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全国一般東京東部労働組合の記録

ミャンマー人焼肉店店員が利息を付けて不払い賃金取りもどす!

2022年10月12日 07時10分09秒 | 外国人労働者
焼肉店「炭火焼肉 遊山」に勤務していたミャンマー人アルバイトのリンタイさんは、7月31日の退職後も7月分賃金が支払われないまま、2ヵ月あまりが経過。このほど、東部労組に加入し不払い賃金の全額返済を求め10月3日、運営会社「フクユウ」との団体交渉に臨みました。

団体交渉には、リンタイ組合員のほか矢部明浩東部労組書記次長、在日ミャンマー市民協会からチョウチョウソー理事が参加。不払い賃金全額と支払い日経過後の遅延利息を勝ち取りました(写真 左:リンタイ組合員、右:チョウチョウソー在日ミャンマー市民協会理事)。

経営者による賃金不払いは、労働者の生活を直撃し貧困にも導く恐れのある絶対に許されない行為です。賃金確保法(賃金の支払いの確保等に関する法律)では、不払い全額の返済はもちろん、経営者へのペナルティーとして「遅延利息」を科しています。退職者については年利14.6パーセントとかなりの高額です。

賃金不払いに関しては、労働者個人が労働基準監督署へ申告し経営者に対し是正勧告を出させることで通常取りもどせますが、遅延利息については、監督署がその付加を指導することはめったになく、裁判の提起か労働組合による団体交渉でしか勝ち取る方法はありません。

リンタイ組合員は、会社の賃金不払いにより「この2ヵ月間は友人から借金するなど生活がとても苦しかった」と訴え、「これからも自分のような労働者を出さないよう会社にシッカリ反省してもらいたい」と遅延利息の支払いを堂々と要求。今回の団体交渉でその主張が貫徹されました。

職場で働く外国人労働者の皆さん、賃金不払いがあったら東部労組へ加入し遅延利息とともに取りもどしましょう!
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