めぐるの日記

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サンライズ出雲

2023年07月11日 | 鉄道
運行開始から四半世紀、ようやく“サンライズ出雲”に乗った。寝台特急に乗るの本当に久しぶり。確か“あかつき”で神戸から佐世保に行った以来。これまた四半世紀ぶりだ。なかなか切符が取れないって評判もあり、乗る機会が今までなかった。

出発時間は22時近くで、乗車したら直ぐに寝てしまうかと思っていたが、やはりワクワクして熟睡出来なかった。日付をまたぐ冨士川橋梁を渡る辺りで一度目が覚めた。それから2時間ほどが経ち、分岐器音が騒がしく聞こえた名古屋駅で起きた。しばらく車窓をうとうと眺める。新幹線だと次々に渡る岐阜三川も、少し上流を弧を描くように走る東海道本線だとかなり間隔を空けて渡ることになる。月明かりにぼんやり浮かぶ河川の風景もなかなかいい感じだ。“大垣駅”を通過し、横になって30分ほどだったか、列車が動いていなかった。米原駅で運転停車だ。2分ほどで再び動き出す。時刻は3時40分頃、ここからはほとんど横になれなかった。野洲の車両基地を過ぎ、瀬田川を渡り東山トンネルを抜けると京都駅通過だ。JRや近鉄の車両がホームで始発の時を待っている。桂川を渡ると関西圏の車両がいっぱい見られる向日町だ。山崎の古戦場跡、大カーブを過ぎ新大阪を通過。淀川を渡り、大阪駅でも2分ほど運転停車。そう言えば、この列車に乗ってから一度も警笛を聞いていない。機関車に牽かれた客車寝台で聞く夜中の機関車の警笛って“夜行列車旅”気分が上がったものだけど。夜も明けて明るくなってきた須磨~垂水辺りの海岸線の車窓を楽しむ。西明石を過ぎたあたりでうとうととし、気がついたら姫路を過ぎていた。乗車前に買い込んだおにぎりで朝食をとる。間もなくこの列車のハイライトとも言える切り離しが行われる岡山駅だ。多くの人が見守るなか、幌が外され貫通扉が閉められるいい光景だ。
当たり前だが、高松に向かう皆さんはこの場で出発のお見送りは出来ない。岡山駅を出ると、ここからは伯備線を北上だ。倉敷を過ぎると、山陽新幹線高梁川橋梁と交差する。言わずもがな、撮り鉄さん達の聖地のひとつだ。およそ3時間、山間を走るこの区間の車窓も決して見飽きることがない。高梁川、国道180号とつかず離れずで進み、竹田城同様雲海の城で知られる“備中松山城”の麓を駆け、渓谷をくねくねと走る。主要駅のひとつ新見駅を過ぎ、やがて鳥取県に入る。上石見駅など何カ所かで交換停車。車内では、沿線名所の案内放送も流れる。国道181号、日野川越しに鬼のオブジェが見えてくるともうすぐ米子だ。“大山”の観光案内放送が流れたけど、反対側で見られなかった。大きく左カーブして到着だ。

ホームには“WEST EXPRESS 銀河”をお迎えした時の痕跡が。
米子と言えば“後藤総合車両所”なのに“扇形機関庫”撮り損なった。そんなこんなでおよそ30分、終着駅“出雲市駅”に到着。心地よい疲労感と寝不足のまま、いざ出雲観光へ!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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私も・・・ (店長です。)
2023-07-11 17:43:55
サンライズは乗って見たいです・・日本海、トワイライト、北斗星、北陸、カシオペア、あけぼのは何とか乗れましたが、どうしてもサンライズのチケットが何度挑戦しても取れません。冥土の土産に是非乗って見たいです。素晴らしい記事ありがとうございます。。
Unknown (2008cbp)
2023-07-11 17:47:10
ありがとうございます。切符を取って是非乗ってみてください。ワクワクしすぎて寝不足間違いなしです!

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