かりんとうの小部屋Z

このブログでは趣味や仕事や生活について、まったりと語っています。

研修生問題

2009年05月16日 21時36分55秒 | 仕事
検索フォームニュース記事 指定なし 注目のピックアップ 国内 政治 経済 地域 海外 スポーツ エンターテインメント IT・テクノロジー ゲーム・アニメ コラム
注目のキーワード : 富田林 高1殺害 鳩山邦夫 俊輔移籍問題 三沢光晴さん死亡
中国人研修生23人、悲惨な労働条件を訴える―山口県
(Record China - 05月18日 15:23)

日記を読む(99)


16日、山口県一般労働組合などが柳井市内で開いた集会で、同県周防大島町と岩国市で縫製作業に従事していた中国人研修生23人が劣悪な労働条件を訴えた。
2009年5月16日、華字紙・日本新華僑報によると、山口県一般労働組合などが柳井市内で開いた集会において、同県周防大島町と岩国市で縫製作業に従事していた中国人研修生23人が劣悪な労働条件強いられていたことを口々にを訴えた。中国新聞網が伝えた。

組合によると、この中国人研修生23人のうち22人が女性で、年齢は22歳から39歳。07年4月と08年4月に研修生として来日した後、日本政府が定める日本語研修も受けないまま、すぐに縫製工場で働くよう命じられた。実習生になってからも毎日10数時間の労働を強いられたが、報酬は月わずか5~6万円だった。残業代も法定の最低賃金を下回る1時間250円~300円しか支払われなかった。

研修生たちは集会で、「パスポートや預金通帳を取り上げられた」「残業代が安いと申し出たら『中国に追い返す』と脅された」「仕事でミスをすると椅子を蹴られた」などと悲惨な実情を訴えた。中には泣きながら「夢を抱いて日本に来たのに全て壊された」と話す人もいた。(翻訳・編集/NN)



研修生だけに限った問題ではないところ

①「毎日10数時間の労働」
と書いてあるが、日本人の労働時間は8時間ぐらい。そこに残業2時間で10時間。
10数時間の数時間がどれほどかわからないが、日本の「ブラック」と呼ばれる会社ならこれと同じようなことはいくらでもあるのではないでしょうか。(まあ、是正すべきだと思うが)

②「仕事でミスをすると椅子を蹴られた」
これではわからない。椅子を蹴られることぐらいはあると思う。馬鹿とかいわれることだってあるでしょう。(是正すべきだとは思うが)

記事に書いてあるこの2点からいえることは、これは対日本人に対しても起りうることであり、ことさら研修生に対して云々という話ではないということ。この記事はよくある、「日本人のことはほっといて外国人の問題をことさらにとりあげる」やり方をしています。

「研修生として来日した後、日本政府が定める日本語研修も受けないまま、すぐに縫製工場で働くよう命じられた。」
これは曖昧でよくわからないのですが、中国でも日本語を勉強しなかったのかな?全く日本語教育を受けいていないのだったら問題ありますね。日本に来てから1ヶ月の集合研修を受けることはとりあえずは決まっていますが、やらない場合もあると思う。1ヶ月しっかりやる場合もあるし、急に終わってしまう場合もある。
まったく日本語ゼロで赴日する研修生もいる。
これは組合・会社がどうなっているのかわからないからなんとも。

「報酬は月わずか5~6万円だった。」
JITCO(財団法人国際研修協力機構)のページに賃金のことは書いてなかったでしたっけ?
赴日前に給料のことは連絡を受けているはずです。
私が働いている送り出し機関でも、給料はこのくらいですよ、と先に言って納得してもらっています。まさかこの研修生たちも知らずに来たということはないでしょう。もし企業から事前に「もっと給料を払う」と言っていたなら、契約違反であり、問題がありますが。でもだいたい5-6万は適当ですよ。

5-6万は日本では安いが、外国人から見ると高給です。中国人の月収は1000元(2万ぐらい?)だから、日本でもらえるお金が高給であることはまちがいない。私は今中国にいて月3000元程度=5万ぐらい?しかもらっていない。(つまり6万に満たない!!研修生のが高給取り!)
日本人の給料感覚でいったら6万は安いが、外国では違う。第一、研修生に月20万も払ったら意味がないです。
これは企業が外国人研修生を雇おうと思う一番適切な値段。10万では高くて雇うメリットは少ないし、3・4万ではそれこそあくどい感じがするし。

私はこの研修生制度によって自分の人生を自分の努力で変えた人たちを何人も知っています。貧しくて学校に行けなかった人が頑張って日本語能力試験1級合格したり、もしこの制度がなければ農村で日々に追われながら一生を終えたであろう人が、日系企業で活躍したり先生になったり。

記事にされているようなことは確かにあって、是正すべきだとは思いますが、いい面もしっかり記事として伝える努力をしていただきたいと心から願うばかりです。