのイテッというのがごく気に入っているのです。もちろん、ぶつけるための道具ではないので、星空の様子を確かめるために夜空を見上げるとき、肉眼の次に持ち出すのがこの双眼鏡で、大きな瞳径ととびきりシャープな中心像、広い視野が、夜空の状態(星が綺麗に見えるかどうか)を如実に教えてくれます。HM6.3×40SK-Dの方は、いままであまり強調してこなかった長所を挙げると、外装の色です。これからの時期、日中にアウトドアで使う場合、黒、というのは昆虫などにとって警戒色にあたり(厳密には人間の目に見える黒ではなく、IRもしくはUV領域での色合いも考慮しないといけないらしいのですが)、特に小さな野鳥にとってはカラスを、ハチにとってはクマや大型甲虫類というライバル、天敵を想起させる色らしく、例えば、セレブなバードウォッチングの代名詞、スワロフスキーの上級機には、黒、がありません。まあ、好みを優先させても問題ない程度だとは思うのですが、実際にベランダ等で野鳥を観察するとき、サッシのガラス窓に映った自分の姿を見て、黒い双眼鏡(特に金属+皮革外装のもの)を持っているときと、カーキ色の双眼鏡を持っているときとでは、同じようにガラスに映る背景の草木との溶け込み方が異なるように見える場合があります。そういう観点でもこのHM6.3×40SK-Dは評価できると言うことです。

で、それらの双眼鏡を押しのけて一等賞になっているのは、GO-KOT(ゴーコット)です。
先日、昨冬の寒い時期を全て寝袋で就寝したと書きましたが、その際、一番寝心地のヨカッタのがマットや厚い布団じゃなく、ゴーコットなのでした。また、日常で幾度となく酷使しても、フレームや脚はもちろん、張り布やその縫い目まで、全くヘタリが見えず、この軽さ(4kg)でよくもまあ、と思わせる耐久性と頑丈さが、実は最大の評価ポイントです。このブログ、トップページでなく、それぞれの記事タイトルをクリックして、単ページの記事を表示すると、このブログの人気記事、というのが下に現れますが、このところ、昨年のゴーコットの記事がいつもランクインしています。これから、アウトドアシーズンですから、さもありなんと思いますし、私も、これから何度もアウトドアで使うことになる(ごろ寝星見主体)はずです。ローコットとして、価格は高めですが、それに見合う価値のある製品だと思います。いままでは、専ら家の中で使う、それも結構な頻度で使っていたので、折り畳まず、ベランダのサッシのカーテンレールに脚を引っ掛けてぶら下がっているのが私の部屋の風物詩でした。「何、これ」と疑問を感じた方には、心ゆくまで寝心地を味わってもらうと、欲しがる方も多い(?)のです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« EDレンズの双眼鏡 | トップ | Potato Starch »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿