鳥無き里の蝙蝠☆改

独り言書いてまーす

【考察】作業機械とベーシックインカム

2016-11-15 05:40:54 | 考察

工業製品を加工する機械。農耕地で土をうったり、根菜を掘り出したりする農耕機械。などなど。

文明の発達は「人々の仕事を減らしてきた」。しかし、ロボットなり自動化によって「仕事が奪われる」という見方もある。俺はこれに対して思ったことがあるので一筆したいと思い今回の執筆に至る。


「きちんとした分業が徹底されていれば、現代の国民が一日に8時間も働く必要はないはず」という意見がある。最低限の食べ物、次いで清潔な水、そして電気やガスや衣食住という一定の生活レベルが存在していて、その一定ラインを下回らないのであれば、人は生きていくうえでは困らないはずだ。

例えば、衣食住や電気やガスのために働くのをやめて食べ物だけに執着したスタイルで国民全員が生活したとしよう。間違いなく食べ物は余る。ならその余った分のために働くのをやめて、次は衣食住のために働くとしよう。服は十分作れたし、安全な水も確保できたし住処もたくさんできてこれ以上必要ないかな。じゃあ余った分の時間で築けた富はどうしよっか? 体の不自由な人や保助が必要な人のために使おう=病院。

ここまで文字を綴らなくても分かるようなことを書いたつもりだ。何が言いたいかと言えば、国民全員がそういう意思を持っているのであれば、今のような格差は生まれていない筈なのだ。格差を生んでいるのが誰なのかといえば、欲張りな人である。「そんなことはないだろ!一部の高額納税者にはトップアスリートやノーベル受賞者みたいな欲張りじゃない人もいるじゃないか!」反論はノーです。よく調べてくれれば分かると思いますが、東北大震災の時に寄付をした有名人が何人もいたでしょう? 知名度は問わずにいたことでしょうけど。

天災などによってたくさんの人が困った時にはそのような行いをするのが正しいのだと思います。そもそも税金というシステムは、みんなで少しづつお金を出し合って大きな買い物をするためにあるものです。

現代の技術は昔に比べてとても発展していて、生み出されてきた加工機械や農作機械は、国民全員が最低限の生活をするぐらいなら養えるはずなのです。つまり「仕事を奪う」のではなく「する必要がない」のであるということを言いたいのですよ。

話がややこしくなるのは、規模が「国全体」であるからです。これがもし10人というコミュニティだとしたらどうでしょう?10人が働かなければ何人かが飢えてしまうような環境だったとして、そこに生産性の高い作業機械なり自動機械を導入したとして、働くのはその機械を管理する2〜3人だけで済むとしたら7〜8人は働かなくても済むのです。その2〜3人という必要最低限の労力を10人の中でローテーションさせるのも良いですし、余っている人は料理を上達させるなり、音楽や娯楽を生み出すなり、好奇心が強い人はさらなる栄養素や物の成分を調べて文明の向上に貢献するなり、とにかくいくらでもやりようがあります。いずれであってもその10人にとって恩恵がある行いをしようと思う筈です。それが国というものになっているはずなのですが、1億人ともなると話が変わるようです。

この国では、日々残業し休日を返上し、体を壊して精神を病んで、それでもなお薬を飲んだり気丈に振舞ったり、弱い人は自殺をしてしまったり、etc。なぜそれが無くならないのかといえば、「一部のずるい人達」のせいであります。既得権益というやつです。

一月20万円あったらこの国ではよほど贅沢をしない限り充実した日々を過ごせると思うのですがどうなんでしょう?? 文明の発達や分業の発達によって娯楽はかなりリーズナブルになっています。昔は高価だったパソコンも安く手に入ります。図書館に通わなくても、足を棒にして歩き回らなくてもたくさんの情報を仕入れることができます。もし贅沢をしたいのであればその分だけ働けばいい。それがベーシックインカムです。

お金をもらえなくてもやりたいこと。あると思います。情熱や才能がある人は率先して行ってください。けれども、下手な人や難しい人は身を引いてください。使えない上司に敬語を使うのは嫌ですからね。

ベーシックインカムの基本的なお話もさすがにくどくなってきましたねぇ・・・。

考えればわかるはずのことの認知が足りないということは、BIの導入が先か、教育が先かって感じですね。

おーわりっ。
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