〈戯言・物々思意〉
『空に居る物は空の物。
陸に居る物は陸の物。
海に居る物は海の物。
地球に居る物は地球の物。
宇宙に居る物は宇宙の物。
静かに過ごして居る物は静かに居る物。
動き過ごして居る物は動いて居る物。
静かな物が動く物に成る事も有り、動く物が静かな物に成る事も有る。
暑さ寒さを問わず静かに居る物、暑さ寒さを問わず動いて居る物。どちらでも有る物、どちらでも無い物。
我と我々に依る合不合、好悪、善悪正邪、白黒正負、分類分野別は、余り気にし無い。
当然、我と我々も余り気に留め無い。
名前の有無、形の有無も囚われ無い。
仕様の無い仕方の無い事の有無も囚われ無い。
喜びも有るだろう、怒りも有るだろう、哀しみも有るだろう、楽しみも有るだろう。
生も在るだろう、老も在るだろう、病も在るだろう、死も在るだろう。
一々反応する物在り、一々反応し無い物在り。
何物にも気にせず囚われぬ物、何物にも気を付け気を入れ気を配り気を張り気を込める物、何れの物も物で在るが、特に物々しい必要は無い。』
南無