ダンダダンのアニメ放送スタートしたね

OP主題歌、Creapy Nutsの「オトノケ」とオープニングアニメが最高過ぎて語彙消失。

そもそもR指定の知識量が凄まじく、曲全体を通してギミックがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれている。今回の新曲「オトノケ」に限った話ではなく、当時のフリースタイルでもその神業が遺憾無く発揮されていた。

ダンダダンはざっくりいえば幽霊と宇宙人がテーマ。日本といえば妖怪、幽霊。OP映像にはまさしく日本ならではの背景がそれはそれはもう美しく描かれている。日本人としてこれほど嬉しいことはない。原作漫画の出来がずば抜けていて、アニメ化のハードルはかつてないほど高いと思っていたが、今のところその不安がオープニング映像を観た時点で期待に変わっている。

暗いニュースばかりの昨今でも、音楽や映像などといった芸術作品、創作は未来への不安をかき消してくれるようだ。

興奮した視聴者は、知人とそのワクワクを共有したがるだろう。絵描きは自分の今一番熱中してるものを書きたくなるからきっと二次創作に没頭するかも。音楽家なら耳コピしたり、歌の人ならオトノケをカバーしたくてたまらなくなっているかも。もっと作品の深部や詳細に触れたい人や理解を深めたいと思った人は作品内で扱われている幽霊や宇宙人についてだったり元ネタの情報を調べ漁っているかも。原作の最新話まで既読の人は考察という娯楽に打ち込んでいるかも。

いろんな人がいる。人は感動した時、衝動で行動する。ある人は創作活動、またある人は模倣、追求、このブログで今こうして思いのままを書き殴っている自分だって同じ。

ハンターハンター、葬送のフリーレン、メイドインアビス 、続きが気になる作品はたくさんある。でももしかしたら日本の運命はみんなが思っている以上に残酷なものかもしれない。荒れ狂う時代のうねりに流されてしまう可能性だって決して低くないと、そう思ってしまうような出来事がたくさん起きている。

覇権主義や優生思想に、人々のひたむきな情熱や優しさが今にも押しつぶされてしまうんじゃないかと、不安でならない。日本人として、日本でこそ育まれ産み出されたダンダダンという作品には最大のリスペクトを贈りたい。こんな時代でもひたむきなままでいてくれて本当にありがとう。