ナショナルエコノミーというのはカードを用いたワーカープレイスメントゲームです。詳細はこちらから。
目指すは国民的大企業!ということで、プレイヤーは経営者となり、資金および資産や労働者を運用してお金持ちになるゲームがこのナショナルエコノミーです。
とまぁ、軽く説明してみましたが、確か過去にも一度このゲームについて記事を書いたことがあるようなないようなw
このゲームの魅力はただ一つ。「ゲームバランスの良さ」であります。
次いで、ルールが簡単なこと。常套句ではあるが、それでいて奥が深い。
ゲームバランスの何たるかを語る資格が、私めにないことは十分把握しておりますが、購入から今に至るまででプレイした人には好評価を多くいただいております。進行の効率を良くするためのプライムポーカーチップを買った甲斐がありました。
今回書きたいのは、このゲームの大部分が現実に置き換えられるという点についてです。
このゲームで一番考えさせられることが「自転車操業」なのですが、つまるところが「運用の失敗」なのです。
一度の行動で6$か12$なら後者なのは当たり前ですよね。
二度の行動で12$+12$(合計24$)を得ることができるとしましょう。
しかし行動の仕方によっては0$+28$にもなります。
これが終盤になると
12$+12$+12$+12$+12$
(合計60$)
or
8$+8$+8$+24$+24$
(合計72$)
となったりもするわけですよ。
これを現実に置き換えると、出世できない会社で残業・休日出勤して毎年12$稼いだ場合と、定時で帰って知識や技術の取得に時間を費やした場合の違いに当てはめられたりもします。
これを現実で実行してみろと言われてもまあ容易ではないことがわかりますが、合理的に効率を考えると至極当たり前なことなんですよね。
転職や引越しや移住といったスケールで考えると難しいように思えますが、ミクロな視点で思い返してみると意外なことに誰もが合理的な選択に成功しているんですよ。
例えば、「あとでまとめて行う」というのは最もわかりやすい例です。
洗濯や食器洗いで言えば、シンク内の容量や洗濯物を置いておけるスペースさえあれば、一度に行う量が多いほど時間の短縮になります。
なぜかといえば、洗濯や食器洗いに限りませんが、ほとんどすべての作業(または行為)には"開始と終了ごとに必要になる時間が発生します"。
・エプロンを着る。
・手袋をはめる。
・髪を縛る。
・作業着に着替える。
・身だしなみを整える。
・料理する前に手を洗う。
・作業後の汚れた手(や体)を洗う。
などなど。
それらは作業や行為の一回毎に必ず必要になります。断続させればさせるほど多くの時間を消費することになります。
といったように、これだけに限らず他にもナショナルエコノミーの要素はいろんなものが現実にも置き換えられるのです。ちなみにこれはこのゲームに限ったことではありません。まったく別のように思える事同士でも、見方を変えれば選択する思考パターンは似通ってるものが多いのです。誰でも良い選択肢をとりたいのは同じことですから。
ナショナルエコノミーを遊んでいると、それを顕著に感じます。そういったタメになる気付きを得ながらも、尚且つ楽しめる。さらには、現実の経営法の基礎的なことを要求してくるので、人によっては良い教材になるでしょう。このゲームデザイナーが、ゲームデザインについて語る際に持ち出すのがCivilizationという文明を発展させるゲームなのですが、これが国によっては実際に学校の授業で使われているのだとか。
いやーすごいですね。まとめてみますか。
・ルールが簡単
・手ごろな価格
・奥が深い
・ゲームバランスがしっかりしている
・経営の勉強になる
腰が痛いのでこのへんでおわりにします^q^