一日経って

今は旦那が目覚めるのが怖い。

旦那と向き合うのが怖い。






昨日も夜に帰ってきた。

笑顔だけど「負けました」といって

残ったお金を返してきた。







なんの悪気もなく、パチンコの

話しを楽しそうにしてくる。

私はパチンコの「ぱ」の字も聞きたく

ないというのに。







旦那は約束通り、昨夜から日記を書き

始めた。





そして朝が来て…。

私は朝から出かけていたが、

帰ってきて

「今日の日記もう書いたから」と。

まだ午前中。

何をかくことがあるのか？






昨日のパチンコには、途中義父も

同じ店で打っていたのだが、

今朝義父が昨日のパチンコの話しを

してきたという。






旦那のパチンコのやり方について

アドバイスしたり、「お前は向いてな

い」と忠告されたらしい。








パチンコの話をしたことで、また

行きたくなってしまったと…、その旨

を日記に書いたのだ。






私はその話を聞いて無性に腹が立っ

た。


なぜなら、私がこの数カ月どんな思い

で思い悩み、旦那の帰りを待ち、

泣き苦しんできたか目にしていたはず

の義父が、旦那を誘発するような

ことを言っていたからだ。






義父がパチンコをするのは自由。

でも、義父と旦那は違う。

私はすぐにでも義父に抗議したかっ

た。





しかし、旦那は「親父を怒るな」と。

パチンコの話しを振ってきたのは義父

だが、旦那自身も話しに乗っかり、

楽しかったからだと。




無論、義母にも話すなと。





私は怒りのやり場を失った。





旦那が行きたい気持ちになるのは仕方

ない。そんなにすぐに気持ちを切り

替えられるなんて思ってない。





でも、それじゃ私は一体なんなんだ？






私だけひとり悩んで馬鹿みたい。







その話の後から旦那は不機嫌になっ

た。



両親にはいい顔をして、私には

何も言わなくなった。






新天地に越してきて1年。

この短い間に同居が困難だと

家を出ようかと考えたことが何度か

あった。






いつも原因は旦那と義父の関係。




今回も、旦那がパチンコに走る原因は

少なからず義父へのストレスが関係

していると思っていた。

こんなことなら家を出た方がいいん

じゃないか？と。




すると、旦那はすぐに物件を探し、

電話までかけ始めた。

結局見つからず、家に留まることに

したのだが、旦那のやる気は尋常では

なかった。






旦那曰く、

「お前が不安定になっているから。」





その原因は？あなたでは？

そうじゃないでしょ？





そう言うと旦那は一層不機嫌になっ

た。









そしてまた黙り込み、眠りにつく。











旦那は今自分の欲求と戦っている時

イライラするのもわかる。

それを受け止めるのは私。

それが私の役目。







毎日、家にいる間旦那の視線や言動に

怯えている自分がわかる。

逃げ出したいとさえ思う。







またいつ、「パチンコに行きたい」と

言われるか、旦那の機嫌が悪くなるか

そんなことばかり考えているから、

笑えない。顔を見られない。話せな

い。








こんな日がずっと続くとは思わないし

思いたくない。

でも、先も光も見えない。







本当は、お腹の子を思い、毎日笑顔で

過ごしたいのに。







私、何やってるんだろう。

愛し合って一緒になったはずなのに

いつも近くに感じていたのに、

今は何もわからない。







旦那の本心も。思いも。

これからのことも。









「当たり前の幸せ」を

感じられる日が来ますように。